黙示録15章1-4

イエス様はキリスト教徒だけの神様ではありません。全ての人の王であり、全ての人を裁く方です。

どんなに強い権力者も国も滅びます。モーセの時代、最強だったエジプト軍は紅海に沈みました。神様は地上のあらゆる権力や支配を滅ぼしてしまう方です。僕らは一時的に国や権力の下にいますが、それは神様が一時的に与えた力や秩序です。どんな力もそれが神様から出ていないものなら滅ぼされます。かつて、モーセとイスラエル人たちがエジプトの大軍が溺死体となって浜辺に打ち上げられているのを見て、神様を恐れて賛美しました。（出エジプト15章）

同じように、この世界の終わりにも恐ろしく思えた悪の権力は滅び去ります。そして、悪魔の手先である獣を拝み従っていた人たちも滅ぼされます。聖書はそのほろびを次のように書いています。

（14章9-11節）

もしだれかが獣とその像を拝み、自分の額か手に刻印を受けるなら、その者は、神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた、神の憤りのぶどう酒を飲み、聖なる御使いたちと子羊の前で火と硫黄によって苦しめられる。彼らの苦しみの煙は、世々限りなく立ち上る。獣とその像を拝む者たち、また、だれでも獣の名の刻印を受ける者には、昼も夜も安らぎがない。」

悪の力がこの世界を支配している期間は、イエス様を信じ従う人は買い物もできなくされ、苦しめられ、殺される人も多くあります。（13章15-17）しかし、イエス様に対する信頼と、それゆえの忍耐が与えられた人には感謝と賛美が与えられ、殺されても平安があります。聖書は言います。

（14章13節）

「書き記せ、『今から後、主にあって死ぬ死者は幸いである』と。」御霊も言われる。「しかり。その人たちは、その労苦から解き放たれて安らぐことができる。彼らの行いが、彼らとともについて行くからである。」

ヨハネは天の様子を見せられました。そして僕らにもそれを知らせてくれています。地上では忍耐を強いられ苦しめられた人たちが天では彼らは喜びいつも賛美を歌っています。手には竪琴を持っています。

（15章2-4）

私は、火が混じった、ガラスの海のようなものを見た。獣とその像とその名を示す数字に打ち勝った人々が、神の竪琴を手にしてガラスの海のほとりに立っていた。

彼らは神のしもべモーセの歌と子羊の歌を歌った。「主よ、全能者なる神よ。あなたのみわざは偉大で、驚くべきものです。諸国の民の王よ。あなたの道は正しく真実です。主よ、あなたを恐れず、御名をあがめない者がいるでしょうか。あなただけが聖なる方です。すべての国々の民は来て、あなたの御前にひれ伏します。あなたの正しいさばきが明らかにされたからです。」

世界は終わりに向かってますます苦しく、暗くなり、悪魔とその力が支配するようになって行きます。イエス様は言われました。「これらのことが起こり始めたなら、からだをまっすぐにし、頭を上に上げなさい。贖いが近づいたのです。」（ルカ 21:28）「あなたがたは、やがて起ころうとしているこれらすべてのことからのがれ、人の子の前に立つことができるように、いつも油断せずに祈っていなさい。」（ルカ21:36）

神様とイエス様の裁きと勝利が確定し、天ではすでに勝利の喜びの賛美が歌われています。それを神様は今日も聖書を通して僕らに開示してくださっているのが黙示録です。忍耐の先に喜びと賛美があります。僕らはすでに救われていますが、まだ終わってはいません。でも、喜び祝うのは決定事項です。だから僕らはすでに歌い始めます。天の賛美と地上の賛美は繋がっています。今日も勝利を歌いましょう。今日も賛美を歌いましょう。神様、あなただけが聖なる方、勝利の方、全ての人が賛美し礼拝する唯一のお方です。ハレルヤ！