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2023年9月6日水曜日

ルツ4章

 ルツ4章


僕らは前例が好きでです。「ああ知ってる」「前もこうだった」という安心感があります。自分の理解や経験の範囲の中にいたがるのが僕らです。でも、神様は違います。いつも前例を超えて新しいことをなさいます。神様のなさることは特例だらけです。しかも「これ律法と違うじゃん」と思うこともちょいちょい起こります。「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして、人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである。」と聖書は言います。(1コリント2.9)僕らに問われるのは神様への信頼です。神様はルールや前例に縛られることのない方です。


ユダヤ人ナオミが飢饉のために偶像礼拝の国モアブに引っ越しを余儀なくされたことは想定外でした。(1.1)そこで夫が死んだことも、2人の息子がモアブ人女性と結婚したことも想定外でした。しかも律法違反でした。さらに、二人の息子が死んでその嫁たちだけが残されたことも予想外です。(1.5-7)思い通りにならないことだらけです。


そんなナオミの人生でしたが、神様は残された嫁であるモアブの女ルツを用います。ベツレヘムの有力者ボアズは律法に従って公式にナオミと死んだ夫、息子たちの所有物と土地を買い取り、残されていたモアブ人の嫁ルツもボアズのものとなり妻となりました。


(9-13)

9ボアズは、長老たちとすべての民に言った。「あなたがたは、今日、私がナオミの手から、エリメレクのものすべて、キルヨンとマフロンのものすべてを買い取ったことの証人です。

10また、死んだ人の名を相続地に存続させるために、私は、マフロンの妻であったモアブの女ルツも買って、私の妻としました。死んだ人の名を、その身内の者たちの間から、またその町の門から絶えさせないためです。今日、あなたがたはその証人です。」

11門にいたすべての民と長老たちは言った。「私たちは証人です。どうか、主が、あなたの家に嫁ぐ人を、イスラエルの家を建てたラケルとレアの二人のようにされますように。また、あなたがエフラテで力ある働きをし、ベツレヘムで名を打ち立てますように。

12どうか、主がこの娘を通してあなたに授ける子孫によって、タマルがユダに産んだペレツの家のように、あなたの家がなりますように。」

13ボアズはルツを迎え、彼女は彼の妻となった。ボアズは彼女のところに入り、主はルツを身ごもらせ、彼女は男の子を産んだ。



町の人たちも長老たちもボアズを祝福し、ルツとの結婚を祝福しました。ボアズとルツへの祝福の言葉に先祖たちの名前が出てきますが、どの人も想定外の、しかも問題の多い人たちです。


人々は祝福して言います。「あなたの家に嫁ぐ人(ルツ)を、イスラエルの家を建てたラケルとレアの二人のようにされますように。」(11)ラケルとレアとは、イスラエルの先祖ヤコブの二人の嫁の名前で、しかもこの二人は実の姉妹でそれゆえにヤコブを取り合い、妬み合い、争い、トラブルが絶えない家族になってしまいました。それでも、神様は問題だらけのラケルとレアを通して12人の子どもを与え、その12人はイスラエルの12部族の先祖となりました。人々は「イスラエルの家を建てたラケルとレアの二人のようにされますように。」とルツを祝福します。



また、人々は「主がこの娘を通してあなたに授ける子孫によって、タマルがユダに産んだペレツの家のように、あなたの家がなりますように。」と祝福します。(12)このタマルもユダも問題のある夫婦です。タマルとはユダの息子の嫁ですが、その息子は死んでしまいました。夫(ユダの息子)を失ったタマルは売春婦を装って義父ユダと関係を持ち妊娠します。そのようにして生まれたのがペレツです。予想外の不幸に加えて人間の罪や肉欲が入り混じった中で生まれたのがペレツです。このペレツがボアズの先祖となりました。


人々が祝福の代名詞のように持ち出すラケルもレアもタマルもユダも罪深い人たちです。

それでも神様の愛と恵みは人の予想を遥かに超えて与えられます。罪深く、予想外の出来事から良いご計画をなさる神様を人々は誉めたえます。元々偶像礼拝の国モアブの出身だったルツはナオミにとって祝福された愛する嫁になりました。ルツも義母ナオミを誰よりも愛し仕える嫁となりました。人々はナオミを祝福して言います。



(14-15)

14女たちはナオミに言った。「主がほめたたえられますように。主は、今日あなたに、買い戻しの権利のある者が途絶えないようにされました。その子の名がイスラエルで打ち立てられますように。

15その子はあなたを元気づけ、老後のあなたを養うでしょう。あなたを愛するあなたの嫁、七人の息子にもまさる嫁が、その子を産んだのですから。」



僕らは自分の理解や経験の範囲の中で安心したがります。でも、神様のなさることは大きすぎて僕らの予想には入りません。神様の恵みは人の欠点や過去に縛られず、むしろ、そのようなトラブルを恵みに変える方です。罪の増し加わるところに恵みも満ちあふれます。(ローマ5.20)予想外の悪い出来事も神様の想定の範囲内です。今日も絶望せず、不平、不満ばかり見つめるのではなく、神様に信頼しましょう。死んだ骨が生き返り、荒野に川を流す神様です。僕らの苦しみは通過点です。大丈夫です。ハレルヤ!



2023年9月5日火曜日

ルツ3章

ルツ3章  祝福される一歩は神様の言葉に従って行動し始めることです。祝福された結婚をしたい人は見かけとか収入よりも神様に誠実な人を選ぶことです。夫と息子が死んでしまったナオミは残された息子の嫁ルツの幸せを願います。そして、ルツが幸せな再婚ができるように、神様の律法に従って行動するようにルツに言います。


旧約聖書の律法によると、子どもがいないまま男性が死んだ場合は、残された妻を買戻しの権利のある者と再婚し、子どもを産んで死んだ者の名を残すようにと定められています。(申命記25.5-10)その町の有力者ボアズはルツにとってまさに買い戻しのある親戚でした。ルツから見ると親子くらいかそれ以上歳の離れた男性ですが、彼は神様に誠実な人でした。そこで、ナオミはルツにボアズの近くにこっそり行って寝て、ボアズに従うようにと言います。


(1-5)

1姑のナオミは彼女に言った。「娘よ。あなたが幸せになるために、身の落ち着き所を私が探してあげなければなりません。

2あなたが一緒にいた若い女たちの主人ボアズは、私たちの親戚ではありませんか。ちょうど今夜、あの方は打ち場で大麦をふるい分けようとしています。

3あなたはからだを洗って油を塗り、晴れ着をまとって打ち場に下って行きなさい。けれども、あの方が食べたり飲んだりし終わるまでは、気づかれないようにしなさい。

4あの方が寝るとき、その場所を見届け、後で入って行ってその足もとをまくり、そこで寝なさい。あの方はあなたがすべきことを教えてくれるでしょう。」

5ルツは姑に言った。「おっしゃることは、みないたします。」



近づいて寝ることで不法侵入として捕まったり、追い出される可能性は十分あります。今まで落穂拾いをさせてもらいましたが、今後出禁になるかもしえません。しかもルツは外国人です。再婚させてもらう可能性は人間から見ると低すぎます。むしろ今までの信頼を失うかもしれません。人から見るとリスクだらけです。それでも、義母の言う通りに従い、こっそり近づいてボアズの近くに寝ます。理由はボアズが聖書が教える買い戻しのある親類だから、です。唯一の理由は聖書です。ボアズは夜中に気がついて驚いて起き上がります。


(8-9)

8夜中になって、その人は驚いて起き直った。見ると、一人の女の人が自分の足もとに寝ていた。

9彼は言った。「あなたはだれだ。」彼女は言った。「私はあなたのはしためルツです。あなたの覆いを、あなたのはしための上に広げてください。あなたは買い戻しの権利のある親類です。」



ボアズは追い出しませんでした。むしろ、ルツの行動に誠実さを見出し感心しました。この世の魅力とか富とか損得でなく、ただ神様のみことばに誠実であろうとし、ユダヤ人である義母に教えられた律法に従い、歳の離れたボアズのところに来たことに感心しました。


(10-13)

10ボアズは言った。「娘さん、主があなたを祝福されるように。あなたが示した、今回の誠実さは、先の誠実さにまさっています。あなたは、貧しい者でも富んだ者でも、若い男の後は追いかけませんでした。

11娘さん、もう恐れる必要はありません。あなたが言うことはすべてしてあげましょう。この町の人々はみな、あなたがしっかりした女であることを知っています。

12ところで、確かに私は買い戻しの権利のある親類ですが、私よりももっと近い、買い戻しの権利のある親類がいます。

13今晩はここで過ごしなさい。朝になって、もしその人があなたに親類の役目を果たすなら、それでよいでしょう。その人に親類の役目を果たしてもらいましょう。もし、その人が親類の役目を果たすことを望まないなら、私があなたを買い戻します。主は生きておられます。さあ、朝までお休みなさい。」


この行動から始まり、ルツの孫からダビデが生まれ、その子孫からイエス様が生まれます。神様は僕らを苦しめるのではなく祝福しようとなさっています。そして祝福される一歩は神様の言葉に従って行動することです。神様のご計画は僕らが考える計画よりもずっと優れています。僕らの選択が今日も人の考えにまさる神様のことばに従うものでありますように。ハレルヤ!

2023年9月4日月曜日

ルツ2章

 ルツ2章


「神様からの祝福がありますように」と祈るし、言います。「主が共におられますように」とも祈るし、言います。じゃあ、実際に神様がどのように相手を祝福してくれるのか、というと、僕らの行動が用いられます。相手の祝福を祈ることは、僕らが神様の器として用いられることです。また、僕らは神様の救いや助けを求めます。じゃあ、実際にどうやって助けが与えられるのか、というと、やはり神様は人を用いられます。僕ら人間は神様の祝福を具体的に行動で表す神様の器のようです。



(ヤコブ2:16-17)

あなたがたのうちだれかが、その人たちに、「安心して行きなさい。暖かになり、十分に食べなさい。」と言っても、もしからだに必要な物を与えないなら、何の役に立つでしょう。それと同じように、信仰も、もし行ないがなかったなら、それだけでは、死んだものです。



ルツはイスラエル人の夫を失ったモアブ人でした。モアブ人は外人です。でも、ルツは夫の母が信じるイスラエルの神様を慕い、義母を慕ってベツレヘムに移住してきます。ルツの信仰と願いはこうです。



(1.16-17)

ルツは言った。「お母様を捨て、別れて帰るように、仕向けないでください。お母様が行かれるところに私も行き、住まれるところに私も住みます。あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。(…中略…)もし、死によってでも、私があなたから離れるようなことがあったら、主が幾重にも私を罰してくださるように。」



神様を求める人に神様は答えてくださいます。ユダヤ人であっても外人であっても差はありません。貧しい移住者ルツは落穂を拾って食糧にするしかありませんでした。が、はからずもその畑は有力な、しかも、信仰的な、しかも、亡くなったルツの夫の父の親戚でした。



(2-3)

2モアブの女ルツはナオミに言った。「畑に行かせてください。そして、親切にしてくれる人のうしろで落ち穂を拾い集めさせてください。」ナオミは「娘よ、行っておいで」と言った。

3ルツは出かけて行って、刈り入れをする人たちの後について畑で落ち穂を拾い集めた。それは、はからずもエリメレクの一族に属するボアズの畑であった。



ベツレヘムの有力者ボアズはそこで働く従業員たちと会うたびに彼らを祝福していました。また、従業員たちもボアズを祝福していました。神様の祝福と愛が現れているような畑でした。



(4)

ちょうどそのとき、ボアズがベツレヘムからやって来て、刈る人たちに言った。「主があなたがたとともにおられますように。」彼らは、「主があなたを祝福されますように」と答えた。



彼らの祈りや祝福は口先だけではありません。神様の祝福と恵みはボアズを通して、そして従業員たちを通して現れます。神様はルツをその畑に導き、神様からの祝福がボアズと従業員たちを通して注がれます。



(8-13)

8ボアズはルツに言った。「娘さん、よく聞きなさい。ほかの畑に落ち穂を拾いに行ってはいけません。ここから移ってもいけません。私のところの若い女たちのそばを離れず、ここにいなさい。

9刈り取っている畑を見つけたら、彼女たちの後について行きなさい。私は若い者たちに、あなたの邪魔をしてはならない、と命じておきました。喉が渇いたら、水がめのところに行って、若い者たちが汲んだ水を飲みなさい。」

10彼女は顔を伏せ、地面にひれ伏して彼に言った。「どうして私に親切にし、気遣ってくださるのですか。私はよそ者ですのに。」

11ボアズは答えた。「あなたの夫が亡くなってから、あなたが姑にしたこと、それに自分の父母や生まれ故郷を離れて、これまで知らなかった民のところに来たことについて、私は詳しく話を聞いています。

12主があなたのしたことに報いてくださるように。あなたがその翼の下に身を避けようとして来たイスラエルの神、主から、豊かな報いがあるように。」

13彼女は言った。「ご主人様、私はあなたのご好意を得たいと存じます。あなたは私を慰め、このはしための心に語りかけてくださいました。私はあなたのはしための一人にも及びませんのに。」



ボアズは従業員たちにルツに親切にするように言い、昼食もたっぷり与えます。本来、貧しい外国人は畑に落ちている穂だけもらえることになっていました。(詳しくはレビ記19.9-10)でも、ボアズはなんと、わざと収穫の穂を落としてルツがたくさん拾えるように言います。ルツは1日で一エパ(22リットルくらい)の大麦をもらえました。



(14-17)

14食事の時、ボアズはルツに言った。「ここに来て、このパンを食べ、あなたのパン切れを酢に浸しなさい。」彼女が刈る人たちのそばに座ったので、彼は炒り麦を彼女に取ってやった。彼女はそれを食べ、十分食べて、余りを残しておいた。

15彼女が落ち穂を拾い集めようとして立ち上がると、ボアズは若い者たちに命じた。「彼女には束の間でも落ち穂を拾い集めさせなさい。彼女にみじめな思いをさせてはならない。

16それだけでなく、彼女のために束からわざと穂を抜き落として、拾い集めさせなさい。彼女を叱ってはいけない。」

17こうして、ルツは夕方まで畑で落ち穂を拾い集めた。集めたものを打つと、大麦一エパほどであった。



神様の愛と祝福は僕らの行動を通して与えられます。僕らの手足も口も神様の祝福を他の人に流す器です。僕らからは愛は出ないし、祝福も出てきません。でも、神様は無限の愛と祝福を持っておられます。僕らの体も心も生きているささげものとして明け渡しましょう。(ローマ12.1)もはや僕らが生きているのではなく、キリストが私たちのなかに生きておられます。(ガラテヤ2.20)僕らは神様と一緒に神様の愛を表すために造られました。今日、手足が口が心が賜物が用いられる日です。ハレルヤ!


(エペソ2:10)

私たちは神の作品であって、良い行ないをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行ないに歩むように、その良い行ないをもあらかじめ備えてくださったのです。

2023年3月3日金曜日

ルツ記2章

 ルツ記2章

神様を第一にする人には日々の必要は全て与えられる、と聖書は言います。(新約聖書マタイ6.33) その祝福は国籍や人種や資格や能力に関係がありません。(新約聖書ガラテヤ3.28)
ルツの時代の「モアブ人」はイスラエル人の敵でした。なのでイスラエルに住むことは肩身が狭いものです。いじめられることもあったようです。
ルツはその「モアブ人」です。が、イスラエル人である夫と結婚し、その神様を信じていました。夫と死別した時、姑であるナオミは「自分の国に帰りなさい」と言いますが、彼女は夫が死んでもこの神様と、そして姑を愛することを決め、偶像礼拝の故郷モアブに帰るよりもこの神様に従う人生を選びます。
(ルツ1.16)
「あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。あなたの死なれる所で私は死に、そこに葬られたいのです。もし死によっても私があなたから離れるようなことがあったら、主が幾重にも私を罰してくださるように。」
当時、夫を失った女性には何の保証もありませんでした。ただ、神様が守ってくださるという信仰だけが保証です。だからと言ってボーっとしていいのではありません。ルツは精一杯できることをします。
畑に残ったわずかな穂を拾って食料にすることは、当時の最低の仕事でした。今でいう最低賃金でギリギリの生活をするようなものです。ルツは姑を愛し養うためにも働きます。
2 モアブの女ルツはナオミ(姑)に言った。「どうぞ、畑に行かせてください。私に親切にしてくださる方のあとについて落ち穂を拾い集めたいのです。」すると、ナオミは彼女に、「娘よ。行っておいで。」と言った。
ルツは神様と姑に精一杯仕えました。彼女が信頼しているのは仕事ではなく、イスラエルの憐れみ深い神様でした。誰にも見られていなくても、神様は見ていてくださるし、神様には知られています。そして神様は実際に彼女に良くしてくださいました。
3 ルツは出かけて行って、刈る人たちのあとについて、畑で落ち穂を拾い集めたが、それは、はからずもエリメレクの一族に属するボアズの畑のうちであった。
隠れた行為は神様には知られています。そしていつか人にも知られます。ボアズにはルツが今まで神様を信頼し姑を愛し従ってきたことが聞こえていました。それで彼はルツを特別に親切にします。神様のルツへの愛と祝福はボアズを通して与えられました。神様を第一にする人には日々の必要が与えられます。しかも、豊かに与えられます。
9 刈り取っている畑を見つけて、あとについて行きなさい。私は若者たちに、あなたのじゃまをしてはならないと、きつく命じておきました。のどが渇いたら、水がめのところへ行って、若者たちの汲んだのを飲みなさい。」
10 彼女は顔を伏せ、地面にひれ伏して彼に言った。「私が外国人であるのを知りながら、どうして親切にしてくださるのですか。」
11 ボアズは答えて言った。「あなたの夫がなくなってから、あなたがしゅうとめにしたこと、それにあなたの父母や生まれた国を離れて、これまで知らなかった民のところに来たことについて、私はすっかり話を聞いています。
12 主があなたのしたことに報いてくださるように。また、あなたがその翼の下に避け所を求めて来たイスラエルの神、主から、豊かな報いがあるように。」
ボアズは従業員たちにルツを守るように命じます。神様の守りと祝福は人間を通して与えられます。今日も神様は僕らを見ていてくださいます。誰も見ていなくても、神様を第一として人を愛する決断と行動は神様の喜びです。
15 彼女が落ち穂を拾い集めようとして立ち上がると、ボアズは若者たちに命じて言った。「あの女には束の間でも穂を拾い集めさせなさい。あの女に恥ずかしい思いをさせてはならない。
16 それだけでなく、あの女のために、束からわざと穂を抜き落としておいて、拾い集めさせなさい。あの女をしかってはいけない。」
17 こうして彼女は、夕方まで畑で落ち穂を拾い集めた。拾ったのを打つと、大麦が一エパ(23リットル)ほどあった。
何の保証もなく憎まれるはずだったモアブ人のルツはボアズを通して多くの収穫と守りを得ます。ボアズの畑で働けたことも神様のご計画でした。
19 しゅうとめは彼女に言った。「きょう、どこで落ち穂を拾い集めたのですか。どこで働いたのですか。あなたに目を留めてくださった方に祝福がありますように。」彼女はしゅうとめに自分の働いてきた所のことを告げ、「きょう、私はボアズという名の人の所で働きました。」と言った。
20 ナオミは嫁に言った。「生きている者にも、死んだ者にも、御恵みを惜しまれない主が、その方を祝福されますように。」それから、ナオミは彼女に言った。「その方は私たちの近親者で、しかも買い戻しの権利のある私たちの親類のひとりです。」
神様を第一にする人は神様に喜ばれます。また、神様の喜びは人を通して現わされます。その祝福は国籍や人種や資格や能力に関係がありません。今日も主を第一にしましょう。そして、今日も貧しい人を大事しましょう。僕らは神様の愛と祝福を現わす器官です。
(新約聖書 1ヨハネ 4:12)
もし私たちが互いに愛し合うなら、神は私たちのうちにおられ、神の愛が私たちのうちに全うされるのです。

ルツ記3章

 ルツ記3章

神様のお考えは僕らの小さなアタマで考えることよりもずっと優れています。なので、神様からの祝福と導きがほしい、と願うときには神様のおしえを聞き従うことが大事です。そして、神様の導きと祝福を得ることは、僕らがぼーっとしていることではありません。神様のことばを信じ、神様の教えに従う一歩を踏み出すことです。
姑ナオミは夫を失った嫁ルツの幸せを願っていました。そしてルツの幸せを願うことは神様の教えに従って行動を起こすことでした。
旧約聖書は夫が死んでしまった女性が夫の兄弟や近い親戚と再婚して子孫を絶やさないようにすることと、土地を貧しさのために手放してしまったならそれを買い戻すことが決められています。(旧約聖書申命記25章)
姑ナオミはルツが貧しいやもめで人生を終えるのではなく、しあわせな再婚ができるようにと願いました。結婚は好き嫌いとか一時の感情で決めることではありません。聖書のことばに従いながら、確信と平安の中で導かれていくことです。
夫を失ったルツにとって、聖書通りの買い戻しの権利があり、再婚相手の可能性のある人はボアズでした。姑ナオミはルツが再婚が彼と再婚できるように行動を起こすように言います。
1 しゅうとめナオミは彼女に言った。「娘よ。あなたがしあわせになるために、身の落ち着く所を私が捜してあげなければならないのではないでしょうか。
2 ところで、あなたが若い女たちといっしょにいた所のあのボアズは、私たちの親戚ではありませんか。
ボアズもまた神様に対して誠実な人です。ナオミは彼が聖書の教えに従ってルツとの関係を誠実に考えてくれると信じていました。ナオミはルツに、彼が寝ているところの足元に行って寝るようにと進めます。ボアズは足元に女性がいることに気付くはずです。そして、彼なら必ず神様の教えの通りの次の行動を決断し導いてくれると信頼します。
4 あの方が寝るとき、その寝る所を見届けてからはいって行き、その足のところをまくって、そこに寝なさい。あの方はあなたのすべきことを教えてくれましょう。」
5 ルツはしゅうとめに言った。「私におっしゃることはみないたします。」
6 こうして、彼女は打ち場に下って行って、しゅうとめが命じたすべてのことをした。
ルツは言われた通りにボアズが寝ているところに行き、ボアズに驚かれます。
8 夜中になって、その人はびっくりして起き直った。なんと、ひとりの女が、自分の足のところに寝ているではないか。
9 彼は言った。「あなたはだれか。」彼女は答えた。「私はあなたのはしためルツです。あなたのおおいを広げて、このはしためをおおってください。あなたは買い戻しの権利のある親類ですから。」
これは「私と再婚してください」という意味でもあります。
ボアズは驚きながらもルツを誠実な女性だと認めます。もちろん、夫を失ってから神様に仕え姑に仕えてきたことをは町中の人が知っています。今回も、若い男性を追いかけているのではなく、主の教えに従いたいと願っていることがわかるからです。
10 すると、ボアズは言った。「娘さん。主があなたを祝福されるように。あなたのあとからの真実は、先の真実にまさっています。あなたは貧しい者でも、富む者でも、若い男たちのあとを追わなかったからです。
ルツと再婚することは、いろんなことが付いてくることをボアズは知っています。貧しさのため売却する必要のある土地を買い戻すこと、そして子孫を残すこと、そして姑ナオミの扶養です。人から見るなら不利益ともいえます。それでも、彼はルツの願いを聞き入れます。
11 さあ、娘さん。恐れてはいけません。あなたの望むことはみな、してあげましょう。この町の人々はみな、あなたがしっかりした女であることを知っているからです。
それでもボアズは慎重です。
聖書の教えに従うなら、ルツと再婚することに関して自分より可能性の高い親戚がいるからです。
12 ところで、確かに私は買い戻しの権利のある親類です。しかし、私よりももっと近い買い戻しの権利のある親類がおります。
13 今晩はここで過ごしなさい。朝になって、もしその人があなたに親類の役目を果たすなら、けっこうです。その人に親類の役目を果たさせなさい。しかし、もしその人があなたに親類の役目を果たすことを喜ばないなら、私があなたを買い戻します。主は生きておられる。とにかく、朝までおやすみなさい。」
今日の登場人物はみんな神様に誠実でいたい、と願う人たちです。神さまを自分のために利用するのではありません。ボアズもまた主に今後のことをお任せしました。主にお任せすることと、主のことばに従って行動することはセットです。
神様を愛し、人を愛することは、僕らの人生の目標です。神様を愛することも人を愛することも、神様のことばを大事にする中で進んでいきます。神様のご計画は僕らが考える計画よりもずっと優れているからです。
今日も僕らが神様と人を愛して歩めますように。どんな小さなことも神様のことばに聞いて判断できますように。神様のことばを考え従う人は幸いです。

ルツ記4章

 ルツ記4章

愛するとは、好き嫌いのことではありません。聖書が教える愛は相手のために犠牲を払う決断と行動です。
聖書には、夫に死なれた女性のためには兄弟か近い親戚が再婚して、死んだ人の土地を相続することが定められています。再婚相手はその土地を使用しますが、名義はあくまで死んだ人の名義です。
つまり、夫に死なれた女性と再婚しても、財産の面でのメリットはありません。むしろ扶養すべき家族と管理する土地が増えるだけです。しかも土地の名義は元夫のままです。ボアズはルツを愛し、ルツと結婚することを願いました。ルツとの再婚は犠牲を伴います。
それを決める前に、ボアズは自分よりも先にナオミとルツの土地を買い戻す権利のある親戚がいるのを知って、先にその人と正式に話し合います。神様の前でも人々の前でも正しい手順を踏むことを願いました。彼は相手の意見を尊重します。犠牲を払って愛することも神様の御手の中です。「絶対こうする」というのでなく、必要な話し合いを通して確信を得ていくのが主の導きです。
3 そこで、ボアズは、その買い戻しの権利のある親類の人に言った。
4 もし、あなたがそれを買い戻すつもりなら、それを買い戻してください。しかし、もしそれを買い戻さないのなら、私にそう言って知らせてください。あなたをさしおいて、それを買い戻す人はいないのです。私はあなたの次なのですから。」(…中略…)
ボアズよりも近い親戚の人は条件を知るにつれ、ルツとの再婚、ナオミの土地の買い戻しを拒否します。
5 そこで、ボアズは言った。「あなたがナオミの手からその畑を買うときには、死んだ者の名をその相続地に起こすために、死んだ者の妻であったモアブの女ルツをも買わなければなりません。」
6 その買い戻しの権利のある親類の人は言った。「私には自分のために、その土地を買い戻すことはできません。私自身の相続地をそこなうことになるといけませんから。あなたが私に代わって買い戻してください。私は買い戻すことができませんから。」
この話し合いによって、ボアズは正式にナオミの夫とルツの夫の土地を買い戻し、ルツと結婚することになりました。
9 そこでボアズは、長老たちとすべての民に言った。「あなたがたは、きょう、私がナオミの手から、エリメレクのすべてのもの、それからキルヨンとマフロンのすべてのものを買い取ったことの証人です。
10 さらに、死んだ者の名をその相続地に起こすために、私はマフロンの妻であったモアブの女ルツを買って、私の妻としました。死んだ者の名を、その身内の者たちの間から、また、その町の門から絶えさせないためです。きょう、あなたがたはその証人です。
町の人々はこの結婚を祝福してくれました。
11 すると、門にいた人々と長老たちはみな、言った。「私たちは証人です。どうか、主が、あなたの家にはいる女を、イスラエルの家を建てたラケルとレア(12部族の先祖を生んだ母親)のふたりのようにされますように。あなたはエフラテで力ある働きをし、ベツレヘムで名をあげなさい。
12 また、主がこの若い女を通してあなたに授ける子孫によって、あなたの家が、タマルがユダに産んだペレツの家のようになりますように。」
この結婚は町中の人々から祝福されます。ルツが献身的に主と姑に仕えてきたことを町中の人は知っていました。また、ボアズもまた犠牲を払ってルツを妻とします。愛することは相手にささげることです。
神様もこの結婚を祝福してくださっていることが分かります。その祝福の背後にはルツが主に従う決心をしたこと、姑ナオミがルツの幸いのために行動を起こしたこと、そしてボアズもまた神様とルツを犠牲を払って愛する決心と行動がありました。すべてが主の喜びと祝福でした。
13 こうしてボアズはルツをめとり、彼女は彼の妻となった。彼が彼女のところにはいったとき、主は彼女をみごもらせたので、彼女はひとりの男の子を産んだ。
14 女たちはナオミに言った。「イスラエルで、その名が伝えられるよう、きょう、買い戻す者をあなたに与えて、あなたの跡を絶やさなかった主が、ほめたたえられますように。
15 その子は、あなたを元気づけ、あなたの老後をみとるでしょう。あなたを愛し、七人の息子にもまさるあなたの嫁が、その子を産んだのですから。」
神様は絶望から希望を生み出す方です。ナオミは夫に死なれ、ルツも夫に死なれて途方にくれていました。でも、主とそのことばを第一にして愛することは祝福でした。神様はゼロから無限を造る方です。闇から光を作る方、死から命を作る方です。
ルツとボアズの赤ちゃんはダビデの父エッサイを生みます。そしてエッサイの子どもがダビデです。そしてこのダビデの子孫からイエス様がお生まれになります。
16 ナオミはその子をとり、胸に抱いて、養い育てた。
17 近所の女たちは、「ナオミに男の子が生まれた。」と言って、その子に名をつけた。彼女たちは、その名をオベデと呼んだ。オベデはダビデの父エッサイの父である。
神様を第一にする決断は神様に喜ばれます。ルツはユダヤ人から見下され嫌われていたモアブ人でした。そしてルツは夫に死なれた貧しいやもめでした。ただ、ルツはイスラエルの神様を愛して従うことを選択し続けました。
愛することは相手のために犠牲を払う決断と行動です。
今日、僕らも神様を愛し従いましょう。隣人のために時間を使い、力を使いましょう。神様と隣人を愛する決断は闇から光を、死から命を生み出します。
何もかも失ったナオミとルツの子孫にイエス様がお生まれになります。
僕らも何もかも失っていても大丈夫です。イエス様を信じる人は全てを持っているのと同じです。ハレルヤ!