2022年12月14日水曜日

黙示録18.11-24

お金は悪いものでは無いけれども、お金を愛する事は全てを狂わせます。だから神様が与えてくださる必要な服や食べ物があればそれで充分感謝すべき、と言うのが聖書の教えです。



1テモテ6:8-10

衣食があれば、それで満足すべきです。金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。ある人たちは、金を追い求めたために、信仰から迷い出て、非常な苦痛をもって自分を刺し通しました。



この世の終わりには大バビロンと呼ばれている女王のような都が世界中を権力とお金で支配していきます。世界中人々もこの女王と関わることで儲かるのでその支配を喜んでいたようです。悪魔とその教えは目の欲、肉の欲、暮らし向きの自慢で人々を惑わし支配します。(1ヨハネ2:16)そしてこのバビロンと言う女王は、生活必需品とはかけ離れた贅沢品と魔術で世界中を惑わしコントロールしていました。莫大な利益をもたらすその商品のリストが書かれていますが、全て普通の生活には必要ないものばかりです。



(12-13)

商品とは、金、銀、宝石、真珠、亜麻布、紫布、絹、緋色の布、あらゆる香木、あらゆる象牙細工、高価な木材や青銅や鉄や大理石で造ったあらゆる器具、シナモン、香料、香、香油、乳香、ぶどう酒、オリーブ油、小麦粉、小麦、家畜、羊、馬、馬車、奴隷、それに人のいのちである。



神様はその都を徹底的に滅ぼします。まるで巨大な石が海に投げ込まれて二度と地上に出てくることができないかのように、徹底的な滅びです。



21

また、一人の強い御使いが、大きいひき臼のような石を取り上げ、海に投げ込んで言った。「大きな都バビロンは、このように荒々しく投げ捨てられ、もはや決して見出されることはない。



神様がバビロンを徹底的に滅ぼします。莫大な富と贅沢をする追求する者にとってキリストの教えは邪魔なものです。彼女は神様に聞き従い神様の教えを語る人たちを殺すことに酔いしれていました。 



24

この都の中に、預言者たちや聖徒たちの血、また地上で屠られたすべての人々の血が見出されたからである。


(17章6節)

私は、この女が聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っているのを見た。



また、彼女は弱い人たちを奴隷化し殺すことで大きな利益を得ていました。



12

商品とは、(…中略…)奴隷、それに人のいのちである。



この都は人が人から奪い取っていくことによって成り立っている社会です。性的な奴隷とするための人身売買、そして不要になったら殺して捨てる、まるで人間が贅沢や快楽のための商品のように扱われていました。これは神様の怒りを招くものです。世界中が「御怒りを招く彼女の淫行のぶどう酒を飲み、地の王たちは彼女と淫らなことを行い、地の商人たちは、彼女の過度のぜいたくによって富を得た」(3)とあります。そしてそれは徹底的に滅ぼされます。

お金が全てだと思っていた商人たちも、流通で儲けていた人たちも泣き叫ぶ日がきます。



(15-19)

これらの物を商って彼女から富を得ていた商人たちは、彼女の苦しみに恐れをなして、遠く離れて立ち、泣き悲しんで言う。

「わざわいだ、わざわいだ、大きな都よ。亜麻布、紫布、緋色の布をまとい、金、宝石、真珠で身を飾っていたが、

あれほどの富が、一瞬にして荒廃に帰してしまった。」また、すべての船長、その場所を航海するすべての者たち、水夫たち、海で働く者たちもみな、遠く離れて立ち、

彼女が焼かれる煙を見て、「これほどの大きな都がほかにあっただろうか」と叫んだ。

彼らは頭にちりをかぶり、泣き悲しんで叫んだ。「わざわいだ、わざわいだ、大きな都よ。海に船を持つ者たちはみな、ここでその繁栄から富を得ていたのに、その都が一瞬にして荒れ果ててしまうとは。」



お金は悪いものでは無いけれども、お金を愛する事で神様から離れて行くことはあります。教会でさえも、富と繁栄によってキリストを追い出すことがあると書かれています。3章に書かれているラオデキヤ、という教会は富によってキリストがわからなくなり、キリストがドアの外でノックしているようでした。



(3章17-20)

あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、足りないものは何もないと言っているが、実はみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸であることが分かっていない。(…中略…)見よ、わたしは戸の外に立ってたたいている。



お金は悪いものではありません。でも、お金によって神様から離れて行くように悪魔がお金と快楽を利用するのも事実です。

あるお金持ちが言いました。「たましいよ。これから先何年分もいっぱい物がためられた。さあ、安心して、食べて、飲んで、楽しめ。」

ところが神様はいわれます。『愚か者。おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。そうしたら、おまえが用意した物は、いったいだれのものになるのか。』(ルカ12.19-21)



お金と快楽のために、ますます信仰者が迫害され、生きづらくなるのがこの世の終わりの世界です。でも、大丈夫です。神様が全てを滅ぼし、ただしい裁きをなさいます。神様は「喜べ!」と励ましてくださいます。黙示録は希望の書です。



20

「天よ、この都のことで喜べ。聖徒たちも使徒たちも預言者たちも喜べ。神があなたがたのために、この都をさばかれたのだから。」



(マタイ18.26)

人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。」



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