レビ19.24-34

 イスラエル人たちは400年間もエジプトで奴隷にされ苦しめられ、しかもその生活に慣れてしまっていました。エジプトでは偶像がたくさんあり、偶像を礼拝するのが当たり前の国でした。聖書はそんな国からイスラエルを脱出させてくださいました。昔のエジプトの風習とは決別するように教えています。選ばれた「聖なる民」として歩むため、エジプトで当たり前だった偶像礼拝、まじないや占い、さらに髪型やヒゲの形も偶像礼拝のスタイルがあったようです。それらをやめるようにと教えられています。もみあげやヒゲの形をある形にすることも宗教行事の一つ、自分の体に傷をつけたり入れ墨をするのも宗教行事だったようです。そのような古い習慣からは脱出するようにと教えています。

（26-28節）

あなたがたは何でも血が付いたままで食べてはならない。まじないをしてはならない。占いをしてはならない。

あなたがたの頭のもみあげを剃り落としてはならない。ひげの両隅を損なってはならない。

あなたがたは、死人のために自分のからだに傷をつけてはならない。また自分の身に入れ墨をしてはならない。わたしは主である。

また、当時の偶像礼拝の中には淫行や霊媒を伴うものがありました。そのような昔の罪に戻らないようにと聖書は教えています

（29-31節）

あなたの娘に淫行をさせて汚してはならない。地が淫行に走り、地が淫らな行為で満ちることのないようにするためである。

あなたがたはわたしの安息日を守り、わたしの聖所を恐れなければならない。わたしは主である。

あなたがたは霊媒や口寄せを頼りにしてはならない。彼らに尋ね、彼らによって汚されてはならない。わたしはあなたがたの神、主である。

クリスチャンは神様に選ばれた聖なる民です。周りが淫行が当たり前、霊媒が当たり前だったとしてもその生活に戻ってはいけません。占いもオカルトも淫らな罪も神様が嫌われます。

僕らは新しくされました。しかも聖霊によって新しくされ続けます。

（エペソ4章22-24節）

その教えとは、あなたがたの以前の生活について言えば、人を欺く情欲によって腐敗していく古い人を、あなたがたが脱ぎ捨てること、また、あなたがたが霊と心において新しくされ続け、真理に基づく義と聖をもって、神にかたどり造られた新しい人を着ることでした。

新しくされることは隣人を自分のように愛することです。敵対することではありません。偶像も罪も忌み嫌うようになりますが、同時に隣人を愛し、老人を愛する者に変えられていきます。

（32-34節）

あなたは白髪の老人の前では起立し、老人を敬い、またあなたの神を恐れなければならない。わたしは主である。

あなたがたの国、あなたのところに寄留者が滞在しているなら、その人を虐げてはならない。

あなたがたとともにいる寄留者は、あなたがたにとって、自分たちの国で生まれた一人のようにしなければならない。あなたはその人を自分自身のように愛さなければならない。あなたがたも、かつてエジプトの地では寄留の民だったからである。わたしはあなたがたの神、主である。

神様に選ばれてイエス様を信じた人は生活スタイルが変わってきます。僕らは神様の子どもです。しかも、愛され守られている大事な子どもです。僕らは内側から神様に喜ばれる生活をしたい、と思いが変えられます。イスラエルはエジプトから救い出されました。そして僕らも罪から救い出されています。神様は素晴らしい方です。僕らの心も生活スタイルもますます神様に喜ばれる者になりますように！