レビ20章

 神様は性行為を夫婦の祝福と喜びとして与えてくださいました。性行為の素晴らしさを教えている箇所は多くあります。（創世記2.24-25箴言5.15-20、伝道9.9、雅歌、エペソ5.31-33など多数）その素晴らしさゆえに、これを夫婦以外の他人に使うことを神様は怒り悲しんでおられることがはっきり書かれています。

この当時、性行為をする偶像礼拝がありました。さらに、その淫行よって生まれる赤ちゃんを生贄として殺す儀式があったようです。

神様はイスラエル人たちをエジプトから脱出させて、カナンの地に定住させますが、そこの地域はこの罪が当たり前だったところです。

（23節）

あなたがたは、わたしがあなたがたの前から追い出そうとしている異邦の民の掟に従って歩んではならない。彼らがこれらすべてのことを行ったので、わたしは彼らを甚だしく嫌った。

神様はそのような罪に染まらないように言われます。淫行する人も赤ちゃんを殺す人も死刑でした。

（1-8節）

主はモーセにこう告げられた。

「あなたはイスラエルの子らに言え。イスラエルの子ら、あるいはイスラエルに寄留している者のうちで、自分の子どもを取ってモレクに与える者は（モレク神への礼拝として赤ちゃんを殺すものは）、だれであれ必ず殺されなければならない。民衆がその者を石で打ち殺さなければならない。

わたしはその人に敵対してわたしの顔を向け、彼をその民の間から断ち切る。彼がモレクに自分の子どもを与え、そのためわたしの聖所を汚し、わたしの聖なる名を汚したからである。

もしも、人がモレクに自分の子どもを与えるときに、民衆がそれを見て見ぬふりをし、彼を殺さないことがあれば、

わたし自身が彼とその家族に顔を向け、彼と、彼に倣いモレクを慕って淫行を行う淫らな者をみな、その民の間から断ち切る。

霊媒や口寄せのところに赴き、彼らを慕って淫行を行う者があれば、わたしはその人に敵対してわたしの顔を向け、彼をその民の間から断ち切る。

あなたがたは自分の身を聖別し、聖なる者とならなければならない。わたしがあなたがたの神、主であるからだ。

あなたがたはわたしの掟を守り、それを行わなければならない。わたしはあなたがたを聖なる者とする主である。

今も、日本でも淫行と生まれる赤ちゃんを殺すことが当たり前のようにされています。年間何十万人もが殺されています。コロナウイルスの死者よりも、淫行による中絶の死者数の方が圧倒的に多く、罪に染まっていくことはウイルス感染よりも深刻な問題です。神様の怒りと悲しみは聖書を通して示されています。イスラエル人たちがそのような地域でも「自分の身を聖別し、聖なる者」であったように、僕らもイエス様を信じて「聖なる者」とされました。周りがどんなに淫行は普通のことであっても、僕らは神様のものとしてそれに染まらず、祝福を失わないようにすべきです。神様は罪を嫌い罪に敵対する方です。神様は罪に染まらないように罰則を与えて警告されました。

（6節）

霊媒や口寄せのところに赴き、彼らを慕って淫行を行う者があれば、わたしはその人に敵対してわたしの顔を向け、彼をその民の間から断ち切る。

偶像礼拝と淫行はセットです。偶像を作ることも淫行することも自分の欲望に仕える罪です。軽いことではありません。しかも、これは他人の妻（夫）を辱める暴力的な行為であり、他人の結婚や人生を破壊する行為です。

性的な罪に対する死刑を聖書ははっきりと定めています。

（10－12節）

人が他人の妻と姦淫したなら、すなわち自分の隣人の妻と姦淫したなら、その姦淫した男も女も必ず殺されなければならない。

人がもし父の妻と寝たなら、父の裸をあらわにしたのである。二人とも必ず殺されなければならない。その血の責任は彼らにある。

人がもし息子の妻と寝たなら、その二人は必ず殺されなければならない。その人たちは道ならぬことをした。その血の責任は彼らにある。

聖書は同性同士の性行為、動物との性行為、また身内との性行為を禁止しています。それだけカナンの地はそれが当たり前になっていた汚れた土地でした。

（13節）

男がもし女と寝るように男と寝たなら、二人は忌み嫌うべきことをしたのである。彼らは必ず殺されなければならない。その血の責任は彼らにある。

（15-21節）

人がもし動物と寝るなら、その人は必ず殺されなければならない。その動物も殺さなければならない。

女がもし、いかなる動物にであれ近づいてそれとともに交わるなら、あなたはその女と動物を殺さなければならない。その両者は必ず殺されなければならない。その血の責任はその両者にある。

人がもし自分の姉妹、すなわち父の娘か母の娘を妻とし、自分の姉妹の裸を見て、女もその人の裸を見たなら、これは恥ずべきことである。同族の目の前でその人たちは断ち切られる。その人は自分の姉妹の裸をあらわにしたのである。その咎を負わなければならない。

人がもし月のさわりのある女と寝て、彼女の裸をあらわにしたなら、男は女の泉を暴き、女は自分の血の泉をあらわにしたのである。二人は自分の民の間から断ち切られる。

母の姉妹や父の姉妹の裸をあらわにしてはならない。これは自分の肉親を裸にすることである。彼らは咎を負わなければならない。

人がもし自分のおばと寝たなら、おじの裸をあらわにしたのである。その人たちはその罪責を負わなければならない。彼らは子を残さずに死ぬ。

人がもし、自分の兄弟の妻をめとるなら、それは忌まわしいことだ。彼はその兄弟の裸をあらわにしたのである。彼らは子のいない者となる。

神様がイスラエルを選んで罪に染まらないように教えてくださったように、僕らもイエス様によって罪を赦され、聖なるものとされました。罪に戻ることがないように、聖なるものとなるようにと教えています。

（26節）

あなたがたは、わたしにとって聖でなければならない。主であるわたしが聖だからである。わたしは、あなたがたをわたしのものにしようと、諸民族の中から選り分けたのである。』

周りがどんなに淫行にふけっても、誘われても、僕らは神様に従うように変えられています。周りから悪く言われても、僕らは神様のものとされたのは事実です。この世とは違うものとして選ばれました。

（1ペテロ 4:3-4）

あなたがたは、異邦人たちがしたいと思っていることを行ない、好色、情欲、酔酒、遊興、宴会騒ぎ、忌むべき偶像礼拝などにふけったものですが、それは過ぎ去った時で、もう十分です。彼らは、あなたがたが自分たちといっしょに度を過ごした放蕩に走らないので不思議に思い、また悪口を言います。

神様は性行為を聖なる、素晴らしい良いものとして与えてくださっています。それは汚れたものでなく祝福されたものです。それを汚れた罪にしてしまうのは僕らの問題です。僕らは罪から救われ、神様に選ばれ、きよめられたものです。僕らの生活全部が神様に喜ばれるものとされますように。性的な交わりが神様に喜ばれる、きよい、素晴らしいものとして回復しますように。ハレルヤ！