2023年1月18日水曜日

レビ21章

 この当時、神様と直接交わる祭司は特に罪や汚れを受けないように気をつけるように教えられています。祭司は死体を処理したり、死体に触れることができませんでした。聖書によると、死は罪の結果です。(創世記2.17、ローマ5.12、ローマ6.23など)

近親者の死は別ですが、死体に触れることは罪や汚れに触れることを意味しました。祭司は汚れに触れないようにと教えられています。


(1-4節)

主はモーセに言われた。「アロンの子である祭司たちに言え。彼らに言え。親族のうちの死人によって自分の身を汚してはならない。

ただし近親の者、すなわち、母や父、息子や娘、兄弟の場合は例外である。

また近親の、結婚したことがない処女である姉妹の場合は、彼女によって自分の身を汚してもよい。

一族の中で主人が自分の身を汚し、自分を冒瀆することになってはならない。


祭司が自分を聖くする理由は、神様との聖なる交わりをするからですまた祭司は結婚相手も聖なる人であるようにと決められています。特に結婚は親密な交わりであり、相手と一体化するからです


(6-8節)

彼らは自分の神に対して聖でなければならない。また自分の神の名を汚してはならない。彼らは、主への食物のささげ物、すなわち彼らの神のパンを献げるからである。彼らは聖でなければならない。

彼らは淫行で汚れている女を妻としてはならない。また夫から離縁された女を妻としてはならない。祭司は神に対して聖だからである。

あなたは彼を聖別しなければならない。彼はあなたの神のパンを献げるからである。彼はあなたにとって聖でなければならない。あなたがたを聖別する主であるわたしが聖だからである。


祭司とは、この時代はアロンの子孫だけが祭司でした。ところが、新約聖書の時代になりイエス様によって全てのクリスチャンが神様と聖なる交わりをすることができるようになり、祭司とされました。(1ペテロ2.5、2.9)だから、「あなたがたのからだはキリストのからだの一部である」と言われています。(1コリント6.15)だから聖なる祭司として「悪はどんな悪でも避けるように」と言われています。(1テサロニケ5.22)また、特に親密な交わりをする相手に気をつけるようにと言われます。友達が悪ければ悪い影響も受けてしまいます。(1コリント15.33)また、信仰を持たない人と繋がって生きることはできません。(2コリント6.14-15)これは、安全のためにパイロットに厳しい適性基準を課すのと似ています。


この当時、祭司の中でも大祭司に選ばれる人はさらに高い基準が要求されました。大祭司は親が死んでも死体に触れることはできず、結婚相手に関してもさらに高い基準が要求されました。


(10-15節)

兄弟たちのうち大祭司で、頭に注ぎの油が注がれ、任職されて装束を着けている者は、その髪の毛を乱したり、その装束を引き裂いたりしてはならない。いかなる死人のところにも入って行ってはならない。自分の父のためにも母のためにも自分の身を汚してはならない。

聖所から出て行って神の聖所を冒してはならない。神の注ぎの油による記章を身に着けているからである。わたしは主である。彼は処女である女を妻としなければならない。やもめ、離縁された女、あるいは淫行で汚れている女、これらを妻としてはならない。彼はただ、自分の民の中から処女を妻としなければならない。一族のうちで子孫を汚すことのないようにするためである。わたしは彼を聖別する主だからである。」


選ばれた大祭司は特に聖くあるように要求されます。同じように、教会の指導者や執事も特に「御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人」(使徒6:3)という基準が与えられ、召された教師は「格別きびしいさばきを受ける」と書かれています。(ヤコブ3.1)


僕らの聖さは僕らの頑張りではなく、イエス様の血による洗いであり、赦しによるものです。(ヘブル10.19)僕らは神様と聖なる交わりをするようになりました。だから、神様にふさわしく、あらゆる汚れや罪の影響を受けないように気をつける必要があります。

罪は生ゴミのように毎日内側から出て来ます。僕らは毎日「私たちの罪をお赦しください」と祈り罪から離れます。(ルカ11.4)自分に悪影響を与える友人やパートナーなら避ける必要があります。(マタイ5.29-30、1コリ14.33、2コリ6.14-15)


僕らが今日も神様に喜ばれる聖なるささげものでありますように!(ローマ12.1)

0 件のコメント:

コメントを投稿