2023年1月17日火曜日

詩篇77篇

 神様は僕らの叫びのような祈りを聞いてくださいます


1節)

私は神に声をあげて叫ぶ。私が神に声をあげると神は聞いてくださる。


どんなに神様が遠く感じても、僕らが神様に求めることは聞かれています。ですが、拒まれていると感じる時もあります。

この祈りは神様に拒否されているような気持ちを正直に祈っているものです。神様の恵みはなくなったのか、神様は怒っているんじゃないか、自分への祝福は呪いに変わったんじゃないか、と正直に言う祈りがここに書かれています。


7-10

「主はいつまでも拒まれるのか。もう決して受け入れてくださらないのか。主の恵みはとこしえに尽き果てたのか。約束のことばは永久に絶えたのか。神はいつくしみを忘れられたのか。怒ってあわれみを閉ざされたのか。」私はこう言った。「私が弱り果てたのはいと高き方の右の手が変わったからだ」と。


疑いや絶望、悪い想像ばかりが襲ってくる中で、もう一度「神様がしてくださったこと」を一つ一つ思い出す祈りに変わってきます。「私は…と思う」と自分の考えばかりを祈っている時は落ち込んでいるのですが、途中から「あなたは…のような方」と神様のことを考える祈りになっています。その時に希望は回復します。


11-14節)

私は主のみわざを思い起こします。昔からのあなたの奇しいみわざを思い起こします。

私はあなたのなさったすべてのことを思い巡らしあなたのみわざを静かに考えます。

神よあなたの道は聖です私たちの神のように大いなる神がいるでしょうか。

あなたは奇しいみわざを行われる神。国々の民の中で御力を現される方。


落ち込んでいたはずの祈りが、だんだん賛美と喜びへと変わっているのがわかります。神様の偉大さを言い表す祈りは僕らを回復させ、癒します。この祈りはがっかりからスタートして、最後は神様への賛美へと変わっていきます。神様がしてくださったことを一つ一つ言い表すことは僕らを希望と喜びへと導いてくれます。


(15-20節)

あなたは御腕をもって贖われました。ご自分の民ヤコブとヨセフの子らを。セラ

神よ水はあなたを見ました。水はあなたを見てわななきました。大いなる水も震え上がりました。

雨雲は水を注ぎ出し雷雲は雷をとどろかしあなたの矢もひらめき飛びました。

あなたの雷の声は戦車のように鳴り稲妻は世界を照らし地は震え揺れ動きました。

あなたの道は海の中。その通り道は大水の中。あなたの足跡を見た者はいませんでした。

あなたはモーセとアロンの手によってご自分の民を羊の群れのように導かれました。


僕らが自分の考えや想像ばかり思う時には暗いです。でも、神様がどんなお方か、神様がどんなことをしてくださった方かを一つ一つ考えて行くことは、僕らを回復させます。

今日も僕らの祈りが自分の考えだけで終わらず、神様の愛や恵み、そして、神様の大きさを言い表すものでありますように!


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