2サムエル2.1-7
神様は何度も敵を愛するように、悪に善で返すように教えています。与えられている上司や同僚や家族隣人のために、たとえその人が悪くても祈り、感謝し、祝福するようにとです。(ローマ12.21、13.1、ルカ6.35、1ペテロ3.1-2など多数)
ダビデにとってサウル王は自分を苦しめる人でした。それでもダビデは最後の最後までサウルを祝福します。まさに、悪に対して愛と尊敬で勝利しました。
サウル王の最後はペリシテ人によって殺されて、その死体は敵の城壁の上にさらし者にされました。その時、ヤベシュ・ギルアデの人々は立ち上がり、徹夜で敵地まで歩いて行き、その遺体を奪還し自分たちの町に運びます。彼らは丁寧に葬り、悲しみ、断食しました。これはサウル王に対する愛と尊敬の表れです。ヤベシュ・ギルアデの人々にとってはサウル王は初期の頃自分たちを救ってくれた恩人です。
(サムエル記 第一 31章11~13節)
ヤベシュ・ギルアデの住民は、ペリシテ人がサウルに行った仕打ちを聞いた。
そこで勇士たちはみな立ち上がり、夜通し歩いて行き、サウルの死体と息子たちの死体をベテ・シャンの城壁から取り下ろし、ヤベシュに帰って来て、そこでそれらを焼いた。
彼らはその骨を取って、ヤベシュにあるタマリスクの木の下に葬り、七日間、断食した。
ヤベシュ・ギルアデの人々が命をかけてサウルの遺体を丁寧に葬ってくれたことをダビデは感謝し、彼らを祝福します。
(サムエル記 第二 2章4~6節)
ユダの人々がやって来て、そこでダビデに油を注ぎ、ユダの家の王とした。ヤベシュ・ギルアデの人々がサウルを葬ったことが、ダビデに知らされたとき、
ダビデはヤベシュ・ギルアデの人々に使者たちを遣わし、彼らに言った。「あなたがたが主に祝福されるように。あなたがたは、あのような真実を尽くして主君サウルを葬った。
今、主があなたがたに恵みとまことを施してくださるように。あなたがたがそのようなことをしたので、この私もあなたがたに善をもって報いよう。
ダビデのケースは僕らへの神様の願いでもあります。与えられた上司や、家族や、与えられた隣人を尊敬することです。それが自分を苦しめる人であっても、たとえみことばに従わない夫であっても尊敬することを聖書は教えています。(1ペテロ3.1-2)彼らはその姿を見ます。そしてそれは神様に喜ばれることです。ダビデはサウルの遺体を取り戻し、愛と尊敬を持って丁寧に葬ってくれた住民たちを祝福しました。
神様の願いが僕らの人間関係の中に表されますように。今日、神様の与えてくださる愛と尊敬を具体的に表すことができますように。この神様の願いが天で行われるように、地でも行われますように。
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