悪いことや苦しいことが起きないように、って僕らは思います。ですが、神様は悪いことや苦しいことを通して強制的に神様のご計画をするように導くこともあるようです。
ダビデは神様から息子ソロモンが時期の王様になると告げられていたのに、それを公表せず、準備もしないまま老人になってしまいました。それで、アドニヤは勝手に「自分が王になる」と言い出しました。ダビデは後継者ソロモンを公表し、即位させる役目がありましたが、それをしないで今まで来てしまいました。アドニヤが反乱を起こしてくれたおかげで、ダビデは素早くソロモンの王様としての任職式をするように命令し、それは実行されました。
(32-35)
それからダビデ王は「祭司ツァドクと預言者ナタン、それにエホヤダの子ベナヤをここに呼べ」と言った。彼らが王の前に来ると、
王は彼らに言った。「おまえたちの主君の家来たちを連れて、私の子ソロモンを私の雌ろばに乗せ、彼を連れてギホンへ下れ。祭司ツァドクと預言者ナタンは、そこで彼に油を注いでイスラエルの王とせよ。そうして、角笛を吹き鳴らし、『ソロモン王、万歳』と叫べ。
それから彼の後に従って上れ。彼は来て、私の王座に就き、私に代わって王となる。私は彼をイスラエルとユダの君主に任命する。」
ダビデが公言し、正式にソロモンは王になり、多くの国民がそれを支持し喜び歌いました。
(39)
祭司ツァドクは天幕の中から油の角を取って来て、ソロモンに油を注いだ。彼らが角笛を吹き鳴らすと、民はみな、「ソロモン王、万歳」と言った。民はみな、彼の後に従って上って来た。民が笛を吹き鳴らしながら、大いに喜んで歌ったので、地がその声で裂けた。
クーデターが失敗したアドニヤとその取り巻きは震え上がって逃げ出し、神様が言われた通りの後継者ソロモンの時代になります。そして、敵対勢力はすぐに力を失います。
(49-50)
アドニヤの客たちはみな身震いして立ち上がり、それぞれ帰途についた。アドニヤもソロモンを恐れて立ち上がり、行って祭壇の角をつかんだ。
神様は悪いことを用いて良いご計画をなされることが何度も書かれています。
例えば、イスラエルの12人の子どもたちは下の子ヨセフをいじめました。兄たちがヨセフをエジプトに奴隷として売ってしまったという悪が用いられ、ヨセフがエジプトで大臣となり、父イスラエルと兄たちを食料難から救います。
(創世 50:20)
あなたがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとなさいました。それはきょうのようにして、多くの人々を生かしておくためでした。
神様を愛する人たちのためには、神様は悪いことさえ用いて良いことに変えられます。
(ローマ 8:28)
神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。
苦しみは僕らを神様のご計画に従う人へと変えます。苦しみを通してでないと僕らが動かないことや変わらないことは多くあるようです。
なんと、キリストでさえ、苦しみに会ったことで従順を学んだと書かれています。
(ヘブル 5:8-9)
キリストは御子であられるのに、お受けになった多くの苦しみによって従順を学び、完全な者とされ…
神様は全ての悪や苦しみさえ、良いご計画のために働かせてくださいます。
僕らの苦しみには神様の良いご計画があります。僕らは目先の一部分しか見えていません。でも神様はもっと大きな素晴らしいご計画を用意してくださています。期待しつつ、忍耐しつつ、従い続けましょう!
(ヤコブ 1:4)
その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。
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