2023年1月12日木曜日

1列王記6.14-37

 聖書は僕らに繰り返し「外側より内側が大事」と教えています。見えることよりも神様と交わるために「奥まった部屋にはいりなさい。そして、戸をしめて、隠れた所におられるあなたの父に祈りなさい。」とイエス様もおっしゃいます。(マタイ6.6)


ソロモンが作った神殿は外側よりもほとんど誰からも見られることのない内側にこそソロモンは美しいデザインをし、時間とお金をかけて準備したようです設計図は父ダビデが御霊によって与えられたものでした。(1歴代誌28.18、1列王6.38)最高級の杉の木や覆い、花やひょうたんやケルビムの彫刻をし、さらに純金で覆いました。理由は神殿が「主の家」であり、神様との交わる聖なる場所だからです。神殿は人のためではなく「主のために建てた」と書かれています。(2節)


15節)

彼は神殿の内側の壁を杉の板でおおい、神殿の床から天井の壁に至るまで、内側を板でおおった。なお神殿の床は、もみの板でおおった。

18節)

神殿内部の杉の板には、瓢簞模様と花模様が浮き彫りにされていて、すべては杉の板で、石は見えなかった。


(21-22節)

ソロモンは神殿の内側を純金でおおい、内殿の前に金の鎖を渡し、これに金をかぶせた。

神殿全体を隅々まで金でおおい、内殿に関わる祭壇も全体を金でおおった。


特に、誰も見られない奥の部屋は一番大事な場所でした。そこに「主の契約の箱」が置かれるための部屋でした。この箱には神様が与えてくださった十のことば(十戒)が書かれた石版が入っています。神様のことばがある部屋こそが一番大事な部屋であり、この部屋に神様の臨在がありました。ソロモンは何よりもこの部屋を大切に作ったようです


16節)

それから、彼は神殿の奥の部分二十キュビトを、床から天井の壁に至るまで杉の板でおおった。このようにして、彼は神殿に内殿、すなわち至聖所を設けた。


19節)

内殿は神殿内部の奥に、主の契約の箱を置くために設けた。


ソロモンは神様のことばを住まわせる場所を美しく整えていたことがわかります。今は神殿はないし、神様のことばが書かれた石版も契約の箱もありません。新約聖書によると、イエス様によって聖霊が僕ら一人一人の体に与えられてから、僕らの心の中に神様のことばが直接書かれるようになったと言われています。


(ヘブル10:16)

「それらの日の後、わたしが、彼らと結ぼうとしている契約は、これであると、主は言われる。わたしは、わたしの律法を彼らの心に置き、彼らの思いに書きつける。」


(2コリント 3:3)

生ける神の御霊によって書かれ、石の板にではなく、人の心の板に書かれたものであることが明らかだからです


今日も僕らが神殿です僕らの心に神様のことばが書かれています。そして、僕らは神様の住まいです。大切なのは今日も外側でなく内側です誰も見ていない内側こそが大事ですそこで聖書を通して神様のことばを聞き、神様とお会いします。誰にも見られない場所で、ただ神様との交わりのために、時間をかけて、整えることは僕らにとって最優先事項です


(1ペテロ4:7)

万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。


今日も内側を整えましょう。神様と交わるのは内側です罪が悪が汚れが出てくるのも内側からです内側こそ僕らが整えるべき場所です。醜い考え、高ぶり、裁き、悪意、淫行、妬みなどが出てくるのを認めて、告白して捨てましょう。内側こそ神様との交わりの場所です

まず内側を整えましょう。


(マタイ 23:26-28)

目の見えぬパリサイ人たち。まず、杯の内側をきよめなさい。そうすれば、外側もきよくなります。(…中略…)あなたがたも、外側は人に正しいと見えても、内側は偽善と不法でいっぱいです

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