2023年1月12日木曜日

1列王記7.1-12

 「働かざるもの食うべからず」という言葉がありますが、これはもともと聖書に書かれた言葉です


(2テサロニケ3:10-13)

私たちは、あなたがたのところにいたときにも、働きたくない者は食べるなと命じました。ところが、あなたがたの中には、何も仕事をせず、おせっかいばかりして、締まりのない歩み方をしている人たちがあると聞いています。こういう人たちには、主イエス・キリストによって、命じ、また勧めます。静かに仕事をし、自分で得たパンを食べなさい。


「働きたくない者」とは、「働けるのに働こうとしない者」です病気や障害や失業などの事情がある人は別です僕ら人間はもともと神様と一緒に神様の仕事するように造られています。聖書によると、自然を愛し、人を愛し、地上を守り貢献するのが人間に与えられた仕事であり、全ての仕事はこのためにあります。(創世記1.28)そのために僕らは一人一人大切な役目を与えられています。


ソロモンには「王様」という大事な役目が与えられました。この当時、王様は最高裁判長の役目もありました。彼は最初、自分には無理です、と言わんばかりでした。彼はただ神様に知恵を求めました。


(3:9)

善悪を判断してあなたの民をさばくために、聞き分ける心をしもべに与えてください。さもなければ、だれに、この大勢のあなたの民をさばくことができるでしょうか。


この祈りは神様に喜ばれ、人々を正しく判断し導くための知恵が与えられました。


(3:10-13)

これは主のみこころにかなった。ソロモンがこのことを願ったからである。神は彼に仰せられた。「(…中略…)自分のために正しい訴えを聞き分ける判断力を願ったので、見よ、わたしはあなたが言ったとおりにする。見よ。わたしはあなたに、知恵と判断の心を与える。あなたより前に、あなたのような者はなく、あなたの後に、あなたのような者は起こらない。


ソロモンは神様のための神殿と同時に自分の宮殿も建設しました。これは国を治めるための司令塔のような場所です。また、人々が裁判を受けるための「さばきの広間」も併設しました。神様から与えられた役目と知恵をフル活用するための宮殿でした。


(1-8)

また、ソロモンは十三年をかけて自分の宮殿を建て、その宮殿のすべてを完成させた。

彼は「レバノンの森の宮殿」を建てた。その長さは百キュビト、幅は五十キュビト、高さは三十キュビトで、それは四列の杉材の柱の上にあり、その柱の上には杉材の梁があった。(…中略…)

また彼は、柱の広間を造った。その長さは五十キュビト、その幅は三十キュビトであった。その前に玄関があり、その前に柱とひさしがあった。また、さばきをするための王座の広間、すなわち、さばきの広間を造り、床の隅々から天井まで杉材を張り詰めた。

彼の住む家はその広間のうしろの庭にあり、同じ造りであった。ソロモンは、彼が妻としたファラオの娘のためにも、この広間と同じような家を建てた。


ソモロンは何よりも礼拝するための神殿を造りました。そして人を愛し人を治めるための宮殿と、自分の家と妻の家も作りました。神様を愛することと、神様から与えられた役目や仕事をしっかり果たすことは一つのことです。聖書は僕らに与えられた能力や役目に応じて、しっかりとそれを使うように教えています。僕らにもそれぞれ役目や能力が与えられています。


(マタイ25:14-15)

天の御国は、しもべたちを呼んで、自分の財産を預け、旅に出て行く人のようです。彼は、おのおのその能力に応じて、ひとりには五タラント、ひとりには二タラント、もうひとりには一タラントを渡し、それから旅に出かけた。


ソロモンが神殿を作っただけでなく、人々を治めるための宮殿を作ったことは神様に喜ばれることでした。同じように、僕らにも能力や役目が与えられています。それらを神様と人のために使うことは、天で喜ばれることです


(マタイ25:21)

その主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、私はあなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』


僕らにも役目が与えられています。それらをフル活用するべき場所も必要です僕らの人生がダラダラと締りなく過ごすのでなく、与えられた役目に忠実でありますように。神様を愛し、人を愛し仕える人生でありますように!

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