ソロモン王は着任早々、自分の父を裏切った敵を処刑して行きます。
クーデターを起こしたアドニヤはソロモンによって処刑されました。それに続いて次々とソロモンの命令でクビにされたり処刑されて行きます。ですが、よく読むと「主が」復讐されると書かれています。(31、44節)読んで行くと、神様は復讐の神様であることがわかります。(詩篇94.1)神様は罪に対して怒り、復讐される神様です。
(25)
こうしてソロモン王は、エホヤダの子ベナヤを遣わしてアドニヤを討ち取らせたので、彼は死んだ。
父を裏切った将軍ヨアブも処刑されました。逃げて礼拝する祭壇にしがみついていましたが、そこで殺されました。これもソロモンの命令であり、主の復讐です。彼が殺されなければならない理由も書かれています。
(31-34)
彼を討ち取って葬れ。こうして、ヨアブが理由もなく流した血の責任を、私と、私の父の家から取り除け。主は、彼が流した血を彼の頭に注ぎ返される。彼は自分よりも正しく善良な二人の者に討ちかかり、剣で虐殺したからだ。彼は私の父ダビデが知らないうちに、イスラエルの軍の長である、ネルの子アブネルと、ユダの軍の長である、エテルの子アマサを虐殺したのだ。(…中略…)エホヤダの子ベナヤは上って行き、彼を打って殺した。
最後に、父ダビデを呪ったシムイも処刑されます。これもソロモンの命令であり、主の復讐です。
(44-46)
王はまたシムイに言った。「おまえは心の中で、自分が私の父ダビデに対して行ったすべての悪をよく知っているはずだ。主はおまえの悪をおまえの頭に返される。(…中略…)
王はエホヤダの子ベナヤに命じた。ベナヤは出て行ってシムイを討ち取り、シムイは死んだ。こうして、王国はソロモンによって確立した。
こうして読んで行くと、「君はあの時神様に従わなかった」「君はあの時◯◯の罪をした」と、僕らもいつ殺されてもおかしくないことがわかります。与えられた牧師や親に逆らったことなんて何度もあります。僕らも完全にアウトです。
だのに、「君はあの時こんなことをした」と神様に裁かれ殺されたのはイエス様です。権威があり、罪がないイエス様が身代わりに神の怒りを受けてくださいました。(1ペテロ3.18)僕らは完全に赦された者として神様に受け入れられています。
神様に逆らう者が殺されて行く世界が聖書に書かれています。この神の怒りは、僕らにはイエス様の赦しだけしか救いの道がないことを教えてくれます。そして、イエス様が殺されたことがどんなに大きなことなのかを教えてくれます。聖書は言います。
(ローマ11:22)
見てごらんなさい。神のいつくしみときびしさを。倒れた者の上にあるのは、きびしさです。あなたの上にあるのは、神のいつくしみです。
僕らの上にはイエス様の十字架の血による憐れみだけがあります。ただ、十字架のイエス様を見上げましょう。「あなたの上にあるのは、神のいつくしみです。」
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