2023年1月18日水曜日

レビ23.23-44

 会社にいると「スピード、スピード!」「効率、効率!」「量、量」と要求されます。日本の社会全体がそれを美徳としている面もあります。ところが、聖書が教えていることは真逆のことが多いです。週に一度は「止まること」「静まること」が定められています。6日間は仕事し、週に一度は完全に手を止めて神様の恵みを感謝して過ごすようにと教えています。さらに年に数回、神様の前に集まることを教えています。その度に大切なことは「神様が与えてくださった恵みを数えること」です大事なことはイベントをすることではなく、神様の恵の前に「止まる、静まる、感謝する」ことです感謝がなければ全部むさぼりです


(2-3節)

「イスラエルの子らに告げよ。あなたがたが聖なる会合として召集する主の例祭、すなわちわたしの例祭は次のとおりである。六日間は仕事をする。しかし、七日目は全き休みのための安息日、聖なる会合の日である。あなたがたは、いかなる仕事もしてはならない。この日は、あなたがたがどこに住んでいても主の安息日である。


もしも、教会が日本の会社みたいにスピードや効率、量を美徳としていたら聖書の教えと完全にズレています。聖書が教えているのは神様の恵みを数え感謝することですイスラエル人たちは神様の前に集まって神様に定められた例祭を行うように教えられていますが、それらは全部神様の恵みを知るためのものです人間が作り上げるイベントではありません。

イスラエルの第七の月(僕らでいう9月か10月ごろ)には大きな祭をするように定められています。その時にも強調されているのが「労働をしてはならない」ことです


(23-25節)

主はモーセにこう告げられた。

「イスラエルの子らに告げよ。第七の月の一日はあなたがたの全き休みの日であり、角笛を吹き鳴らして記念する聖なる会合を開く。

あなたがたは、いかなる労働もしてはならない。食物のささげ物を主に献げなさい。」


7月10日には大祭司が年に一度だけ人々の罪の赦しのために、幕屋の奥の部屋(至聖所)に入って神様の赦しをいただく国民的悔い改めと赦しの日ですその時には人々も一緒に断食と祈りをして神様に罪を告白します。仕事を休むことは神様の恵みに頼ること、つまり自分の稼ぎや自分の努力で生きているのではない、ということの表明ですもちろん罪が赦されることも自分の努力ではありません。ただ、神様の一方的な憐れみであり、恵みです


(26-32節)

主はモーセにこう告げられた。

「特にこの第七の月の十日は宥めの日であり、あなたがたのために聖なる会合を開く。あなたがたは自らを戒め、食物のささげ物を主に献げなければならない。

その日のうちは、いかなる仕事もしてはならない。その日が宥めの日であり、あなたがたの神、主の前であなたがたのために宥めがなされるからである。

その日に自らを戒めない者はだれでも、自分の民から断ち切られる。

だれでも、その日に少しでも仕事をする者は、わたしはその人をその民の間から滅ぼす。

いかなる仕事もしてはならない。これは、あなたがたがどこに住んでいても代々守るべき永遠の掟である。

これは、あなたがたの全き休みのための安息日である。あなたがたは自らを戒める。その月の九日の夕暮れには、その夕暮れから次の夕暮れまで、あなたがたの安息を守らなければならない。」


これらはイスラエル人たちに定められた年に一度の大きな祭ですそもそも、イスラエル人たちはエジプトで奴隷にされて苦しんでいたところを、神様に救っていただき、40年間荒野を放浪し、そして、このイスラエルの地に定住できた人たちです全部が神様の恵みです


40年間放浪していたときには、家がなく、ただ、テント暮らしでした。それでも神様は毎日食べ物をくださり、全部の生活が守られました。だから定住してからも、毎年一度は仮小屋に住んで、不便な暮らしをします。それは全部神様からの守りと恵みで今が与えられている、ということを思い出して感謝するためです。これは、収穫の時期であり神様に収穫を感謝することも兼ねています。収穫、収入は全部が神様の恵みです人間の努力で生み出したものは一つもありません。


 (33節ー43節)

主はモーセにこう告げられた。

「イスラエルの子らに告げよ。この第七の月の十五日には、七日間にわたる主の仮庵の祭りが始まる。(…中略…)

特に、あなたがたがその土地の収穫をし終える第七の月の十五日には、七日間にわたる主の祭りを祝わなければならない。最初の日は全き休みの日であり、八日目も全き休みの日である。

最初の日に、あなたがたは自分たちのために、美しい木の実、なつめ椰子の葉と茂った木の大枝、また川辺の柳を取り、七日間、あなたがたの神、主の前で喜び楽しむ。

年に七日間、主の祭りとしてこれを祝う。これはあなたがたが代々守るべき永遠の掟であり、第七の月に祝わなければならない。

あなたがたは七日間、仮庵に住まなければならない。イスラエルで生まれた者はみな仮庵に住まなければならない。

これは、あなたがたの後の世代が、わたしがエジプトの地からイスラエルの子らを導き出したとき、彼らを仮庵に住まわせたことを知るためである。わたしはあなたがたの神、主である。」


僕らが生まれてきたことも、今まで生きてきたことも、神様を知ったことも、必要な収入が与えられていることも、何から何まで全部が神様の恵みです。自分の努力で頑張った!と思っても、実は神様からの恵みです僕らは忘れやすいものです。手を止めて、感謝して、神様の恵みを数え上げるようにと聖書は教えています。自分から出たものは何一つありません。人生は感謝しかありません。神様の恵み以外のものは一つもありません!今日も手を止めて、神様に感謝しましょう。週に一度は仕事をやめて、神様に感謝しましょう。僕らが感謝すること、これこそが神様の願いです。感謝をしないことはむさぼりであり、高ぶりです


(1テサ 5:18)

すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです


(エペソ5:20)

いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって父なる神に感謝しなさい。


(コロサイ2:7)

キリストの中に根ざし、また建てられ、また、教えられたとおり信仰を堅くし、あふれるばかり感謝しなさい。


(コロサイ3:17)あなたがたのすることは、ことばによると行ないによるとを問わず、すべて主イエスの名によってなし、主によって父なる神に感謝しなさい。

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