2023年1月18日水曜日

レビ26.1-26

 神様は僕らに良いものを与えたいと思っておられます。僕らがジタバタするよりも神様の力ははるかに大きく、僕らが想像するよりも神様の愛と恵みは大きいですだのに僕らは「自分でなんとかしなければ!」と思うようです神様さえも自分でコントロールしたがります。コントロールできる神様を作りたがります。そんな僕ら人間に神様は言われます。


(1節)

あなたがたは自分のために偶像を造ってはならない。また自分のために彫像や石の柱を立ててはならない。あなたがたの地に石像を立てて、それを拝んではならない。わたしがあなたがたの神、主だからである。


目があっても見えず、口があっても話せないのが偶像です。(詩篇115.4-8)ところが、僕らクリスチャンも心の中で「思い通りに動く神を造り出したい、神を動かしたい」という思いがあるようです神様よりも自分が上になりたい気持ちは「自分のために偶像を造る」のと同じです


神様はイスラエルに「安息日(ストップする日)を守りなさい」と言われます。これは人間の働きによって収入を得てるのではないことを教えるたです。自分の努力次第で神様も物事も動き成功する、と考えることは神様が嫌われる高ぶりです


(2節)

あなたがたはわたしの安息日を守り、わたしの聖所を恐れなければならない。わたしは主である。


週に1日完全にストップすることによって世界は神様の力と恵みと愛で動いていることが確認できます。人間が世界を動かしているのではありません。神様が土地に収穫を与えてイスラエルを祝福してくださいます。雨が降り、土地は産物を出し、木々は実を結び、食料は絶え間なく供給されます。全てが神様の主権と愛から出ていることです


(3-6節)

もし、あなたがたがわたしの掟に従って歩み、わたしの命令を守り、それらを行うなら、

わたしは時にかなってあなたがたに雨を与える。それにより地は産物を出し、畑の木々はその実を結ぶ。

あなたがたの麦打ちはぶどうの取り入れ時まで続き、ぶどうの取り入れは種蒔きの時まで続く。あなたがたは満ち足りるまでパンを食べ、安らかに自分たちの地に住む。

また、わたしはその地に平和を与える。あなたがたはだれにも脅かされずに寝る。また、わたしは悪い獣をその国から除く。剣があなたがたの地を行き巡ることはない。


神様を信頼し、神様に従う人には「眠っている間に、このように(家も町も作って)備えてくださる。」と聖書は言います。(詩篇127.2)イスラエルにとって大事なことは収穫があるように頑張ることでも、敵から攻撃されないように守ることでもなく、神様に聞き従うことでした。そうすれば、敵は逃げて行き、子どもは増え、食料は満たされます。(7-13節)イエス様も同じようにおっしゃいました。


(マタイ6.31-33)

何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、などと言って心配するのはやめなさい。(…中略…)神の国とその義をまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらものはすべて与えられます。


もし、神様を信頼せず、自分こそが平和や食料を作り出す者だ、と高ぶるなら不安とプレッシャーですり減ってきます。誰も追いかけてこないのに、恐怖で逃げ回ります。神様から離れることは、自分から平安から離れて行くのと同じです


(14-17)

しかし、もし、あなたがたがわたしに聞き従わず、これらすべての命令を行わないなら、また、わたしの掟を拒み、あなたがた自身がわたしの定めを嫌って退け、わたしのすべての命令を行わず、わたしの契約を破るなら、わたしもあなたがたに次のことを行う。わたしはあなたがたの上に恐怖を臨ませ、肺病と熱病で目を衰えさせ、心をすり減らさせる。

わたしはあなたがたに敵対してわたしの顔を向ける。あなたがたは自分の敵に打ち負かされ、あなたがたを憎む者があなたがたを踏みつける。あなたがたを追う者がいないのに、あなたがたは逃げる。


問題は神様ではなく自分の力を誇り、努力で世界を動かしているかのように高ぶることです神様は高ぶりを打ち砕くために災いを送って警告してくださいます


(19)

わたしは、自分の力を頼むあなたがたの思い上がりを打ち砕き、あなたがたの天を鉄のように、あなたがたの地を青銅のようにする。(雨が降らず、作物が実らないようにする)


神様が僕ら人間に苦しみを与えて警告してくださる理由は、もう一度神様が全ての良いものを与えてくださる唯一の方だと認めるためです


18節に「このような目に遭ってもまだ、わたしの言葉を聞かないならば」とあり、21節に「それでも、まだわたしに反抗し、わたしの言葉を聞こうとしないならば」、23節「それでも、まだわたしの懲らしめが分からず、反抗するならば」、27節「それでも、まだわたしの言葉を聞かず、反抗するならば」とあります。何度も繰り返し語られているのは、神様が人間の悔い改めを今か今かと待ち望んでおられるかのようです。


苦しみに会う時に、僕らの目が開かれ、全ては神様のものであり、神様こそが良いものを与えてくださる唯一の方だと気が付いて、高ぶりをやめて神様に戻りますように。


神様は僕らに良いものを与えたいと思っておられます。僕らがジタバタするよりも神様の力も愛も恵みもずっと大きいです。神様に聞き、従いましょう。愛と恵みはすでに用意されています。ハレルヤ!

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