聖書に先祖の教えを誠実に守り続ける人たちが出てきます。神のことばではないけど、先祖が「酒は飲むな、家や畑は持たずに遊牧生活をしなさい」という教えを200年以上守ってきたレカブ人です。神様は預言者エレミヤに「彼らに酒を飲ませよ」と言われます。その通りエレミヤは彼らに酒をすすめますが彼らはキッパリと断ります。
(1-2)
ユダの王、ヨシヤの子エホヤキムの時代に、主からエレミヤに次のようなことばがあった。
「レカブ人の家に行って彼らに語り、主の宮の一室に連れて来て、彼らに酒を飲ませよ。」
(5-8)
私は、レカブ人の家の子らの前に、ぶどう酒を満たした壺と杯を出して、「酒を飲みなさい」と言った。
すると彼らは言った。「私たちはぶどう酒を飲みません。というのは、私たちの先祖レカブの子ヨナダブが私たちに命じて、『あなたがたも、あなたがたの子らも、永久にぶどう酒を飲んではならない。
あなたがたは家を建てたり、種を蒔いたり、ぶどう畑を作ったり、また所有したりしてはならない。あなたがたが寄留している地の面に末長く生きるために、一生、天幕に住め』と言ったからです。
私たちは、私たちの先祖レカブの子ヨナダブが私たちに命じたすべての命令に聞き従ってきました。
「酒は飲むな」という教えは聖書にはありません。ですが、神様はレカブ人たちがいかに先祖の教えを大切にし、誠実であり続けたかを示しました。先祖の教えでさえこれほど大切にされているのに、どうしてユダとエルサレムの人々は神様のことばを軽んじ、聞かず、従わないのか、と言われます。神様は何度も何度も預言者を遣わして教えたはずです。でも彼らは聞こうとしません。
(14-16)
レカブの子ヨナダブが、酒を飲むなと子らに命じた命令は守られた。彼らは先祖の命令に聞き従ったので、今日まで飲んでいない。ところが、わたしがあなたがたにたびたび語っても、あなたがたはわたしに聞き従わなかった。
わたしはあなたがたに、わたしのしもべであるすべての預言者たちを早くからたびたび遣わして、さあ、それぞれ悪の道から立ち返り、行いを改めよ、ほかの神々を慕ってそれに仕えてはならない、わたしがあなたがたと先祖たちに与えた土地に住め、と言った。それなのに、あなたがたは耳を傾けず、わたしに聞かなかった。
実に、レカブの子ヨナダブの子らは、先祖が命じた命令を守ってきたが、この民はわたしに聞かなかった。
この誠実なレカブ人はもともと異邦人でした。ユダヤ人以上に彼らはエルサレムの神様を信じ、偶像礼拝に流されずに純粋な信仰を保っています。ところが本家本元のユダヤ人は神様に聞き従わず、偶像を拝んでいます。神様は警告していた通りに災いを送ると言われます。
(17)
それゆえ──イスラエルの神、万軍の神、主はこう言われる──見よ。わたしはユダと、エルサレムの全住民に、わたしが彼らについて語ったすべてのわざわいを下す。わたしが彼らに語ったのに、彼らは聞かず、わたしが彼らに呼びかけたのに、彼らは答えなかったからだ。』」
僕らは人の教えや身につけたマイルールを大事にしますが、一番大事なのは神様のことばに聞き従うことです。
神様のことばは単なる教えでなく、いのちです。イエス様のことばはいのちです。僕らはパンだけで生きるのではなく、神様のことばによって生かされています。(マタイ4.4)みことばをまず求めましょう。みことばは僕らを生かします。ハレルヤ!
(詩篇 119:50)
まことに、みことばは私を生かします。
(ヨハネ6:63)
わたしがあなたがたに話したことばは、霊であり、またいのちです。
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