2023年1月12日木曜日

ルカ5.17-26

 対症療法というのと原因療法というのがあります。対症療法は病気の症状を和らげ軽くするものですが、原因療法というの病気をその原因から治してしまうものですイエス様は僕らの病気を軽くするような対症療法のために来られたのではありません。イエス様がしてくださるのは原因療法です病気と死の原因は「罪」です神様の最初の世界には罪がないので病気も死もない、良い世界でした。(創世記1.31)人間が「罪」を持つようになってから病気と死が起こるようになり、今も病気と死は僕らを苦しめ脅します。イエス様は「罪」と赦し、取り除くために来られました。


イエス様が地上に来られた時、人々はイエス様に「病気を癒やしてもらうために集まって」きました。(15) つまり、対症療法を求めてきました。イエス様には癒す力があったし、人々はそれを信じてお願いしていました。イエス様はいつも信じる人に答えてくださいます。


ある病気の人は自分で動くこともできませんでした。それでもその病人の友人たちはイエス様が癒してくださることを信じて疑いませんでした。

イエス様を信じきることは、希望に満ちた力と行動を生み出します。混雑してイエス様に近づけなかった病人と友人たちは、屋上に上ってそこから屋根を剥がしてイエス様の近くに病人をロープでつり降ろしました。彼らはイエス様の癒しを信じて疑っていません。


(18-20)

すると見よ。男たちが、中風をわずらっている人を床に載せて運んで来た。そして家の中に運び込み、イエスの前に置こうとした。

しかし、大勢の人のために病人を運び込む方法が見つからなかったので、屋上に上って瓦をはがし、そこから彼の寝床を、人々の真ん中、イエスの前につり降ろした。イエスは彼らの信仰を見て、「友よ、あなたの罪は赦された」と言われた。


人々は対症療法を求め、イエス様は必ず癒してくれると信じてますが、イエス様はむしろ原因療法をなさいます。イエス様は「治れ」とか「症状がよくなりますように」ではなく「友よ、あなたの罪は赦された」とおっしゃいました。イエス様は病気の原因である「罪」を取り去ってくださいました。

ところが、イエス様を観察していた律法学者たちは心の中で文句を言います。イエスにそんなことができるのか?口だけじゃないのか?という疑問です


(21-24)

ところが、律法学者たち、パリサイ人たちはあれこれ考え始めた。「神への冒瀆を口にするこの人は、いったい何者だ。神おひとりのほかに、だれが罪を赦すことができるだろうか。」イエスは彼らがあれこれ考えているのを見抜いて言われた。「あなたがたは心の中で何を考えているのか。(中略人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたが知るために──。」そう言って、中風の人に言われた。「あなたに言う。起きなさい。寝床を担いで、家に帰りなさい。」すると彼はすぐに人々の前で立ち上がり、寝ていた床を担ぎ、神をあがめながら自分の家に帰って行った。


イエス様は罪を赦す権威を持っています。それを知らせるために病気を癒されました。イエス様を信じる人は原因である罪が取り去られます。そして完全に回復します。病気も死もない体に変えられると聖書は言います。(1コリント15.52-53)僕らもやがて完全に回復するのですが、その天の国の様子を地上で見せてくれることがあります。イエス様は「罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたが知るために」病気の人を癒してくださいました。まるで、罪のない神の国が来ることの予告のようです


イエス様がしてくださるのは原因療法ですイエス様を信じる人は罪が赦され、罪はきよめられます。病気も死もない、良い世界へと回復させてくださいます。イエス様は罪を赦す救い主です罪も悪も一掃される世界がきます。僕らはその御国に招かれ、赦された罪人です。まだまだ苦しみは続きますが、回復は決定しています。感謝しましょう。希望を持ちましょう。ハレルヤ!


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