待つことが苦手な人は多いです。知りたいことはネットですぐに答えがあるし、時間をかけず待てない時代に僕らは生きています。でも、神様は僕らが思うよりもずっと長く時間をかけ、しかも確実にご計画を実行なさいます。
預言者ハバククは暴力と悪が支配していることを「いつまでですか」「なぜですか」「聞いてくださらないのですか」と神様に訴え叫び続けました。(1.2-3)そして、その叫びに神様は答えてくださいました。今、どんなに悪ははびこっていても、神様が悪を放置することはありません。人々を苦しめた人たちは同じように他の国に滅ぼされます。神様がそのようになさいます。
7 あなたは彼らに奪い取られる。
8 あなたが多くの国々を略奪したので、ほかのすべての国々の民が、あなたを略奪する。あなたが人の血を流し、国や町や、そのすべての住民に暴力をふるったためだ。
今、どんなに支配力があっても、それが罪と不正によるものならば最後は神様に全てを滅ぼされます。罪は必ず裁かれます。罪の結果は恥と苦しみです。
9 ああ。自分の家のために不正な利得をむさぼり、わざわいの手からのがれるために、自分の巣を高い所に据える者。
10 あなたは自分の家のために恥ずべきことを計り、多くの国々の民を滅ぼした。あなたのたましいは罪を犯した。
16 主の右の手の杯は、あなたの上に巡って来て、恥があなたの栄光をおおう。
17 レバノンへの暴虐があなたをおおい、獣への残虐があなたを脅かす。あなたが人の血を流し、国や町や、そのすべての住民に暴力をふるったためだ。
神様は無力な方ではありません。神様がバカにされてそのままでいることは絶対にありません。必ず正しい裁きがあります。
(ガラテヤ6.7-8)
神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。自分の肉(罪)のために蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、御霊のために蒔く者は、御霊から永遠のいのちを刈り取るのです。
神様は悪に対する裁きををはっきり記録せよ、それを伝えよ、と命令しました。しかも、それは絶対に実現する神様のことばです。「それは必ず来る」と神様は言われます。そしてそれを信じなさい、と言われます。
2 主は私に答えて言われた。幻を書きしるせ。これを読む者が急使として走るために、板の上にはっきり書きしるせ。
3 この幻は、なお、定めの時のためである。それは終わりについて告げ、まやかしを言ってはいない。もしおそくなっても、それを待て。それは必ず来る。遅れることはない。
4 見よ。心のまっすぐでない者は心高ぶる。しかし、正しい人はその信仰によって生きる。
「神様のことばは絶対に実現する」と信じる人こそ神様に喜ばれる人です。正しい人とは「その信仰(神様のことばへの信頼)によって生きる」人です。この世の終わりには全人類が神様の栄光を知る日がきます。その時には暴力と富で世界を支配していた人たちは恥じ入ります。
14 まことに、水が海をおおうように、地は、主の栄光を知ることで満たされる。
その時にはお金と力に頼っていた人は恥じ入ります。神様はハバククに「この幻は、なお、定めの時のためである。それは終わりについて告げ」とおっしゃいました。世の終わりと裁きのことを神様は定めています。それがいつなのか、僕らにはわかりません。イエス様は「その日、その時がいつであるかは、だれも知りません。」とおっしゃいました。(マタイ24.36)
この世は終わります。そして、悪は裁かれます。神様はハバククに「まやかしを言ってはいない。もしおそくなっても、それを待て。それは必ず来る。遅れることはない。」(3節)とおっしゃいました。僕らはそれを待ちます。神様のことばは必ず実現します。
今、お金と力に頼っているならそれが何の価値もない日がきます。聖書は何度も僕らに警告しています。
(ヤコブ 5:1-6)
聞きなさい。金持ちたち。あなたがたの上に迫って来る悲惨を思って泣き叫びなさい。あなたがたの富は腐っており、あなたがたの着物は虫に食われており、あなたがたの金銀にはさびが来て、そのさびが、あなたがたを責める証言となり、あなたがたの肉を火のように食い尽くします。あなたがたは、終わりの日に財宝をたくわえました。見なさい。あなたがたの畑の刈り入れをした労働者への未払い賃金が、叫び声をあげています。そして、取り入れをした人たちの叫び声は、万軍の主の耳に届いています。あなたがたは、地上でぜいたくに暮らし、快楽にふけり、殺される日にあたって自分の心を太らせました。あなたがたは、正しい人を罪に定めて、殺しました。彼はあなたがたに抵抗しません。
今、世界がお金と暴力に支配されていても、そのままで終わることはありません。僕らが「いつになったら神様の裁きは実現するのか…」と思っても、神様は「それは必ず来る、遅れることはない」とおっしゃいます。(3節)
そしてまた、今までひどくお金と暴力の生活をしてきた人であっても、イエス様の十字架の赦しを信じる人は赦されます。イエス様の赦しは完璧です。これを信じる人が「正しい人」です。「正しい人はその信仰によって生きる。」(4節)とあります。だから、イエス様は「悔い改めて福音(赦されること)を信じなさい。」(マルコ1.15)とおっしゃいました。
この世は終わります。そして裁きがあります。この世の富や権力でなく、神様の前に価値のあることを今から選びましょう。イエス様はおっしゃいます。「人は、たとい全世界を手に入れても、自分自身を失い、損じたら、何の得がありましょう。」(ルカ9:25)
今日も僕らが神様の前に価値のあることを選びますように。
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