2023年2月6日月曜日

マタイ5.43-48

 皆さんの嫌いな人、避けたい人は誰でしょうか。敵を愛せないし赦せないし祝福できないし、祈れもしないような僕らに、イエス様は敵を愛し、迫害する人たちのために祈りなさい、とおっしゃいます。ハードルが高すぎなのですが、これこそが僕らから出るものではなく、イエス様を信頼してイエス様とつながった人だけに与えられるイエス様ご自身の心です


神様の教えは完全です。そして僕らは不完全ですイエス様の教えは完璧で僕らは圧倒されます。教えを守れるはずもない弱い僕らなのに、それができるように変えられます。イエス様は「心貧しい人たち」「悲しむ人たち」「義に飢え渇く人たち」におっしゃいました。(5.3-10)


(43-45節)

43『あなたの隣人を愛し、あなたの敵を憎め』と言われていたのを、あなたがたは聞いています。44しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。45天におられるあなたがたの父の子どもになるためです


神様も、神の子イエス様も完璧です。そして、イエス様を信じた人はイエス様と繋がり、僕らも神様の子どもとされ、(ローマ8.14-16)イエス様の体の器官とされ、(1コリント12.28)その木の枝とされます。(ヨハネ15.5)繋がった人は神様の完全さが現れるようになります。


(48節)

ですから、あなたがたの天の父が完全であるように、完全でありなさい。


神様だけが敵のために祈り、敵を愛し、敵を祝福する方です。「努力して敵を愛さなければ」「立派なクリスチャンになならねば」「敵を赦さなければ」と、努力で律法を達成しようとするような自信過剰な人は死にました。そして、キリストと一緒に生きる新しい人になったと聖書は言います。


(コロサイ 2:12)

あなたがたは、バプテスマによってキリストとともに葬られ、また、キリストを死者の中からよみがえらせた神の力を信じる信仰によって、キリストとともによみがえらされたのです


(ガラテヤ 2:20)

私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです


キリストが僕らの体に生きておられます。だから、僕らは神様が敵を愛し、敵を祝福してくださったように僕らもそのような心が与えられます。神様の完全さは「自分は完全に無理」と降参して、体も心も神様に明け渡した心貧しい人だけに現れます。自分は無理です。でも、神様にはできます。


(45節)

父はご自分の太陽を悪人にも善人にも昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからです


神様は悪人にも良いものを与えてくださっています。イエス様は罪人のために自分の命さえ捨ててくださった方です


(ローマ5.7-8)

正しい人のためにでも死ぬ人はほとんどありません。情け深い人のためには、進んで死ぬ人があるいはいるでしょう。

しかし私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自身の愛を明らかにしておられます。


イエス様の教えは僕らの内側から出るものではありません。僕らから出るものは「自分を愛してくれるかどうか」「自分にとって快適な人か不快な人か」その程度の基準です。でも、イエス様の基準は自分を捨てて敵を愛し、敵を生かし、祝福しようとする命がけの愛です


(46-48節)

46自分を愛してくれる人を愛したとしても、あなたがたに何の報いがあるでしょうか。取税人でも同じことをしているではありませんか。47また、自分の兄弟にだけあいさつしたとしても、どれだけまさったことをしたことになるでしょうか。異邦人でも同じことをしているではありませんか。48ですから、あなたがたの天の父が完全であるように、完全でありなさい。


「私は神のように完全です。」と言える人はいません。天の完全さは、自分の貧しさや弱さを認め、自分からは何も良いものは出ない、と認める人に与えられます。イエス様は僕らに新しい心、新しい命を与えてくださいます。


みなさんの嫌いな人、避けたい人は誰でしょうか。神様はその人を愛し祝福しようとしておられます。イエス様はその人のために血だらけになって十字架で恥と呪いを受け、死んで赦してくださっています。赦さず、憎み、人を避け、嫌い、さばく頑固な僕らは死にました。今、イエス様が僕らの中に生きておられます。明け渡しましょう。僕らの心も体もイエス様のものです。「イエス様、私の体も心も明け渡します。お使いください」と祈りましょう。


(44-45節)

4自分の敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。45天におられるあなたがたの父の子どもになるためです父はご自分の太陽を悪人にも善人にも昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからです

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