2024年3月17日日曜日

マタイ25.14-30

 マタイ25.14-30


神様は人間を介することをしなくてもこの世界を良いものにすることができます。神様だけで十分ですです。世界を最高に良くすることができます。…だのに、神様はソロではなく、あえて人間と一緒にこの世界を作り上げ治めたいと願っておられます。


最初、世界を創りになったときに、神様はあえて人を造ってこの世界を治めせました。神様だけで完結できるのに、人に地を耕させ、治めさせ、人と人が愛し合い仕えあうことで神様の栄光を現すようにされました。それが神様の喜びでした。(創世記1-2章)今日も神様は一人ひとりに役目を与え、力を与えておられます。人と一緒に働くことが神様の喜びです。イエス様は、それを例え話で教えてくださいました。まるで、しもべたちに財産を預け、その働きを一緒に喜ぶ主人のようです。



(14節から23節)

14,天の御国は、旅に出るにあたり、自分のしもべたちを呼んで財産を預ける人のようです。

15,彼はそれぞれその能力に応じて、一人には五タラント、一人には二タラント、もう一人には一タラントを渡して旅に出かけた。するとすぐに、

16,五タラント預かった者は出て行って、それで商売をし、ほかに五タラントをもうけた。

17,同じように、二タラント預かった者もほかに二タラントをもうけた。

18,一方、一タラント預かった者は出て行って地面に穴を掘り、主人の金を隠した。

19,さて、かなり時がたってから、しもべたちの主人が帰って来て彼らと清算をした。

20,すると、五タラント預かった者が進み出て、もう五タラントを差し出して言った。『ご主人様。私に五タラント預けてくださいましたが、ご覧ください、私はほかに五タラントをもうけました。』

21,主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』

22,二タラントの者も進み出て言った。『ご主人様。私に二タラント預けてくださいましたが、ご覧ください、ほかに二タラントをもうけました。』

23,主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』



このように、神様は僕らに良いものを預けてくださっています。預かったものを忠実に用いることは神様の喜びです。「主人の喜びをともに喜んでくれ。」とおっしゃいます。(21、23)


ところが、神様と一緒に働くことを喜ばない人もいます。その人は「どうせ神は人間を利用し、奪い取り、搾取し、結果を出さないと怒り、もっと苦しめる」と誤解します。まるでブラック企業の社長のようです。その人は怖いのでできれば関わりたくないし何も預かりたくありません。もし預かってしまっても萎縮して活用することができません。怖くてただ地中に埋めてしまうだけです。


(24節から25節)

24,一タラント預かっていた者も進み出て言った。『ご主人様。あなた様は蒔かなかったところから刈り取り、散らさなかったところからかき集める、厳しい方だと分かっていました。

25,それで私は怖くなり、出て行って、あなた様の一タラントを地の中に隠しておきました。ご覧ください、これがあなた様の物です。』



神様の喜びは、人間と一緒に生きることことです。僕らの時間の使い方とは預かっている時間の使い方です。それは人が神様と喜ぶ時間です。お金も人間関係もどんな小さな出来事も神様からのプレゼントです。そのプレゼントを喜び、神様のために、そして隣人のためにお仕えするのが人生です。小さなことに忠実な人は大きなことにも忠実です。(ルカ16.10)神様は喜んでもっと多くの物を預けてくださいます。『よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びを共に喜んでくれ』というメッセージ付きです。(21、23)


時間も力も、お金も人間関係も神様はもっと与えて祝福し豊かにしたいと願っておられます。全員、もれなくです。与えられることを喜んで使う人はもっと豊かになります。逆に、神様を横暴で搾取する神だと誤解し賜物を嫌がる人はお望み通りにそれを取り上げられます。


今日の時間も力もお金も人も自然も神様のものです。神様が一緒に喜ぶために預けてくださっています。人生は神様と一緒に喜ぶために与えられています。感謝して、神様のために使いましょう。神様との人生を喜びましょう。楽しみましょう。用いましょう。神様が言われます。「主人の喜びを共に喜んでくれ」と。

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