2024年7月17日水曜日

1サムエル25.23-44

 1サムエル25.23-44


僕らは敵を自分の手でやっつけたいものです。敵を赦し忍耐することとは真逆です。(マタイ5.38-39)高ぶりや復讐心は僕らの中にありますが、怒りにまかせて仕返ししても何もいいことがありません。怒っている時こそ気をつけて赦しの祈りをし忍耐するのが正解です。復讐は神様の座を奪う高ぶりです。復讐は神様だけのものです。



(ローマ12.18-19)

あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それは、こう書いてあるからです。「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。」



ダビデをののしったナバルに対して、ダビデは怒りに燃えて復讐しようとしました。その時、ナバルの妻アビガイルはひれ伏して赦しを願います。夫の罪をまるで自分のことのように謝ります。「ご主人様、あの責めは私にあります。」(24)「どうか、はしための背きをお赦しください。」(28)そして、ダビデに復讐を神様にお任せするように懇願しました。理由は、復讐することが罪となり、後でダビデ自身を責めることになるからです。



(23節から26節)

23,アビガイルはダビデを見ると、急いでろばから降り、ダビデの前で顔を伏せて地面にひれ伏した。

24,彼女はダビデの足もとにひれ伏して言った。「ご主人様、あの責めは私にあります。どうか、はしためが、じかに申し上げることをお許しください。このはしためのことばをお聞きください。

25,ご主人様、どうか、あのよこしまな者、ナバルのことなど気にかけないでください。あの者は名のとおりの男ですから。彼の名はナバルで、そのとおりの愚か者です。はしための私は、ご主人様がお遣わしになった若者たちに会ってはおりません。

26,ご主人様。今、主は生きておられます。あなたのたましいも生きておられます。主は、あなたが血を流しに行かれるのを止め、ご自分の手で復讐なさることを止められました。あなたの敵、ご主人様に対して害を加えようとする者どもが、ナバルのようになりますように。



ダビデが復讐する罪を犯すことがないようにアビガイルは願います。ダビデが王様になった時に、過去に復讐したことが罪として残ることがないようにです。



(30節から31節)

30,主が、ご主人様について約束なさったすべての良いことをあなたに成し遂げ、あなたをイスラエルの君主に任じられたとき、

31,理由もなく血を流したり、ご主人様自身で復讐したりされたことが、つまずきとなり、ご主人様の心の妨げとなりませんように。主がご主人様を栄えさせてくださったら、このはしためを思い出してください。」



僕らも将来イエス様と一緒に栄光を受けることになっています。その時僕らは「しみや、しわや、そのようなものの何一つない、聖く傷のないもの」になることを神様が願ってくださってます。(エペソ5.27)僕らのは仕返しし相手を傷つけその尊厳を失わせたりすることは僕らの側のシミ、シワ、傷です。むしろ忍耐して赦し、神様の正しい裁きに委ねることが僕らが聖なるものとなる方法です。ダビデはアビガイルが必死で復讐を止めてくれたことを感謝しました。



(33節から35節)

32,ダビデはアビガイルに言った。「イスラエルの神、主がほめたたえられますように。主は今日、あなたを送り、私に会わせてくださった。

33,あなたの判断がほめたたえられるように。また、あなたが、ほめたたえられるように。あなたは今日、私が人の血を流しに行き、私自身の手で復讐しようとするのをやめさせた。

34,イスラエルの神、主は生きておられる。主は私を引き止めて、あなたに害を加えさせなかった。もし、あなたが急いで私に会いに来なかったなら、きっと、明け方までにナバルには小童が一人も残らなかっただろう。」

35,ダビデはアビガイルの手から、彼女が持って来た物を受け取り、彼女に言った。「安心して、家へ上って行きなさい。見なさい。私はあなたの言うことを聞き、あなたの願いを受け入れた。」



復讐することは高ぶりであり汚点にしかなりません。(31)今日、もう一度イエス様と一緒に敵を赦す祈りをしましょう。すでに仕返しし傷つけてしまったらもう一度誠実に謝りましょう。今、怒って復讐しようとしている友達がいたら祈りましょう。止めましょう。そんなことをしても何もいいことがありません。「そもそも、互いに訴え合うことが、すでにあなたがたの敗北です。どうして、むしろ不正な行いを甘んじて受けないのですか。どうして、むしろ、だまし取られるままでいないのですか。(コリント人への手紙 第一6章7節)


神様が正しい裁きをなさいます。「十日ほどたって、主はナバルを打たれ、彼は死んだ。」とあります。(38)復讐は神様のものです。「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする」とおっしゃる神様に任せましょう。神様こそ正しい判断をなさいます。ハレルヤ!

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