エゼキエル21.25-27

神様は「すべてがすっかり変わる。」（26）と言われ、それは実現しました。イスラエルにとって当たり前だと思っていたことが全て消え去りました。高ぶって神様に背き続けたイスラエルの王様ゼデキヤは冠を剥奪され悲惨な最後を遂げます。神様が言われたことは実現します。そして、高ぶる人の冠は消え去り低くされることは今も繰り返して聖書が伝えていることです。「だれでも、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされます。」（マタイ23.12） （25-26） 汚れた悪者、イスラエルの君主よ。あなたの日、最後の刑罰の時が来た。神である主はこう言われる。かぶり物を取り、冠を外せ。すべてがすっかり変わる。低い者を高くし、高い者を低くせよ。 「すべてがすっかり変わる。」（26）という預言は今の世界にも適用できます。この世でどんなに成功しても、富を得ても、賞賛されても、それが神様からのものでないならば消えて行きます。「富んでいる人は、草の花のように過ぎ去って行くからです。太陽が熱風を伴って上って来ると、草を枯らしてしまいます。すると、その花は落ち、美しい姿は滅びます。」（ヤコブ1.10-11）そして、やがて本当の王であるイエス様がこの世界を治めます。イエス様は神様から「さばきの権威」（27）を与えられている王様です。イエス様はもう一度この世界に来られます。 （27） 荒廃だ。荒廃だ。廃墟をわたしはもたらす。これは、さばきを執行する者が来て、わたしがさばきの権威を授けるまで、起こったことのないような出来事だ。 イエス様が来られた日には全てがすっかり変わります。この世で価値があると思われていたものは価値がなくなり、低くみられていたことが高められます。高ぶっていた人は低くされ、虐げられていた人が高められます。その日、悲しむ人は慰められます。義に飢え渇いていた人は満たされます。（マタイ5章）イエス様の御国の価値とこの世の価値は正反対であることが多いです。誰にも見られず、認めらていなかった良い行いは天の父に喜ばれ、報いられる日が来ます。「隠れた所で見ておられるあなたの父が報いてくださいます。」（マタイ6.18） 今日も「御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。」と祈りましょう。（マタイ6.10）なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きましょう。（マタイ6.27）全てがすっかり変わる日は必ず来ます。御国が来ますように！