小さな罪や高ぶりを放置すると、それがどんどん大きくなると聖書は言います。「あなたがたの高慢は、よくないことです。あなたがたは、ほんのわずかのパン種が、粉のかたまり全体をふくらませることを知らないのですか。」(1コリント5.6)
アマツヤは主の目にかなう王でしたが、でも少しの高ぶり、少しの恨み、お金に頼る気持ちを放置したようです。それはどんどん膨れ上がり、気づいた時には神様よりも偶像を拝むようにまでなってしまいました。
(1-3)
アマツヤは二十五歳で王となり、エルサレムで二十九年間、王であった。彼の母の名はエホアダンといい、エルサレム出身であった。
彼は主の目にかなうことを行ったが、全き心をもってではなかった。
彼の王国が強くなると、彼は、自分の父である王を討った家来たちを殺した。
神様が願っておられるのは神様への信頼です。アマツヤはお金で兵を雇いましたが神様はアマツヤに警告します。助けてくださるのもつまづかせるのも神様の主権です。お金で兵を雇っても意味がありません。アマツヤの最大の武器は神様への信頼であるべきでした。
(5-8)
アマツヤはユダの人々を召集し、ユダ族およびベニヤミン族の全員を、父祖の家ごとに、千人隊の長、百人隊の長の下に配属した。二十歳以上の者を登録すると、槍と大盾を手にして従軍する兵が三十万人いることが分かった。
さらに、彼はイスラエルから、銀百タラントで十万人の勇士を雇った。
すると、神の人が彼のもとに来て言った。「王よ、イスラエルの軍勢をあなたとともに行かせてはなりません。主は、イスラエル、すなわちエフライムのいかなる人々とも、ともにおられないからです。
しかし、もしあなたが行くのなら、そうしなさい。雄々しく戦いなさい。神はあなたを敵の前につまずかせられます。神には、助ける力も、つまずかせる力もあるからです。」
神様に信頼することは最も価値のあることだし、それはお金と比べ物にならないほど大切なことです。お金で雇ったイスラエル兵を一緒に出陣させてはならないと神様はおっしゃいます。アマツヤ王は支払ったお金が無駄になる!と思ったようです。
(9)
アマツヤは神の人に言った。「では、イスラエルの部隊に与えた百タラントはどうしたらよいのか。」神の人は答えた。「主は、それよりも多くのものを、あなたにお与えになることができます。」
アマツヤは神様のことばに従い、神様は勝利を与えてくださいました。…だのに彼は感謝せず、感謝しないどころか偶像を拝むようになりました。神様はなんども警告してくださいます。でも、彼は聞く耳を持たなくなっていました。
(14-16)
アマツヤがエドム人を討って帰って来た後のこと、彼はセイル人の神々を持って来て、それらを自分の神々として立てた。彼はその前で伏し拝み、犠牲を供えていた。
すると、主はアマツヤに向かって怒りを燃やし、彼のもとに預言者を遣わして言われた。「なぜあなたは、あなたの手から自分の民を救い出すこともできないような神々を求めたのか。」
彼が王にまだ話している最中に、王は彼に言った。「われわれはおまえを王の助言者にしたか。やめよ。なぜ、打ち殺されるようなことをするのか。」そこで、預言者は話すのをやめたが、こう言った。「私は、神があなたを滅ぼそうと計画しておられるのを知りました。あなたがこのことを行い、私の勧めを聞かなかったからです。」
神様は僕らにも良くしてくださっています。だのに感謝せず、高ぶって背いていくことは僕らにもある話です。このストーリーは僕らへの警告です。「自分は大丈夫」なんてことはありません。いつもプライドや自己満足が僕らを誘惑して神様から引き離そうとします。今日もまず、神様に感謝しましょう。小さな高ぶりや恨みは放置せずに神様に告白して捨てましょう。小さな高ぶりがいつの間にか引き返せない破滅に至ってしまいます。小さなうちに告白しましょう。恨んでいること、お金にこだわっていること、高ぶっていること、神様を軽んじていること、ちゃんと認めて祈りましょう。
(1コリント 10:12)
ですから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけなさい。
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