人生苦しいことがあるのに、クリスチャンは「救われた」と言います。実際には「もう救われた」と「まだ救われていない」の真ん中です。救われて永遠の祝福に入り、栄光の体に変えられるのは決定ですが、まだ苦しみや悲しみも経験します。
パウロの乗った船は難破し沈没しそうです。だのにパウロは「救われます」と言って感謝します。この感謝は神様のことばへの信頼から出る感謝です。パウロはもう救われた、助かったと確信して感謝していますが、実際はまだ嵐の船の中で苦しみも経験します。「すでに」と「いまだ」の真ん中です。
(33-36)
夜が明けかけたころ、パウロは一同に食事をするように勧めて、こう言った。「今日で十四日、あなたがたはひたすら待ち続け、何も口に入れず、食べることなく過ごしてきました。
ですから、食事をするよう勧めます。これで、あなたがたは助かります。頭から髪の毛一本失われることはありません。」
こう言って、彼はパンを取り、一同の前で神に感謝の祈りをささげてから、それを裂いて食べ始めた。
それで皆も元気づけられ、食事をした。
パウロは嵐の船の中にいる人々を励まし、神様に感謝しましたが、実際には試練が続きます。船は座礁しました。そして、兵士たちはパウロや囚人たちを殺そう、と言い出します。
(40-42)
錨を切って海に捨て、同時に舵の綱を解き、吹く風に船首の帆を上げて、砂浜に向かって進んで行った。ところが、二つの潮流に挟まれた浅瀬に乗り上げて、船を座礁させてしまった。船首はめり込んで動かなくなり、船尾は激しい波によって壊れ始めた。兵士たちは、囚人たちがだれも泳いで逃げないように、殺してしまおうと図った。
神様は全員救われる、とおっしゃっていますが、今は殺されるかもしれない状況です。それでも神様のみことばは実現します。
(43-44)
しかし、百人隊長はパウロを助けたいと思い、彼らの計画を制止して、泳げる者たちがまず海に飛び込んで陸に上がり、
残りの者たちは、板切れや、船にある何かにつかまって行くように命じた。こうして、全員が無事に陸に上がった。
神様のことばはトラブルなく救われる、とは言いません。忍耐して希望を持って歩みなさいと教えます。救いはエスカレーターではありません。何日も忍耐したり、殺されそうになったり、泳いだりです。僕らも救われます。でも苦しみもあります。それは通過点です。神様のみことばを聞いて、希望を持って今日も忍耐しつつ歩みましょう。勝利と栄光は決まっています!
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