2023年1月11日水曜日

1列王記13.1-10

 神様は偶像礼拝を嫌い、それを「ことば」で破壊されます。ヤロブアムは金の子牛を拝ませ、勝手に祭壇を作り礼拝しますが、神様はこれを破壊します。神様は世界を造るときも「ことば」だけで創造されました。そして、破壊するときも「ことば」だけで破壊します。神様は一人の預言者に「ことば」を与え、それによって偶像の祭壇は破壊されました。


(1-3)

一人の神の人が、主の命令によってユダからベテルにやって来た。ちょうどそのとき、ヤロブアムは香をたくために祭壇のそばに立っていた。すると、この人は主の命令によって祭壇に向かい、これに呼びかけて言った。「祭壇よ、祭壇よ、主はこう言われる。『見よ、一人の男の子がダビデの家に生まれる。その名はヨシヤ。彼は、おまえの上で香をたく高き所の祭司たちを、いけにえとしておまえの上に献げ、人の骨がおまえの上で焼かれる。』」その日、彼は一つのしるしを与えて、次のように言った。「これが主の告げられたしるしである。見よ、祭壇は裂け、その上の灰はこぼれ出る。」


神様の「ことば」は必ず実現します。そのしるしのために、「祭壇は裂け、その上の灰はこぼれ出る。」と預言者は伝えました。

神様はを信じないヤロブアムはこれを預言した人に怒り、彼を逮捕しようとします。が、彼の手が麻痺してしまい、本当に祭壇は裂けてその上の灰がこぼれます。


(4-5)

ヤロブアム王は、ベテルの祭壇に向かって叫んでいる神の人のことばを聞いたとき、祭壇から手を伸ばして「彼を捕らえよ」と言った。すると、彼に向けて伸ばしていた手はしなび、戻すことができなくなった。

神の人が主のことばによって与えたしるしのとおり、祭壇は裂け、灰は祭壇からこぼれ出た。


神様の「ことば」はその通りに300年以上後に実現します。ヨシヤという王様が生まれ、この偶像の祭壇を破壊しその上で偶像の祭司たちは殺され、人の骨がそこで焼かれます。その記録は2列王記23章に書かれています。


(2列王記 23:16)

ヨシヤが向き直ると、山の中に墓があるのが見えた。そこで彼は人をやってその墓から骨を取り出し、それを祭壇の上で焼き、祭壇を汚れたものとした。かつて、神の人がこのことを預言して呼ばわった主のことばのとおりであった。


(2列王記 23:20)

それから、彼は、そこにいた高き所の祭司たちをみな、祭壇の上でほふり、その祭壇の上で人間の骨を焼いた。こうして、彼はエルサレムに帰った。


この預言者は神様から預かった「ことば」に忠実でした。助けを求めるヤロブアム王のために祈り、彼の手は癒されました。預言者はヤロブアムから食事や贈り物の申し出を受けますが、全てキッパリ断ります。神様がそれを禁止しているからですこの預言者は神のことばに忠実でありたいと願っていました。贈り物によって神様のことばに不純物が入るのを防ぐためです


(6-10節)

そこで、王はこの神の人に向かって言った。「どうか、あなたの神、主にお願いして、私のために祈ってください。そうすれば、私の手は元に戻るでしょう。」神の人が主に願ったので、王の手は元に戻り、前と同じようになった。

王は神の人に言った。「私と一緒に宮殿に来て、食事をして元気をつけてください。あなたに贈り物をしたいのです。」

すると神の人は王に言った。「たとえ、あなたの宮殿の半分を私に下さっても、私はあなたと一緒に参りません。また、この場所ではパンも食べず、水も飲みません。

というのは、主のことばによって、『パンを食べてはならない。水も飲んではならない。また、もと来た道を通って帰ってはならない』と命じられているからです。」

こうして、彼はベテルに来たときの道は通らず、ほかの道を通って帰った。


神様の「ことば」は必ず実現します。僕らは神様のことばに付け足したり、差し引いたりしないように気をつける必要があります。食事のもてなしも、贈り物も良いものですが、それが神様のことばをぼやかすものなら、有害です

この預言者は「たとえ、あなたの宮殿の半分を私に下さっても、私はあなたと一緒に参りません。また、この場所ではパンも食べず、水も飲みません。」ときっぱり断りました。神様がここでは「パンを食べてはならない。水も飲んではならない。」とおっしゃていたからです


神様の「ことば」は実現します。そして僕らは自分の都合に神様の「ことば」をぼやけさせたり、盛ったり引いたりする誘惑をいつも受けています。今日も僕らが神様の「ことば」の純度を保ちますように。

神様の「ことば」は必ず実現します!


(イザヤ 55:11) 

そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。

必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる。

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