2023年1月9日月曜日

2列王記15.23-37

 僕ら人間は神のように支配者になりたい、という高ぶりの罪を誰もが持っているようです。聖書は「神は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。」(ヤコブ4.6)と言います。自分が支配者になるために剣で人を脅したり、殺してでも状況を支配したいと思うようです。ところが、イエス様は「剣を取る者はみな剣で滅びます。」とおっしゃいました。(マタイ25.52)聖書は剣で人を殺す人が同じように自分も殺されることが何度も書かれています。


(25)

彼の侍従、レマルヤの子ペカは、彼に対して謀反を企て、サマリアの王宮の高殿で、ペカフヤとアルゴブとアルエを打ち殺した。ペカには五十人のギルアデ人が加わっていた。ペカはペカフヤを殺し、彼に代わって王となった。


(27-28)

ユダの王アザルヤの第五十二年に、レマルヤの子ペカがサマリアでイスラエルの王となり、二十年間、王であった。

彼は主の目に悪であることを行い、イスラエルに罪を犯させたネバテの子ヤロブアムの罪から離れなかった。


ペカは王様を殺して自分が王となります。ところが、全く同じように自分も殺されます。


30

そのとき、エラの子ホセアはレマルヤの子ペカに対して謀反を企て、彼を打ち殺して、ウジヤの子ヨタムの第二十年に、彼に代わって王となった。


ペカは自分の支配力をキープするために国民に偶像礼拝を強制しました。「ヤロブアムの罪から離れなかった。」とありますが、これは人々に偶像を拝ませて人々をコントロールする罪ですところが、自分が支配しようと思うほどに、支配力は失われ、殺されて行きます。そして、支配しようと思うほど、他の国に占領されて行きます。


29

イスラエルの王ペカの時代に、アッシリアの王ティグラト・ピレセルが来て、イヨン、アベル・ベテ・マアカ、ヤノアハ、ケデシュ、ハツォル、ギルアデ、ガリラヤ、ナフタリの全土を占領し、その住民をアッシリアへ捕らえ移した。


聖書は「神は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。」(ヤコブ4.6)と言います。

イスラエルが占領され、国が滅んでいく理由は彼らが高ぶり、武力と偶像に依り頼む罪をやめなかったからです国が滅ぶ理由は罪です。罪とは「神より自分」という高ぶりです罪で周りを思い通りの動かしても何の良いこともありません。


神様の恵みと祝福の中にとどまるために大事なことは、罪をやめてきよく生きることです高ぶってまるで神様のように支配しようとすることはあるでしょうか。


イエス様の十字架を見上げましょう。すべてを捨てて死んでくださった方を見上げましょう。剣で支配するのでなく、釘で刺され、槍で刺された方を見上げましょう。この方によって僕らはきよめられています。これで十分です僕らの誇りは十字架のイエス様だけです


(ガラテヤ 6:14

しかし私には、私たちの主イエス・キリストの十字架以外に誇りとするものが決してあってはなりません。

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