神様に頼らないと人やモノに頼ることになります。エルサレムの王アハズは隣の北イスラエルとアラムから攻撃された時に、神様に求めもせずにアッシリアの王様に頼りました。
(5)
そのころ、アラムの王レツィンと、イスラエルの王レマルヤの子ペカが、戦いのためにエルサレムに上って来て、アハズを包囲したが、攻め切れなかった。
アハズは2人の王様に包囲され、この後ひどく略奪されます。(2歴代誌28章)神様は敵を恐れないようにとアハズ言ってくれますが、アハズは聞くつもりがなかったようです。「気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません。あなたは、これら二つの木切れの煙る燃えさし、レツィンすなわちアラムとレマルヤの子(北イスラエル)との燃える怒りに、心を弱らせてはなりません。」(イザヤ7.4)アハブは見えない神様よりも見える強国アッシリヤに助けを求め、「私はあなたしもべ」「あなたの子です」と隷属を表明します。さらに主に献げられたはずの宝を取り出して莫大なお金を送ります。アハブが信頼するのは見えるものだけです。
(7-9)
アハズは使者たちをアッシリアの王ティグラト・ピレセルに遣わして言った。「私はあなたのしもべであり、あなたの子です。どうか上って来て、私を攻めているアラムの王とイスラエルの王の手から救ってください。」
アハズが主の宮と王宮の宝物倉にある銀と金を取り出して、それを贈り物としてアッシリアの王に送ったので、
アッシリアの王は彼の願いを聞き入れた。アッシリアの王はダマスコに攻め上り、これを取り、その住民をキルへ捕らえ移した。彼はレツィンを殺した。
アハズはアッシリヤが強い理由はダマスコの神が強いからか?と思い、ダマスコの偶像の祭壇のコピーを作って、なんと主の祭壇におきます。
(10-13)
アハズ王は、アッシリアの王ティグラト・ピレセルに会うためダマスコに行ったとき、ダマスコにある祭壇を見た。アハズ王は、祭壇の図面とその模型を、詳細な作り方と一緒に祭司ウリヤに送った。
祭司ウリヤは、アハズ王がダマスコから送ったものとそっくりの祭壇を築いた。祭司ウリヤは、アハズ王がダマスコから帰って来るまでに、そのようにした。
王はダマスコから帰って来た。その祭壇を見て、王は祭壇に近づき、その上に上った。
彼は全焼のささげ物と、穀物のささげ物を焼いて煙にし、注ぎのささげ物を注ぎ、自分のための交わりのいけにえの血をこの祭壇に振りかけた。
僕らが見えるものの助けばかりを考えているなら神様への信頼を失っている印です。アハズは世界を造り支えておられる主を無視し、見える軍事力や富、そして偶像にばかり頼った人です。そして偶像や人やお金はますますアハズを縛って行きます。僕らが助けを求める相手は神様だけです。偶像は僕らを助けないどころか、滅びへと向かわせます。
僕らが今日もまず神様を求め、落ち着いて神様の言葉を静かに聞き、信頼して歩めますように。
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