2023年2月21日火曜日

ヨシュア記13.14-33

 ヨシュア記13.14-33

神様はイスラエル人たちに「祝福の土地を与える」と何度も言われていました。神様が与えてくださる土地は祝福の土地です。住むのにも良く、収穫も多く、家畜のためにも良い土地です。
ところが、レビ族に対してだけは神様は土地を与えません。
14 ただレビの部族だけには、相続地が与えられなかった。主が約束されたとおり、イスラエルの神、主への火によるささげ物、それが彼らの相続地であった。
33 レビ部族には、モーセは相続地を与えなかった。主が彼らに約束されたとおりにイスラエルの神、主が彼らの相続地である。
神様が素晴らしい土地を与えてくださるのに、レビ族は「自分の土地」はありません。つまり、彼らにだけはその土地の収穫、収入がありません。
その理由は14節に「主が約束されたとおり、イスラエルの神、主への火によるささげ物、それが彼らの相続地であった。」とあります。
レビ族は神様への礼拝の奉仕に直接仕える部族です。なのでこの世の仕事をしません。彼らの生活は他のイスラエル人が携えてくるいけにえの分け前を受け取ることによって、生活が支えられていました。
一方、他の部族は農産物や家畜の1/10を神様にささげました。そのささげものによってレビ部族は生活が養われていました。
神様の奉仕に直接携わる者は神様から養われることは、今の教会にも適用されています。この世の仕事に心を動かされることがないように、ただ神様を仰ぎ求め、神様からその糧を得ていくようにと聖書は教えています。
(新約聖書1テモテ 5:17-18)
よく指導の任に当たっている長老(今の牧師の立場の人)は、二重に尊敬(報酬)を受けるにふさわしいとしなさい。みことばと教えのためにほねおっている長老は特にそうです。聖書に「穀物をこなしている牛に、くつこを掛けてはいけない。」また、「働き手が報酬を受けることは当然である。」と言われているからです。
神様はレビ部族を直接の奉仕者として選ばれました。レビ部族はみことばの奉仕だけではなく、礼拝に関係するあらゆる管理、準備等も含めて神様のためだけに働く部族です。彼らへの報酬は神様ご自身が養ってくださることです。そのことを、聖書は「主が彼らの相続地である」と言います。
33 レビ部族には、モーセは相続地を与えなかった。主が彼らに約束されたとおりにイスラエルの神、主が彼らの相続地である。
現代も神様のために一般就職はせずに献身する人たちがいます。牧師や宣教師は彼らが自分で選んだのではなく、神様が召された人です。外から見ると「就職もしないでどうやって生きて行けるのか」と思われるかもしれません。でも、召された人は神様ご自身が養ってくださいます。具体的にはイエスキリストの体である教会が彼らを支えます。
(新約聖書 1コリント 9:7)
いったい自分の費用で兵士になる者がいるでしょうか。自分でぶどう園を造りながら、その実を食べない者がいるでしょうか。羊の群れを飼いながら、その乳を飲まない者がいるでしょうか。
(1コリント 9:13-14)
あなたがたは、宮に奉仕している者が宮の物を食べ、祭壇に仕える者が祭壇の物にあずかることを知らないのですか。同じように、主も、福音を宣べ伝える者が、福音の働きから生活のささえを得るように定めておられます。
神様がレビ族に土地を与えずに直接の神様への奉仕者となさったことは、他の部族たちが農作物や家畜の1/10をささげることととセットでした。レビ族のことは、イスラエル人たち全員の神様への献身とセットでした。
今も神様はフルタイムで神様の仕事をするがいます。彼らの存在は、彼らが勝手にやってるのではありません。神様の選びと、そして全員の神様への感謝のささげものがセットで用いられています。ヨシュアの時代は12部族の中の1部族全員が神様に直接奉仕する人たちでした。ざっくり計算すると12人中1人の割合です。
今日も神様は働き人を求めておられます。羊(クリスチャンのこと)には養う牧会者が必要です。
はっきりは言えませんが、もしかすると12人に1人は働き人が必要かもしれません。イエス様でさえ、弟子を牧会したのは12人だけでした。イエス様は言われました。
(新約聖書 マタイ 9:36-38)
また、群衆を見て、羊飼いのない羊のように弱り果てて倒れている彼らをかわいそうに思われた。そのとき、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。」
牧師や宣教師は他人事ではありません。僕ら教会のメンバーがが彼らのために祈り、支える必要があります。彼らが嘆いて奉仕するのではなく、喜んで奉仕できるようにと聖書は言います。神様は彼らの生活を守ってくださいます。そして、それは教会が持ち物を分け合うことです。
彼らのために祈りましょう。支えましょう。応援しましょう。その結果は良いことしかありません。
(新約聖書ヘブル 13:16-17)
善を行なうことと、持ち物を人に分けることとを怠ってはいけません。神はこのようないけにえを喜ばれるからです。
あなたがたの指導者たちの言うことを聞き、また服従しなさい。この人々は神に弁明する者であって、あなたがたのたましいのために見張りをしているのです。ですから、この人たちが喜んでそのことをし、嘆いてすることにならないようにしなさい。そうでないと、あなたがたの益にならないからです。

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