2023年2月21日火曜日

ヨシュア記13.1-14

 ヨシュア記13.1-14

僕らの人生には神様から与えられている使命があります。一言でいうなら「神様を愛し、隣人を愛すること」です。これが「御心(神様のご計画)が天で行われるように地でも行われますように」という神様の願いです。
これは一生かかっても終わらない大きな使命です。地上にいる限り「これで良し、終わり」ということはありません。と聞くと「うわー大変、自分はムリ」と思うのが僕ら人間です。でも大丈夫です。させてくださるのは神様です。僕らの中に住んでくださる神様の霊である聖霊が僕らに新しい心を与え、その力を与えてくださいます。
ヨシュアの時代にも神様のご計画があり、その使命を果たすようにと神様は言われます。
ヨシュアは老人になりましたが、それでも彼の使命は終わっていません。神様はそれを果たすように彼に言われました。
1 ヨシュアは年を重ねて老人になった。主は彼に仰せられた。「あなたは年を重ね、老人になったが、まだ占領すべき地がたくさん残っている。
2 その残っている地は次のとおりである。
イスラエル人たちに神様が祝福の土地を与えてくださいます。それは神様が今まで何度も約束してくださっている言葉です。でも、それが実現するのは全自動ではありません。土地の先住民を滅ぼし追い払うことが必要です。実行するのはヨシュアをリーダーとするイスラエル人たちです。でも、神様は言われます。「わたしは彼らをイスラエル人の前から追い払おう。」と。(6節)この時、まだまだ占領しなければならない土地が残っていました。神様は具体的に土地のリストを示してヨシュアに言われます。
2 その残っている地は次のとおりである。ペリシテ人の全地域、ゲシュル人の全土、
3 エジプトの東のシホルから、北方のカナン人のものとみなされているエクロンの国境まで、ペリシテ人の五人の領主、ガザ人、アシュドデ人、アシュケロン人、ガテ人、エクロン人の地、それに南のアビム人の地、
4 カナン人の全土、シドン人のメアラからエモリ人の国境のアフェクまでの地。
5 また、ヘルモン山のふもとのバアル・ガドから、レボ・ハマテまでのゲバル人の地、およびレバノンの東側全部。
6 レバノンからミスレフォテ・マイムまでの山地のすべての住民、すなわちシドン人の全部。わたしは彼らをイスラエル人の前から追い払おう。わたしが命じたとおりに、ただあなたはその地をイスラエルに相続地としてくじで分けよ。
ヨシュアはこのとき80代だったと言われます。そして同世代の高齢者は全員死んで残っていませんでした。周りは全員自分よりも若い人たちだけです。年を取ると体力的にも精神的にも私にはもう力がない、時間がない、と思います。しかし主は、年をとったヨシュアに「あなたは年を重ね、老人になったが、まだ占領すべき地がたくさん残っている」「わたしが共にいて敵を追い払おう」と約束してくださいました。これまでも共にいて下さった主が、これからも共にいて道を切り開いて下さいます。戦ってくださるのは神様です。ヨシュアとイスラエル人たちに必要なのは、ただ、恐れずに「はい、主が言われた通りになると信じます。言われた通りにします」という信仰と従順でした。
神様は今までも何度も何度もヨシュアに同じことを言ってこられました。神様が戦ってくださり、その土地を与えてくださいます。同時にそれは、ヨシュアたちが進み、戦うこととセットです。神様の働きは神様のことばに聞き従う人々とセットで実現します。彼らの力の弱さは関係ありません。大事なのは信頼と従順です。
(旧約聖書 申命 31:3-8)
あなた(ヨシュア)の神、主ご自身が、あなたの先に渡って行かれ、あなたの前からこれらの国々を根絶やしにされ、あなたはこれらを占領しよう。
主が告げられたように、ヨシュアが、あなたの先に立って渡るのである。
(…中略…)主は、彼ら(先住民)をあなたがたに渡し、あなたがたは私が命じたすべての命令どおり、彼らに行なおうとしている。(…中略…)
彼らを恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主ご自身が、あなたとともに進まれるからだ。主はあなたを見放さず、あなたを見捨てない。
(…中略…)主がこの民の先祖たちに与えると誓われた地に、彼らとともにはいるのはあなた(ヨシュア)であり、それを彼らに受け継がせるのもあなた(ヨシュア)である。主ご自身があなたの先に進まれる。主があなたとともにおられる。主はあなたを見放さず、あなたを見捨てない。恐れてはならない。おののいてはならない。
同じように、僕らにもまだまだ神様からの使命が沢山与えられています。占領すべき敵、追い出すべき敵は沢山あります。神様と人を愛し、僕らが完全に神様のものとなるにはまだまだほど遠い位置にいます。今、僕らには壊れた人間関係があり、自分自身の中の高ぶりや欲、我の強さ、意思の弱さ、そして、福音を知らずにいる人々の魂が周りには沢山います。だのに僕らは自分の勝手な思いで満足し、今のところで止まってしまって課題がないかのように思いたいのです。それは大間違いです。まだ終わってません。主は 「まだ占領すべき地がたくさんある」と言われます。
させてくださるのは神様です。「わたしは彼らをイスラエル人の前から追い払おう。」(6節)と言ってくださいます。
後でヨシュアは言っています。「あなたがたのために戦ったのは、あなたがたの神、主だからである。」(ヨシュア23.3)
ところで、13節には「イスラエル人は、ゲシュル人とマアカ人とを追い払わなかったので、ゲシュルとマアカとは、イスラエルの中に住んだ。今日もそうである。」と書かれています。さらっと書いてあるけど、これは神様からの使命を果たさなかったことです。彼らを追い払わなかったことはずっと後でイスラエル人に苦痛となって行きます。ダビデは後でこの時追い払わなかったゲシュル人を妻にしました。そして、彼女との間に生まれたアブシャロムはダビデに謀反を起こし、ダビデは何年も彼(自分の息子)に苦しめられます。
神様がおっしゃることに妥協しても問題ではないと思っているのは、とても危険です。僕らにはまだまだ神様からの使命があります。そしてそれを神様がさせてくださいます。神様は出来ないことをやれ、とはおっしゃいません。神様がしなさい、とおっしゃることは出来ます。僕らでなく、神様がさせてくださるからです。大丈夫です。できます。自分には力がなくても、一緒にいてくださる方は信頼できます。
(申命記31.7-8)
主がこの民の先祖たちに与えると誓われた地に、彼らとともにはいるのはあなたであり、それを彼らに受け継がせるのもあなたである。主ご自身があなたの先に進まれる。主があなたとともにおられる。主はあなたを見放さず、あなたを見捨てない。恐れてはならない。おののいてはならない。
神様のことばに今日、ちゃんと向き合いましょう。神様はできることを言っておられます。ムリとか、できないとか言わずに、向き合いましょう。主は祝福を用意しておられます。

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