2023年2月9日木曜日

詩篇37.1-22

 僕らが何に注目しているかによって僕らの心も体も人生も、明るくなったり暗くなったりします。悲惨なニュースを見ると暗くなるし、愛や癒しや和解の話を聞くと明るくなります。同じように、イエス様は地上の悪にふりまわされ動揺しないで、天から来る恵みに目を向けるようにと教えます。


(マタイ 6:22-23)

からだのあかりは目です。それで、もしあなたの目が健全なら、あなたの全身が明るいが、もし、目が悪ければ、あなたの全身が暗いでしょう。


僕らの周りには腹が立つことがたくさんあります。そして、僕らは自分で敵をやっつけてしまいたい、と思います。ところが聖書は悪いことにいちいち腹をたてるな、と言います。そんなことよりも神様の素晴らしさ、愛、赦し、与えてくださったことを見つめ、数え上げて感謝し喜ぶようにと言います。悪人は最後には神様によって滅ぼされ消えて行きます。だから、今どんなに悪が横行していても、自分は神様に信頼して良いことを誠実にするように、と教えます。


1 悪を行なう者に対して腹を立てるな。不正を行なう者に対してねたみを起こすな。

2 彼らは草のようにたちまちしおれ、青草のように枯れるのだ。

3 主に信頼して善を行なえ。地に住み、誠実を養え。

4 主をおのれの喜びとせよ。主はあなたの心の願いをかなえてくださる。


悪は最終的には消えて行きます。神様の裁きは完璧ですそのことを聖書は何度も繰り返します。


9 悪を行なう者は断ち切られる。(…中略…)

10 ただしばらくの間だけで、悪者はいなくなる。

あなたが彼の居所を調べても、彼はそこにはいないだろう。


17 なぜなら、悪者の腕は折られるが、主は正しい者をささえられるからだ。


20 悪者は滅びる。主の敵は牧場の青草のようだ。彼らは消えうせる。煙となって消えうせる。


22 主にのろわれた者は断ち切られる。


僕らは必要以上に怒り、反応しやすいものです怒りの感情は人間として良いものです。神様も怒る方です。…ですが、怒りは僕らを支配し罪へと誘惑します。怒りに引きずられ縛られると、悪いことを言ったりしたりしてしまいます。それは「悪魔が誘惑するチャンス」「悪魔の誘惑に負けそうな時」と聖書は言います。だから聖書は怒りをやめるようにと教えます。


(エペソ 4:26-27)

怒っても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。悪魔に機会を与えないようにしなさい。


8 怒ることをやめ、憤りを捨てよ。腹を立てるな。それはただ悪への道だ。


もしも僕らが誰にも認められず、敵から悪く言われっ放しでも、怒る必要はありません。神様が僕らを認めてくださいます。自分で正しさをアピールする必要はありません。苦しみも悲しみも神様にお任せするように聖書は言います。神様が正しく報いてくださいます。


5 あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。

6 主は、あなたの義を光のように、あなたのさばきを真昼のように輝かされる。

7 主の前に静まり、耐え忍んで主を待て。


12 悪者は正しい者に敵対して事を図り、歯ぎしりして彼に向かう。

13 主は彼を笑われる。彼の日(滅ぶ日)が迫っているのをご覧になるから。


悪に直面するとき、僕らがすべきことは、悪に圧勝している神様を認めることですどんなに苦しい戦いになっても、僕らの人生が敗北に見えても、それでもイエス様を信じる人は栄光の勝利を得ます。そして、神様がくださる素晴らしい財産を頂きます。そのことを聖書は「地を受け継ぐ」と言います。この詩篇の時代は文字通りイスラエルの土地を手に入れる、という意味でした。そして、新約聖書全体は神様がくださる新しい世界の祝福をイエス様と一緒にいただく、という意味です


9 悪を行なう者は断ち切られる。しかし主を待ち望む者、彼らは地を受け継ごう。

10 ただしばらくの間だけで、悪者はいなくなる。あなたが彼の居所を調べても、彼はそこにはいないだろう。

11 しかし、柔和な人は地を受け継ごう。また、豊かな繁栄をおのれの喜びとしよう。


聖書が教える正しい人とは、イエス様によって赦された罪人ですだから威張れません。もともとはただの悪人です。「地(祝福)を受け継ぐ人」「柔和な人」とは、自分の罪を自覚している人ですイエス様はこの詩篇37篇を解説されました。「地(祝福)を受け継ぐ人」とは、心貧しい人、悲しむ人、柔和な人、義に飢え渇いている人です。つまり、自分の弱さ貧しさ罪を自覚している人が祝福される人ですイエス様はおっしゃいました。


(マタイ5.3-6)

心の貧しい者は幸いです。(…中略…)悲しむ者は幸いです。(…中略…)柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです義に飢え渇いている者は幸いです。その人は満ち足りるからです


悪を見て腹を立てたり妬んだりする人は「自分は正しいのに!!」と思う人です。正しい人はいません。僕らは赦された罪人です哀れみを受けて善を練習中の身です。威張れません。


1 悪を行なう者に対して腹を立てるな。不正を行なう者に対してねたみを起こすな。


僕らの人生がどんなに貧しくても、正しいことをして損をしても、イエス様に信頼して希望を持ちましょう。将来の栄光と祝福は僕らが考えるよりずっと大きいです


16 ひとりの正しい者の持つわずかなものは、多くの悪者の豊かさにまさる。

17 なぜなら、悪者の腕は折られるが、主は正しい者をささえられるからだ。

18 主は全き人の日々を知っておられ、彼らのゆずりは永遠に残る。

19 彼らはわざわいのときにも恥を見ず、ききんのときにも満ち足りよう。


22 主に祝福された者は地を受け継ごう。しかし主にのろわれた者は断ち切られる。


今日も僕らが目に見える状況に振り回されず、神様の恵みと愛に目を向け、喜びと希望を持ち続けますように。心の目がいつもイエス様を見上げますように。


(ヘブル 12:2-3)

信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。あなたがたは、罪人たちのこのような反抗を忍ばれた方のことを考えなさい。それは、あなたがたの心が元気を失い、疲れ果ててしまわないためです

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