2023年3月3日金曜日

創世記28章

 創世記28章

どこの家庭でももめ事がありますが、神様から祝福された人にも同じです。神様から祝福されたアブラハム、その子イサク、その子ヤコブの家庭もそうでした。
神様は双子の兄弟から弟ヤコブを選んで祝福する、とおっしゃいました。それを聞いた兄エサウはカンカンに怒ってヤコブを殺すと言います。神様からの祝福がかえって家族の間に亀裂を生みます。
(創世記 27:41)
エサウは、父がヤコブを祝福したあの祝福のことでヤコブを恨んだ。それでエサウは心の中で言った。「父の喪の日も近づいている。そのとき、弟ヤコブを殺してやろう。」
ヤコブは祝福を受けたことで兄に恨まれ、この家にいられなくなりました。母のリベカはヤコブに逃げるように言います。
(創世記 27:42-43)
「よく聞きなさい。兄さんのエサウはあなたを殺してうっぷんを晴らそうとしています。
だからわが子よ。今、私の言うことを聞いて、すぐ立って、カランへ、私の兄ラバンのところへ逃げなさい。
怒って殺そうとしているエサウはアウトドアな猟師です。大きな獣をいつも殺している人です。逆に、ヤコブはインドアな穏やかな人です。そんな彼が知らない道を徒歩で800キロも旅をしなければならなくなりました。札幌から埼玉や千葉くらいの距離です。
神様から選ばれ祝福されたのに、現実はさみしく不安で孤独な旅の始まりです。野宿なんてしたこともない彼は、野宿せざるを得なくなりました。
11 ある所に着いたとき、ちょうど日が沈んだので、そこで一夜を明かすことにした。彼はその所の石の一つを取り、それを枕にして、その場所で横になった。
恐ろしく辛く孤独な旅の途中に、神様は夢でハッキリとヤコブを励ましてくださいました。
12 そのうちに、彼は夢を見た。見よ。一つのはしごが地に向けて立てられている。その頂は天に届き、見よ、神の使いたちが、そのはしごを上り下りしている。
13 そして、見よ。主が彼のかたわらに立っておられた。そして仰せられた。「わたしはあなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。わたしはあなたが横たわっているこの地を、あなたとあなたの子孫とに与える。
14 あなたの子孫は地のちりのように多くなり、あなたは、西、東、北、南へと広がり、地上のすべての民族は、あなたとあなたの子孫によって祝福される。
15 見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」
家がごたごたしたことも、逃げていくことも、全部神様はご存知です。また、神様のご計画の一部です。今は逃げていくけど、神様は必ず連れ戻してくださり、祝福してくださることをハッキリ教えてくださいました。
15 見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。
祝福ゆえの孤独や不安はあるけども、それもまた神様のご計画の中にあります。
同じように、僕らも神様に選ばれ神様を信じたことで家族に反対されたり、辛い立場に置かれたりすることがあります。でも、神様はそれをご存知で、その道もまた一緒にいてくださいます。
彼は夢の中で、天と地がはしごでつながってることを見せられました。
12 そのうちに、彼は夢を見た。見よ。一つのはしごが地に向けて立てられている。その頂は天に届き、見よ、神の使いたちが、そのはしごを上り下りしている。
僕らがどんなに辛い状況にいても、それでも僕らは天とつながっています。どこにいてもその場所は天につながっていて、イエス様は一緒にいてくださいます。辛く寂しい旅だけど、神さまと繋がっている旅でもあります。神様は僕らにもいってくださいます。
15 見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」
ヤコブは感動し、神様に祈り、感謝をささげる決心をしました。
20 それからヤコブは誓願を立てて言った。「神が私とともにおられ、私が行くこの旅路で私を守ってくださり、私に食べるパンと着る着物を賜わり、
21 私が無事に父の家に帰ることができ、主が私の神となってくださるので、
22 私が石の柱として立てたこの石は神の家となり、すべてあなたが私に賜わる物の十分の一を私は必ずあなたにささげます。
10/1をささげます、と祈った理由は、全部が神様からのものだと確認し感謝するためのものです。彼は試練を通して逆に神様の恵みをリアルに知りました。家庭から出ざるを得なくなって、頼る方は神様だけになりました。それだからこそ、与えられたもののすべてを神様に感謝する決心をします。収穫や収入の1/10を神様にささげることは、「すべてが神様からのプレゼントです」という表明です。
今日も神様を信じたゆえに孤独や苦しみに会うことがあります。でも、その孤独の真ん中で今日も神様と繋がっています。
イエス様は今日も僕らと一緒にいてくださいます。
15 見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」
今日も僕らの心の目が開かれて、試練の中でも神様と繋がっていることが明らかにされますように。僕らが神様にますます感謝をささげますように。

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