出エジプト7章
「あんなにお金がなかったのに、神様が与えてくれた」「時間がなかったのに全部できた」「力がなかったのにできた、させてくださった」 よくある話です。まるで神様の栄光と力と愛が明確になるために、わざと一旦失う経験を通ってるかのようです。
同じように、神様がこうしなさいとおっしゃる通りにしようとすると、わざと妨害されたり、反対されたり、ガンコな人が現れたりします。それもまた、神様の栄光と力の大きさを知るための通過点です。
神様はイスラエルをエジプトから脱出させるとおっしゃいます。しかし、そのプロセスはファラオが強力に反対し阻止しようとすることを通ります。神様の力と栄光がより鮮明になるためのプロセスです。
(2-5節)
2,あなたはわたしの命じることを、ことごとく告げなければならない。あなたの兄アロンはファラオに、イスラエルの子らをその地から去らせるようにと告げなければならない。
3,わたしはファラオの心を頑なにし、わたしのしるしと不思議をエジプトの地で数多く行う。
4,しかし、ファラオはあなたがたの言うことを聞き入れない。そこで、わたしはエジプトに手を下し、大いなるさばきによって、わたしの軍団、わたしの民イスラエルの子らをエジプトの地から導き出す。
5,わたしが手をエジプトの上に伸ばし、イスラエルの子らを彼らのただ中から導き出すとき、エジプトは、わたしが主であることを知る。」
ファラオがイスラエルを脱出させまいとする事は、実は神様がしていることです。「わたしはファラオの心を頑なにし」(3)「主はファラオの心を頑なにされた」(9.12、10.20、10.27、11.10など多数)聖書は繰り返します。迫害と妨害の目的は神様のしるしと不思議を数多くなることです。(3) そして、反対や妨害をはるかに超えて神様のことばが実現することを全ての人が知るためです。反抗するほどに神様がもっと大きく強い方であることを知る結果になります。
僕らはラクしていい結果が欲しいです。しかも、早くいい結果を見たいものです。妨害を受けずにスムーズに、です。ですが聖書はそう教えてはいません。神様に従うときにはむしろ反対を受け、相手のガンコさや自分の失敗ゆえにがっかりさせられます。でも、それら全部が必要なプロセスです。神様の栄光と力、そして愛とめぐみが表されるためです。
お金がない時に与えられたように、時間も力もないのにできたように、相手が頑固になったり反対されたりすることは神様の栄光を表すための通過点です。神様の大きさは人の反抗や頑なさを遥かに超えていることを知るためです。必要なのは忍耐です。忍耐はガマン大会ではありません。その先に神様の勝利があることを信じて希望を持ち続けることです。
(ヘブル人への手紙 10章35~36節)
ですから、あなたがたの確信を投げ捨ててはいけません。その確信には大きな報いがあります。
あなたがたが神のみこころを行って、約束のものを手に入れるために必要なのは、忍耐です。
神様の約束への確信を手放してはいけません。神様のことばは必ず実現します。それゆえに今日も僕らは希望を持ち続けます。必要なのは希望のある忍耐です。妨害されても、思い通りにならなくても感謝しましょう。その先に栄光があります。必ず主のことばの通りになります。大丈夫です。ハレルヤ!
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