2024年4月9日火曜日

出エジプト8.1-15

 出エジプト8.1-15


80歳になったらもう新しいことをせず、リスクのある事は避け、現状維持で平穏無事に過ごしたいと思います。ところが神様は高齢になったモーセを用いられます。モーセはお断りしましたが、それでも神様はモーセを用いようとします。モーセは断ります。「ですが、彼らは私の言うことを信じず、私の声に耳を傾けないでしょう。」(4.1)「ああ、わが主よ、私はことばの人ではありません。」(4.10)「ああ、わが主よ、どうかほかの人を遣わしてください。」(4.13) 乗り気がしないまま神様が言われた通りにしてみると、ファラオはもっとイスラエルを苦しめるようになりました。モーセはイスラエル人たちからさえも嫌われ「主があなたがたを見て、さばかれますように。」と攻撃されます。(5.21)モーセは嫌気がさして神様に言います。「イスラエルの子らは私の言うことを聞きませんでした。どうしてファラオが私の言うことを聞くでしょうか。」(6.12)神様は奇跡を行う力を与えてくださいましたが、その奇跡を見せても、「ファラオの心は頑なになり、彼らの言うことを聞き入れなかった。主が言われたとおりであった。」(7.22)とあります。モーセは落胆します。ですが、ファラオに拒絶され、イスラエルにも罵られた後で事態が動き出すことが神様のご計画でした。



(2節から7節)

1,主はモーセに言われた。「ファラオのもとに行って言え。主はこう言われる。『わたしの民を去らせ、彼らがわたしに仕えるようにせよ。

2,もしあなたが去らせることを拒むなら、見よ、わたしはあなたの全領土を蛙によって打つ。

3,ナイル川には蛙が群がり、這い上がって来て、あなたの家に、寝室に入って、寝台に上り、またあなたの家臣の家に、あなたの民の中に、さらに、あなたのかまど、こね鉢に入り込む。

4,こうして蛙が、あなたと、あなたの民とすべての家臣の上に這い上がる。』」

5,主はモーセに言われた。「アロンに言え。『杖を持って、あなたの手を川の上、水路の上、池の上に伸ばせ。そして蛙をエジプトの地に這い上がらせよ』と。」

6,アロンが手をエジプトの水の上に伸ばすと、蛙が這い上がって、エジプトの地をおおった。

7,呪法師たちも彼らの秘術を使って、同じように行った。彼らは蛙をエジプトの地の上に這い上がらせた。



なんと、頑固だったファラオの心が動き始めます。あきらめかけていたモーセにとっても驚きです。世界の権力者ファラオが動きました。いよいよイスラエルがエジプトを脱出できると期待して、モーセは必死に祈り叫びます。



(8節から12節)

8,ファラオはモーセとアロンを呼び寄せて言った。「私と私の民のところから蛙を除くように、主に祈れ。そうすれば、私はこの民を去らせる。主にいけにえを献げるがよい。」

9,モーセはファラオに言った。「蛙があなたとあなたの家から断たれ、ナイル川だけに残るようにするため、私が、あなたと、あなたの家臣と民のために祈るので、いつがよいかを指示してください。」

10,ファラオが「明日」と言ったので、モーセは言った。「あなたのことばどおりになりますように。それは、あなたが、私たちの神、主のような方はほかにいないことを知るためです。

11,蛙は、あなたと、あなたの家、家臣、民から離れて、ナイル川だけに残るでしょう。」

12,こうしてモーセとアロンはファラオのもとから出て行った。モーセは、自分がファラオに約束した蛙のことで主に叫んだ。



モーセは祈り叫ぶような人ではありませんでした。ところが事態が動くのを知った時、興奮し、叫ぶような祈りに変わっていきました。もう、静かに生活していたいモーセではありません。そして、その祈りは聞かれます。



(13から14節)

主がモーセのことばどおりにされたので、蛙は家と庭と畑から死に絶えた。

人々はそれらを山のように積み上げたので、地は悪臭で満ちた。



モーセの祈りは聞かれ、カエルはエジプトから死に絶えました。いよいよ脱出!…かと思ったら、ファラオは急に態度を変えます。



(15節)

ところが、ファラオは一息つけると思うと、心を硬くし、彼らの言うことを聞き入れなかった。主が言われたとおりであった。



モーセの思い通りにはなりません。でも、このファラオの豹変さえ「主が言われたとおりであった。」とあります。(15)


同じように、僕らも思い通りにはなりません。それでも神様のみことばは実現します。僕らはただ今日、神様に従って小さな一歩を踏み出し行動するだけです。その時に物事が動き、神様の大きな歯車の中に巻き込まれていきます。


イエス様も言われます。「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい。」(ルカ5.4)ペテロはどうせ無理、と思っていました。ところが、言われた通りにしてみると大漁でした。(ルカ5.5-7)神様が大きなことをなさるには、まず僕たちが神様に従って小さな一歩を踏み出すことです。もちろん試練も逆風もあります。ですが、想定されているプロセスです。苦しみや試練を通って神様は用いてくださり、物事を動かしてくださいます。


今日、神様に従う小さな一歩をやってまみましょう。その先に世界規模の大きな救いと祝福が待っています。もちろん試練もありますがそれら超えた神様のご計画は実現します。僕たちの小さな1歩は将来を変える大きな1歩です。ハレルヤ!



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