1サムエル17.37-47
僕らはまずお金、次に人材、失敗しない綿密な計画、もし想定外のことが起こった場合のプランBを考えがちです。ところがダビデの戦い方はただ主に信頼するだけのシンプルなものでした。敵のゴリヤは最強の武器と絶対に安全なスゴい防具を身につけて圧倒してきます。反対にダビデは武器を持たず、神様から与えられている石投げだけです。どう見ても勝てるはずのないダビデです。ですが彼には負けない根拠がありました。それは「主は、おまえたちをわれわれの手に渡される。」という確信でした。神様への信頼こそ最強の武器です。聖書は「ダビデの手に剣はなかった」と強調しています(50)
(37節から47節)
37,そして、ダビデは言った。「獅子や熊の爪からしもべを救い出してくださった主は、このペリシテ人の手からも私を救い出してくださいます。」サウルはダビデに言った。「行きなさい。主がおまえとともにいてくださるように。」
38,サウルはダビデに自分のよろいかぶとを着けさせた。頭に青銅のかぶとをかぶらせて、それから身によろいを着けさせたのである。
39,ダビデは、そのよろいの上にサウルの剣を帯びた。慣れていなかったので、ためしに歩いてみた。ダビデはサウルに言った。「これらのものを着けては、歩くこともできません。慣れていませんから。」ダビデはそれを脱いだ。
40,そして自分の杖を手に取り、川から五つの滑らかな石を選んで、それを羊飼いの使う袋、投石袋に入れ、石投げを手にし、そのペリシテ人に近づいて行った。
41,そのペリシテ人は盾持ちを前に立て、ダビデの方にじりじりと進んで来た。
42,ペリシテ人は、ダビデに目を留めて彼を見つめ、彼を蔑んだ。ダビデが血色の良い、姿の美しい少年だったからである。
43,ペリシテ人はダビデに言った。「おれは犬か。杖を持って向かって来るとは。」ペリシテ人は自分の神々によってダビデを呪った。
44,ペリシテ人はダビデに言った。「さあ、来い。おまえの肉を空の鳥や野の獣にくれてやろう。」
45,ダビデはペリシテ人に言った。「おまえは、剣と槍と投げ槍を持って私に向かって来るが、私は、おまえがそしったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かう。
46,今日、主はおまえを私の手に渡される。私はおまえを殺しておまえの頭を胴体から離し、今日、ペリシテ人の軍勢の屍を、空の鳥、地の獣に与えてやる。すべての国は、イスラエルに神がおられることを知るだろう。
47,ここに集まっているすべての者も、剣や槍がなくても、主が救いをもたらすことを知るだろう。この戦いは主の戦いだ。主は、おまえたちをわれわれの手に渡される。」
主ご自身が力そのもの、命そのもの、勝利そのものでした。ダビデの戦いではなく主の戦いです。ダビデは用いられたにすぎません。聖書が何度も言うように、人間が求める強さや成功と、神様の望んでおられるものは全く違うようです
(48節から51節)
48,そのとき、そのペリシテ人はダビデの方に近づき始めた。ダビデは、すばやく戦場を走って行き、ペリシテ人に立ち向かった。
49,ダビデは手を袋の中に入れて、石を一つ取り、石投げでそれを放って、ペリシテ人の額を撃った。石は額に食い込み、彼はうつぶせに地面に倒れた。
50,ダビデは、石投げと石一つでこのペリシテ人に勝ち、このペリシテ人を撃って、彼を殺した。ダビデの手に剣はなかったが。
51,ダビデは走って行ってペリシテ人の上に立ち、彼の剣を奪ってさやから抜き、とどめを刺して首をはねた。ペリシテ人たちは、自分たちの勇士が死んだのを見て逃げた。
今日も戦ってくださるのは主です。勝利は人の力でなく主によります。僕らが計算、計画、経験の3Kで動くのではなくて、ただ真理であるみことばに全体重を預けて従うことができますように。主こそ勝利、主こそ力、主が全てです。御名が聖なるものとされますように。ハレルヤ!
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