2022年12月22日木曜日

ローマ11.11-24

 神様から人間への愛の言葉が聖書に溢れています。もともとは神様からイスラエル人に語られた愛の言葉です。「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ 43:4 )「これをいだき、世話をして、ご自分のひとみのように、これを守られた。」(申命記32.10)神様にとって、イスラエルは聖なる民、愛する子たち、愛する妻のような宝です


イスラエル人の多くはこの愛を拒否しました。そしてその愛は僕ら異邦人にも与えられてきました。僕らへの愛は、もともとイスラエルが受けるべき愛です聖書は神様の愛を拒否するイスラエルのことを「折られた枝」と表現し、神様からの愛を受け取る異邦人のことを「接ぎ木された枝」 と表現します。


(17-18)

枝の中のいくつかが折られ、野生のオリーブであるあなたがその枝の間に接ぎ木され、そのオリーブの根から豊かな養分をともに受けているのなら、あなたはその枝に対して誇ってはいけません。たとえ誇るとしても、あなたが根を支えているのではなく、根があなたを支えているのです


神様の愛はもともとイスラエルに注がれた愛です。 本当の子どもであるイスラエルが反抗して家出してしまい、代わりに僕らが養子にされ、神様に大事にされ愛されているかのようです


あんなに愛されたイスラエル人たちでさえ不信仰になり頑固になって離れていきました。 だったら僕たちも簡単に神様から離れていくことがあります。僕たちはいつもめぐみの中にとどまり続ける必要があります。 そうでないと僕たちも簡単に切り取られてしまいます。 


(20-22)

思い上がることなく、むしろ恐れなさい。もし神が本来の枝を惜しまなかったとすれば、あなたをも惜しまれないでしょう。ですから見なさい、神のいつくしみと厳しさを。倒れた者の上にあるのは厳しさですが、あなたの上にあるのは神のいつくしみです。ただし、あなたがそのいつくしみの中にとどまっていればであって、そうでなければ、あなたも切り取られます。


信仰熱心だった人が神様から離れていく事例が聖書にはたくさん書かれています。ソロモンを筆頭に、あんなに信仰深かった人がなぜ…と思わされることばかりです。「思い上がることなく、むしろ恐れなさい。」と神様は語ってくださいます。僕らは弱いものです高ぶって神様から離れるなら「あなたをも惜しまれないでしょう。ですから見なさい、神のいつくしみと厳しさを。」とあります。僕らがいつも恵みに、感謝に留まりますように。


(マタイ16.26)

「人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。」

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