2022年12月23日金曜日

ヨブ13章

 ヨブの友人たちは、ヨブの苦しみは 罪の結果だと説教し責め続けました。ところが、それはヨブに取って何の助けにもなりません。それでヨブは彼らのことを、無用の医者、黙ってくれた方が良かった、 と言います。 


(4-5)

しかし、あなたがたは偽りを塗る者、みな無用の医者だ。

ああ、あなたがたが沈黙を守っていたら、それがあなたがたの知恵となっていただろうに。


ヨブから見ると、上から目線の説教は神様のためよりも自分のメンツです


(8-11)

あなたがたは、神の顔を立てるつもりか。神のためにと、言い争うつもりか。神があなたがたを調べても、かまわないのか。人を欺くように神を欺こうとするのか。神は必ずあなたがたを責める。ひそかに自分の顔を立てようとするなら。神の威厳があなたがたをおびえさせ、神の恐れがあなたがたに下るのではないか。


神様のことを伝えたり教えたりするのは大事だし、用いられますが、けれども僕らも彼らと同じく「ひそかに自分の顔を立てようとする」不純物が入ってしまいます。苦しむヨブが欲しいのは純粋な神様との対話です。自分はただ、神と関わりたい、という願いを打ち明けています。友人は神様ではありません。必ずその人のフィルターがかかってしまいます。何かの慰めや解決を求めて、「人」を頼るならがっかりさせられる場面はよくあることですヨブのように、人にではなく、神に直接話しかけるのは大正解です

ヨブは神様に正直にお願いします。


(20-24)

ただ二つのことを、私になさらないでください。そうすれば、私は御顔から身を隠しません。あなたの手を私の上から遠ざけてください。あなたの恐ろしさで、おびえさせないでください。呼んでください。私が答えます。あるいは私に語らせ、あなたが返答してください。私には、咎と罪がどれほどあるのでしょうか。私の背きと罪を私に知らせてください。なぜ、あなたは御顔を隠し、私をあなたの敵と見なされるのですか。あなたは吹き散らされた木の葉を脅し、乾いた藁を追いかけられるのですか。


友人も兄弟も大事です。でも、頼るべき相手は神様、求める相手は神様です


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