人から認められたい、受け入れられたい、と誰でも思います。神様のことさえも、人に気に入られるように聖書のことばから引いたり足したりアレンジしたり、という誘惑がいつでもあります。アハブの時代の預言者たちはみんな王様を持ち上げ、王様を気持ちよくさせるためだけに雇われていたニセ預言者でした。お金のために「神様」を利用していた人たちです。そんな中でミカヤという預言者だけが神様の言葉をそのまま語ります。
(11-13)
預言者たちはみな、同じように預言した。「あなたはラモテ・ギルアデに攻め上って勝利を得てください。主は王の手にこれを渡されます。」ミカヤを呼びに行った使者はミカヤに告げた。「いいですか。預言者たちは口をそろえて、王に対して良いことを述べています。どうか、あなたも彼らと同じように語り、良いことを述べてください。」ミカヤは答えた。「主は生きておられる。私の神が私に告げられることを、そのまま述べよう。」
神様のみことばをそのまま伝えると、王様にも嫌われ、ニセ預言者たちにも嫌われます。ミカヤは神様のことばをそのままを告げたことで殴られ、監禁されました。
(22-27)
今ご覧のとおり、主はここにいるあなたの預言者たちの口に、偽りを言う霊を授けられました。主はあなたに下るわざわいを告げられたのです。」ケナアナの子ゼデキヤが近寄って来て、ミカヤの頬を殴りつけて言った。「どの道を通って主の霊が私を離れ、おまえに語ったというのか。」ミカヤは答えた。「あなたが奥の間に入って身を隠すその日に、あなたは思い知ることになる。」イスラエルの王は言った。「ミカヤを捕らえよ。町の長アモンと王の子ヨアシュのもとに連れて行き、王がこう命じたと言え。『この男を獄屋に入れ、私が無事に帰るまで、わずかなパンと、わずかな水だけ与えておけ。』」ミカヤは言った。「もしも、あなたが無事に戻って来ることがあるなら、主は私によって語られなかったということです。」そして、「すべての民よ、聞きなさい」と言った。
神様の言葉は真実です。そして神様の言葉は必ず実現します。気に入られるように語る誘惑はいつもありますが、みことばは足したり引いたりアレンジすべきものではありません。
そのままを語ったミカヤですが、彼が語った神様の言葉は現実になり、アハブ王は死にました。アハブと同じように、僕らも心地の良いニセ教師を求める誘惑はあるし、そのような時代は来ると聖書は言います。でも、その先は滅びです。聖書が伝えているのは福音です。目先の心地のよい言葉ではなく、永遠の僕らを祝福する真実な言葉です。この神様のことばをそのまま伝えなさいと言います。
(2テモテ 4:2-4)
みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。
というのは、人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、自分につごうの良いことを言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々に教師たちを自分たちのために寄せ集め、真理から耳をそむけ、空想話にそれて行くような時代になるからです。
心地の良い空想話が大好きな僕らです。でも、その先は滅びです。神様が今日も僕らを聖書の言葉で守ってくださいますように。
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