2022年12月30日金曜日

民数記3.1-13

 旧約聖書の中に「大祭司」「祭司」「レビ人」が出てきます。彼らは神様に選ばれて任命され専門的に仕える人たちです何のためかというと、「罪のために、ささげ物といけにえとをささげるため」です。(ヘブル5.1)神様は人を愛し人と交わることを願う方ですが、でも同時に罪と交わることはない聖なる方です聖なる神様と罪ある人々が交わるために、祭司もレビ人たちも人々の罪を赦していただくためのささげ物をします。この時の大祭司はアロンです。そして、祭司はアロンの子どもたちです


(2-3)

アロンの息子たちの名は、長子ナダブ、アビフ、エルアザル、イタマル。

これらはアロンの息子たちの名で、彼らは油注がれて祭司職に任じられた祭司であった。


10

あなたは、アロンとその子らを任命して、その祭司の職を守らせなければならない。資格なしにこれに近づく者は殺されなければならない。」


聖なる神様に奉仕する祭司も弱くて罪のある人間ですだから神様に近づくためには「その弱さのゆえに、民のためだけでなく、自分のためにも、罪のためのささげ物をしなければなりません。」(ヘブル5.3)神様は「資格なしにこれに近づく者は殺されなければならない。」とおっしゃいます。(10)実際、この資格を軽んじたアロンの息子二人は神様に殺されています。


4

ナダブとアビフ(アロンの息子とち)は、シナイの荒野で主の前に異なる火を献げたときに、主の前で死んだ。


この事件はレビ記10章に書かれていますが、彼らは神様を軽んじて自分勝手な儀式をしたか、あるいはその続きを読むと飲酒したまま奉仕した可能性もあります。いずれにせよ彼らは神様の怒りに触れて死にました。


祭司たちもレビ人たちも人々の罪が赦され、神様に受け入れられるための奉仕が専門です祭司に付き従う奉仕者として神様はレビ人たちを選び任命されました。


(6-9)

「レビ部族を進み出させ、彼らを祭司アロンに付き添わせて、仕えさせよ。彼らは会見の天幕の前で、アロンに関わる任務と全会衆に関わる任務に当たり、幕屋の奉仕をしなければならない。彼らは会見の天幕のすべての用具を守り、またイスラエルの子らに関わる任務に当たり、幕屋の奉仕をしなければならない。あなたは、レビ人をアロンとその子らに付けなさい。彼らはイスラエルの子らの中から、正式にアロンに付けられた者たちである。


祭司もレビ部族もフルタイムで神様にお仕えします。神様はエジプトで全家庭の長男を殺されました。その時に代わりに子羊を殺して救われるようにと言われ、その通りにした人々は救われました。(出エジプト11-13章)殺されなかった長男の全ては神様のものとされました。子羊の血によって取り戻された命ですそれは神様のものだと神様は宣言しています。そして、その長男の代わりにレビ部族が神様のものとなる、と言います。


(12-13)

「見よ。わたしは、イスラエルの子らのうちで最初に胎を開いたすべての長子の代わりに、イスラエルの子らの中からレビ人を取ることにした。レビ人はわたしのものとなる。長子はすべて、わたしのものだからである。エジプトの地でわたしがすべての長子を打った日に、わたしは、人から家畜に至るまで、イスラエルのうちのすべての長子をわたしのものとして聖別した。彼らはわたしのものである。わたしは主である。」


新約聖書によると、イエス様が十字架の上で、まるで子羊が身代わりに殺されるように血を流してくださいました。その死によって僕らは救われ、僕らの全ては神様のものとされました。また、イエス様の十字架の血によってこの祭司とレビ人の制度は不要となり廃止されました。(ヘブル10.9-10)今、イエス様は完璧な大祭司として天の右の座で僕らの罪を完全にゆるしてくださいます。(ヘブル7.25-28)そして、取り戻された僕らは神様にフルタイムでお仕えする祭司、レビ人とされています。(1ペテロ2.5、2.9、黙示録1.6等)

パートタイムのクリスチャンはいません。僕ら全員の人生は神様のものとされました。僕らは完璧に聖なるものとされています。イエス様の十字架の血によるきよめは完璧ですだから恐れなく神様に近づき、そして、人々のゆるしのために祈りとりなします。


クリスチャンは全員祭司でありレビ人です神様に直接仕える人ですもちろん持ち場や守備範囲や賜物は違いますが、それでも全員が祭司であると聖書は言います。それは人々が赦されるため、人々が神様の怒りに触れて滅びることがないための奉仕です今日も主は僕らのことを「彼らはわたしのものである。わたしは主である。」と言ってくださっています。


今日も主に仕えましょう。まだ赦しを知らない人たちが滅びないように、殺されないように、とりなしましょう。先に赦され神様のものとされた僕らは全員祭司です今日も祈りましょう。

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