2023年1月11日水曜日

1列王記18.1-24

 自分は神様を信じてるけど、目の前の権力者があまりにも恐ろしくて何も言えない…ということがあります。オバデヤは王の側近でありがなら、自分もいつアハブ王に殺されるかわからない、と思っていたようです


アハブ王も妻イゼベルも神様の預言者を平気で虐殺した人です宮廷長官オバデヤはアハブ王を恐れつつも神様に従い、命がけで預言者たちを救い出し、洞穴でかくまいました。権力者は怖いけど預言者たちの命も救いたい、彼はこの葛藤の中にいたことがわかります。


(3-4)

アハブは宮廷長官オバデヤを呼び寄せた。オバデヤは主を深く恐れていた。

かつてイゼベルが主の預言者たちを殺したときに、オバデヤは百人の預言者たちを救い出し、五十人ずつ洞穴の中にかくまい、パンと水で彼らを養ったのである。


そのような時に神様はエリヤに「アハブに会いに行け。」と言います。(1)エリヤはまず、宮廷長官オバデヤに会います。オバデヤはアハブ王に「エリヤがいる」と伝えますが、もしもエリヤがいなくなったら自分が殺されます。


(9-12)

エリヤは彼に答えた。「そうです。行って、エリヤがここにいると、あなたの主人に言いなさい。」

すると、オバデヤは言った。「私にどんな罪があると言うのですか。あなたがこのしもべをアハブの手に渡し、殺そうとされるとは。

中略)今、あなたは『行って、エリヤがここにいるとあなたの主人に言え』と言われます。

私があなたから離れて行っている間に、主の霊はあなたを私の知らないところに連れて行くでしょう。私はアハブに知らせに行きますが、あなたを見つけられなければ、彼は私を殺すでしょう。


一方、エリヤはアハブ王を全然恐れていません。イスラエルに災いをもたらしたのは、アハブ王がバアルを礼拝しているからだ、と本人に言います。エリヤは殺されることを恐れていないようです


(15-18)

すると、エリヤは言った。「私が仕えている万軍の主は生きておられます。私は必ず、今日、アハブの前に出ます。」

オバデヤは行ってアハブに会い、彼に告げたので、アハブはエリヤに会うためにやって来た。

アハブがエリヤを見るやいなや、アハブは彼に言った。「おまえか、イスラエルにわざわいをもたらす者は。」

エリヤは言った。「私はイスラエルにわざわいをもたらしてはいない。あなたとあなたの父の家こそ、そうだ。現に、あなたがたは主の命令を捨て、あなたはバアルの神々に従っている。


この後、エリヤはバアルの預言者たちと対決します。彼は神様の勝利を完全に信頼していました。エリヤが恐れるのは神様ただ一人でした。王様であっても神様の前にはただの人間にすぎません。もしからだを殺されることがあっても、たましいは守られると思っていたようです


(マタイ10:28)

からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。そんなものより、たましいもからだも、ともにゲヘナで滅ぼすことのできる方を恐れなさい。


いつも僕らは何かに脅され、神様に従うことを妨げられます。でも、恐れるべき方はただ神様だけです人を恐れて足がすくむことがありませんように。聖霊によって確信が与えられますように。恐れることなく神様に従うことができますように。


21

エリヤは皆の前に進み出て言った。「おまえたちは、いつまで、どっちつかずによろめいているのか。もし主が神であれば、主に従い、もしバアルが神であれば、バアルに従え。」しかし、民は一言も彼に答えなかった。

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