2023年1月9日月曜日

2列王記10章

 聖書を読むと、「なんて残酷な…」と思うようなことが書かれています。今日の箇所はアハブ王の子どもたち70人が首をはねられて殺され、アハズヤ王の身内の42人が殺され、バアルの神殿に集められたバアル信者全員が虐殺されます。


聖書は「殺してはならない」(出エジプト20.13)と命令しているのに、神様の命令で多くの人が殺された記録が多くあるのが聖書です

人間には人を殺す決定権がありません。ですが、神様だけが罪を怒り復讐する神様です。裁きは神様だけがすることです復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。」(ローマ12.19)神様の復讐は人間を使わなくても、洪水や火で滅ぼすことができ、その記録が書かれています。また神様は人を任命して裁きをなさることもあります。


エフーは王様として選ばれた時から神様の怒りを実行する人として任命されました。神様はエフーにアハブ王の家の者たちを全員殺さなければならない、という言葉を与えられていました。


(9章6-10)

「イスラエルの神、主はこう言われる。『わたしはあなたに油を注いで、主の民イスラエルの王とする。あなたは、主君アハブの家の者を打ち殺さなければならない。こうしてわたしは、わたしのしもべである預言者たちの血、イゼベルによって流されたすべての主のしもべたちの血の復讐をする。それでアハブの家はことごとく滅び失せる。わたしは、イスラエルの中の、アハブに属する小童から奴隷や自由の者に至るまでを絶ち滅ぼし…


神様の言葉は実現します。エフーは神様から力を与えられ、神様の言葉の通りにアハブの子どもたち70人を殺させます。


(10章6-8)

エフーは再び彼らに手紙を書いてこう言った。「もしあなたがたが私に味方し、私の声に聞くのなら、あなたがたの主君の子どもたちの首を取り、明日の今ごろ、イズレエルの私のもとに持って来るように。」そのころ、王の子どもたち七十人は、彼らを養育していた町のおもだった人たちのもとにいた。

その手紙が彼らに届くと、彼らは王の子どもたちを捕らえ、その七十人を切り殺し、その首をいくつかのかごに入れ、それをイズレエルのエフーのもとに送り届けた。

使者が来て、「彼らは王の子どもたちの首を持って参りました」とエフーに報告した。すると彼は、「それを二つに分けて積み重ね、朝まで門の入り口に置いておけ」と命じた。


さらに、エフーはバアル信者たちを集めて皆殺しにします。彼はバアル礼拝をするふりをして、信者を集めなさいと命令し、バアル神殿に集まった信者を全員殺します。


(20-28)

エフーが、「バアルのためにきよめの集会を催せ」と命じると、彼らはこれを布告した。

エフーが全イスラエルに人を遣わしたので、バアルの信者たちがみなやって来た。残っていて、来なかった者は一人もいなかった。彼らがバアルの神殿に入ると、バアルの神殿は端から端までいっぱいになった。

エフーが衣装係に、「バアルの信者すべてに祭服を出してやれ」と命じたので、彼らのために祭服を取り出した。

エフーとレカブの子ヨナダブは、バアルの神殿に入り、バアルの信者たちに言った。「よく見回して、ここには主のしもべがあなたがたと一緒に一人もおらず、ただバアルの信者たちだけがいるようにせよ。」

こうして彼らは、いけにえと全焼のささげ物を献げる準備をした。エフーは八十人の者を神殿の外に配置して言った。「私がおまえたちの手に渡す者を一人でも逃す者があれば、そのいのちを、逃れた者のいのちに代える。」

全焼のささげ物を献げ終えたとき、エフーは近衛兵と侍従たちに言った。「入って行って、彼らを討ち取れ。一人も外に出すな。」そこで、近衛兵と侍従たちは剣の刃で彼らを討って投げ捨て、バアルの神殿の奥の間にまで踏み込んだ。

そして、バアルの神殿の石の柱を運び出して、これを焼き、バアルの石の柱を打ち壊し、バアルの神殿も打ち壊し、これを便所とした。それは今日まで残っている。このようにして、エフーはバアルをイスラエルから根絶やしにした。


神様は徹底して罪を嫌い、警告した通り罪人を全員殺し滅ぼしてしまう神様です神様の怒りを代行して人々を殺したエフーのことを神様は評価しておっしゃいました。


(30)

主はエフーに言われた。「あなたはわたしの目にかなったことをよくやり遂げ、アハブの家に対して、わたしが心に定めたことをことごとく行ったので、あなたの子孫は四代目まで、イスラエルの王座に就く。」


現代でも神様の怒りと裁きはあります。ですが、神様が僕らに「あの人たちを殺せ」と僕らに命令することはありません。その理由は神様の怒りと復讐をイエス様が受けてくださり、僕らの救いのために呪われ、死んでくださったからです。だから、この福音を信じなさい、悔い改めなさい、戻ってきなさい、これを伝えなさい、と聖書は言います。


イエス様による恵みと赦しはあります。それでも、この福音を信じないで十字架につけられたイエス様の赦しの約束をバカにする人には神様が報復されます。


ヘブル 10:29-31)

まして、神の御子を踏みつけ、自分を聖なるものとした契約の血を汚れたものとみなし、恵みの御霊を侮る者は、どんなに重い処罰に値するか、考えてみなさい。私たちは、「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする。」、また、「主がその民をさばかれる。」と言われる方を知っています。生ける神の手の中に陥ることは恐ろしいことです


イエス様を信じ、イエス様の十字架の赦しの恵みの中にいることだけが唯一の救いのですイエス様の福音にすがりましょう。イエス様の十字架の下に戻りましょう。救いは十字架の恵しかありません。赦しは十字架の恵みを信じるしかありません。


(使徒 4:12

この方以外には、だれによっても救いはありません。世界中でこの御名のほかには、私たちが救われるべき名としては、どのような名も、人間に与えられていないからです。」

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