2023年1月9日月曜日

2列王11章

 イスラエル人たちは何度も神様を裏切ってバアル礼拝に堕ちていきます。神様は「わたしに戻れ」とするだけでそうすることができます。が、神様は人間を用い、預言者やリーダーを通して本来の姿に戻そうとされます。それは人間に与えられた知恵と力を駆使しての悪との戦いです神様の勝利は決定していますが、それでも人間が神様に信頼しながら悪と戦うことも必要です


神様はエフーという人を任命し、バアル信仰と恐怖で人々を支配していた2人の王様(北イスラエルのヨラム王と南王国ユダのアハズヤ王)を殺します。しかし、敵も黙ってはいません。悪女アタルヤは自分の手で自分の一族全員を皆殺しにして、自分が王になります。自分が支配者になるためなら自分の子どもも孫も殺す悪女ですそのように殺人と恐怖で人々を支配して自分が王様になり、バアル信仰を浸透させようとします。


1

アハズヤの母アタルヤは、自分の子が死んだと知ると、ただちに王の一族全員を滅ぼした。


神様は「ダビデの子孫は絶えることがない」と約束しておられました。(2サムエル7.16,2歴代6.16など)ところが悪女アタルヤはダビデの子孫ではありません。そしてダビデの子孫たちを皆殺しにしました。そんな中でも悪女に密かに抵抗し、虐殺される子どもたちからダビデの子孫を救い出した人がいました


(2-3)

しかし、ヨラム王の娘で、アハズヤの姉妹のエホシェバ(祭司エホヤダの妻)は、殺される王の子たちの中からアハズヤの子ヨアシュ(当時0歳か1歳)をこっそり連れ出し、寝具をしまう小部屋(神殿の一つの部屋)にその子とその乳母を入れた。人々が彼をアタルヤから隠したので、彼は殺されなかった。彼は乳母とともに、主の宮に六年間、身を隠していた。その間、アタルヤが国を治めていた。


祭司エホヤダと奥さんエホシェバは殺されるはずだった赤ちゃんの1人をこっそり連れ出して神殿の一室で隠して育てます。すぐ近くには悪女アタルヤの宮殿がある場所です命をかけて神様に従った夫妻ですもしもバレたら即刻殺されます。こっそり6才まで育てるのはすごく大変ですそれでも神様に従い、そして神様も彼らを助けてくださいました。ついに7年目、祭司エホヤダは神様から力を与えられ、近衛兵(アタルヤの側近でありボディガードの兵士)隊長たちに話し、彼らと一緒にヨアシュを王にする契約を結びます。これはものすごく危険な交渉ですエホヤダはただ神様のご計画を信じての命がけの行動をしました。


4

七年目に、エホヤダは人を遣わして、カリ人と近衛兵それぞれの百人隊の長たちを主の宮の自分のもとに来させ、彼らと契約を結んで主の宮で彼らに誓いを立てさせ、彼らに王の子を見せた。


軍隊全部も、すべての祭司も民衆全部も祭司エホヤダに従いました。これは神様の守りでありご計画でした。国中は7歳のヨアシュを正式に王様として任職しました。これはバアル礼拝とアタルヤへの謀反でもありました。


(9-12)

百人隊の長たちは、すべて祭司エホヤダが命じたとおりに行った。彼らは、それぞれ自分の部下たちを、安息日に務めに当たる者も、安息日に務めに当たらない者も、祭司エホヤダのところに連れて来た。祭司は百人隊の長たちに、主の宮にあったダビデ王の槍と丸い小盾を与えた。近衛兵たちはそれぞれ武器を手にして、神殿の右側から神殿の左側まで、祭壇と神殿に向かって王の周りに立った。


王は聖書の教えを毎日学び、これに従うようにと神様は言われます。祭司エホヤダは神様の前でまだ子どもだったヨアシュに王冠をかぶらせ、聖書の律法の書を渡します。これは、神様に従う王様となることの契約です


12

エホヤダは王の子を連れ出し、王冠をかぶらせ、さとしの書を渡した。こうして人々は彼を王と宣言し、彼に油を注ぎ、手をたたいて「王様万歳」と叫んだ。


17

エホヤダは、主と、王および民との間で、彼らが主の民となるという契約を結ばせ、王と民との間でも契約を結ばせた。


もともと、イスラエルとは神様の聖なる民です。神様が作り、神様のものである特別の人たちですこの時になってようやく本来の姿に戻ることができました。神様のところに国が戻るとき、その時に本当の喜びと平安があります。

悪女アタルヤに従う者は誰もいませんでした。彼女は殺され、バアル神殿は破壊されました。


(13-16)

アタルヤは近衛兵と民の声を聞いて、主の宮の民のところに行った。

彼女が見ると、なんと、王が定めのとおりに柱のそばに立っていた。王の傍らに隊長たちやラッパ奏者たちがいて、民衆がみな喜んでラッパを吹き鳴らしていた。アタルヤは自分の衣を引き裂き、「謀反だ、謀反だ」と叫んだ。

祭司エホヤダは、部隊を委ねられた百人隊の長たちに命じた。「この女を列の間から連れ出せ。この女に従って来る者は剣で殺せ。」祭司が「この女は主の宮で殺されてはならない」と言ったからである。

彼らは彼女を取り押さえた。彼女が馬の出入り口を通って王宮に着くと、彼女はそこで殺された。


(18-20)

民衆はみなバアルの神殿に行って、それを打ち壊した。彼らはその祭壇と像を徹底的に打ち砕き、バアルの祭司マタンを祭壇の前で殺した。

(…中略…)民衆はみな喜んだ。アタルヤは王宮で剣で殺され、この町は平穏となった。


神様がおっしゃったことは必ず実現します。「ダビデの子孫が絶えることはない」とおっしゃた神様のご計画の通りになります。ですが、そのプロセスは人の命がけの戦いがあります。神様に命をかけて信頼する戦いです

神様の言葉は実現します。でも、僕らも信じて戦う役目があります。


僕らもリスクがあっても、神様に従うことを選びましょう。ラクではありません。でも、神様の勝利が決まっています!

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