2023年1月9日月曜日

2列王記12章

 先生がいる時にはあんなに熱心に信じていた人が、先生がいなくなるとさっぱり…ということがあります。

7歳で王様になったヨアシュ王は彼を教えた先生(祭司エホヤダ)が生きている間は主に対して熱心でした。ところが先生がいなくなると熱心さも失っていきます。


1-2

ヨアシュはエフーの第七年に王となり、エルサレムで四十年間、王であった。(…中略…)ヨアシュは、祭司エホヤダが彼を教えた間、いつも主の目にかなうことを行った。


先生が生きていた時には荒れ果てていた神殿を神様のために修理することを志し、祭司たちに命令します。


(5)

祭司たちが、それぞれ自分の担当する者から受け取りなさい。神殿のどこかが破損していれば、その破損の修繕にそれを充てなければならない。」


神様に対して熱心だったし神殿を修理したヨアシュ王ですでもそれは「ヨアシュは、祭司エホヤダが彼を教えた間」限定でした。祭司エホヤダが死ぬと、途端に周りに流されて信仰を失って行きます。


2歴代誌 24:17-18

エホヤダが死んで後、ユダのつかさたちが来て、王(ヨアシュ王)を伏し拝んだ。それで、王は彼らの言うことを聞き入れた。彼らはその父祖の神、主の宮を捨て、アシェラと偶像に仕えたので、彼らのこの罪過のため、御怒りがユダとエルサレムの上に下った。


あれほど熱心に修理した神殿は再び捨てられて行きます。ヨアシュ王はアラムの王が自分を攻撃してくると分かると神様に聖別された(ささげた)はずの金や宝を神殿から持ち出しました。神の神殿は外国との交渉のために宝が持ち出され軽んじられて行きます。


(17-18)

ハザエルはエルサレムを目指して攻め上った。

ユダの王ヨアシュは、自分の先祖であるユダの王ヨシャファテ、ヨラム、アハズヤが聖別して献げたすべての物、および自分自身が聖別して献げた物、主の宮と王宮の宝物倉にあるすべての金を取って、アラムの王ハザエルに送った。するとハザエルはエルサレムから去って行った。


先生である祭司エホヤダは死に、代わりにその子ゼカリヤが預言者として王様と人々に忠告します。だのに、ヨアシュ王はエホヤダが教えてくれたことに心を止めず、逆にその子ゼカリヤを殺してしました。


2歴代誌 24:20

神の霊が祭司エホヤダの子ゼカリヤを捕えたので、彼は民よりも高い所に立って、彼らにこう言った。「神はこう仰せられる。『あなたがたは、なぜ、主の命令を犯して、繁栄を取り逃がすのか。』あなたがたが主を捨てたので、主もあなたがたを捨てられた。」


2歴代誌 24:22

ヨアシュ王は、ゼカリヤの父エホヤダが自分に尽くしてくれたまことを心に留めず、かえってその子を殺した。


僕らが神様を信じ従っているのは先生や指導者についているのか、それとも指導者によらず、直接主に仕え続けることができのか、僕らは問われます。指導者は大事です。でも、もっと大事なのは自分で聖書の言葉を聞き、聖霊の力によって従うことです人間の指導力によるのではありません。指導者に頼るのではなく、周りに流されるのでもなく、僕らが直接神様により頼みますように。人間関係ではなく、何よりも神様との関係を重視することができますように。


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