神様は僕らに能力や時間やお金や人間関係を預けてくださっています。しかも、ちょうど良い量を与えてくださっています。僕らの人間関係もお金も時間も能力も全部神様からの預かりものです。しかも、神様はそれを僕らが神様と人を愛することに忠実に使うために預けてくださっています。
天の御国とは、神様だけが活躍して人間はぼーっとしている世界ではありません。神様は人間と一緒に生き、一緒に動くことを願い、一人一人にちょうど良いものを預け、人は神様の愛に答えようとする世界です。神様はちょうど良い量を一人一人に預けてくださっています。
まるで、しもべたちを愛し、彼らの能力をよく知っている主人が一人一人にちょうどよくお金を預けるかのようです。この主人はしもべたちがそれを上手に使って利益を上げることがわかってお金を預けます。ちょうど良く、失敗しないように預けるのが良い主人です。神様はそのように僕らに良いものをちょうどよく預けてくださっています。イエス様はそのことをたとえで言われました。
(14-17節)
天の御国は、しもべたちを呼んで、自分の財産を預け、旅に出て行く人のようです。彼は、おのおのその能力に応じて、ひとりには五タラント、ひとりには二タラント、もうひとりには一タラントを渡し、それから旅に出かけた。五タラント預かった者は、すぐに行って、それで商売をして、さらに五タラントもうけた。同様に、二タラント預かった者も、さらに二タラントもうけた。
天の神様はこのように、人がそれを使う時にもっと増えることを知っておられます。その結果預かった人も喜び、神様も一緒にそれを喜びます。
(19-23節)
さて、よほどたってから、しもべたちの主人が帰って来て、彼らと清算をした。すると、五タラント預かった者が来て、もう五タラント差し出して言った。『ご主人さま。私に五タラント預けてくださいましたが、ご覧ください。私はさらに五タラントもうけました。』その主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、私はあなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』二タラントの者も来て言った。『ご主人さま。私は二タラント預かりましたが、ご覧ください。さらに二タラントもうけました。』その主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、私はあなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』
この主人はお金を喜んでいるのではなく、喜んで忠実に管理してくれたしもべを喜んでいます。そのように神様は僕らの忠実さを喜んでくださいます。神様は僕らを失敗させるために預けているのではなく、一人一人がそれを喜んで使い、増やすことができる前提で預けてくださっています。
ですが、中には神様を信頼しない人もいます。まるで神様を横暴でケチで失敗させる意地悪な主人のように誤解している人です。その人はどうせ失敗するし、叱られる、と決めつけています。主人から預かったものを迷惑がっている人のようです。イエス様はそのような人のことをたとえで言われました。この人は主人のことを「ひどい人」と言います。
(18節)
ところが、一タラント預かった者は、出て行くと、地を掘って、その主人の金を隠した。
(24-25節)
ところが、一タラント預かっていた者も来て、言った。『ご主人さま。あなたは、蒔かない所から刈り取り、散らさない所から集めるひどい方だとわかっていました。
私はこわくなり、出て行って、あなたの一タラントを地の中に隠しておきました。さあどうぞ、これがあなたの物です。』
神様は良い方です。僕らに豊かな人生、喜びの人生を与えようと願っておられます。ところが悪魔は僕らをだまします。「神はひどい方だ。お前を失敗させる。そして責任を取らせ、責める」とウソを信じさせます。そのような情報にだまされてはいけません。神様は僕らが管理できるように、ちょうど良い量を預けてくださっています。「どうせ無理」「神様はひどい方」という理由で預かりを拒否し、管理することを拒否する人は、自分が望んだ通り、良いものを取り上げられ、失って行きます。
(26-30節)
ところが、主人は彼に答えて言った。『悪いなまけ者のしもべだ。私が蒔かない所から刈り取り、散らさない所から集めることを知っていたというのか。だったら、おまえはその私の金を、銀行に預けておくべきだった。そうすれば私は帰って来たときに、利息がついて返してもらえたのだ。だから、そのタラントを彼から取り上げて、それを十タラント持っている者にやりなさい。』だれでも持っている者は、与えられて豊かになり、持たない者は、持っているものまでも取り上げられるのです。役に立たぬしもべは、外の暗やみに追い出しなさい。そこで泣いて歯ぎしりするのです。
神様は僕らに能力や時間やお金や人間関係を預けてくださっています。しかも、ちょうど良い量を与えてくださっています。神様は僕らを失敗させるために預けているのではなく、一人一人がそれを喜んで使い、増やすことができる前提で預けてくださっています。
自転車は乗るほどにうまくなります。楽器や歌も使うほどに上手くなり技術は増えます。
愛することも神様からの預かりものです。神様を愛し、人を愛することも、やればやるほど増えます。お金も時間も力も、神様と人を愛するためにささげるなら増えます。もっと多くのものが任され、神様と一緒に喜ぶことになります。
神様はちょうど良い量を預けてくださっています。完璧な神様は「おのおのその能力に応じて」預けてくださっているので、今与えられている量は僕らにとってベストです。神様から預かっているお金、能力、人間関係、時間を神様のために使いましょう。神様が喜んでくださり、僕らの喜びも増えます。神様は完璧な方です。
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