2023年1月26日木曜日

テトス3章

 世の中は自分の思い通りにはならないので、僕らは人を憎んだり妬んだりしがちです特に自分の上に権威をふるう人に対して不満や嫌悪や憎しみを持ちます。自分の方が正しいのに…と思うほどに気に入らなくなるのが上司や先生や政治家などの権威です。僕らはかつて「神」の存在も気に入りませんでした。神なんかに従うより自分の方が正しいと思うのが僕らの本性ですそんな反抗的な僕らを神様は愛し、憐れみ、選んでくださいました。僕らに神様を信じる新しい心を与えてくださり、聖霊(神様の霊)を与えてくださって人生を新しく再出発させてくださいました。


(3-5節)

私たちも以前は、愚かな者であり、不従順で、迷った者であり、いろいろな欲情と快楽の奴隷になり、悪意とねたみの中に生活し、憎まれ者であり、互いに憎み合う者でした。しかし、私たちの救い主なる神のいつくしみと人への愛とが現われたとき、神は、私たちが行なった義のわざによってではなく、ご自分のあわれみのゆえに、聖霊による、新生と更新との洗いをもって私たちを救ってくださいました。神は、この聖霊を、私たちの救い主なるイエス・キリストによって、私たちに豊かに注いでくださったのです


イエス様を信じた人は新しく生まれた人ですそれは聖霊が注がれた新しい人生です

神様は新しい赤ちゃんのような僕らを放置せず、新しい生き方を教えてくださいます。神様の教えは天から自動で聞こえてくるのではなく、教会(信じる人たちの交わり)を通して与えられます。教会のメンバーが互いに聖書のことばを教えあい、注意しあいなさい、と言います。神様は教会の人たちを用いて新しい生き方を教えてくださるし、教え合いなさい、とおっしゃいます。今まで不満だった権威者に対しても、反抗したり争うのでなく、礼儀正しくあるように、そして特別に祈るようにと教えます。


(1-2節)

あなたは彼らに注意を与えて、支配者たちと権威者たちに服従し、従順で、すべての良いわざを進んでする者とならせなさい。

また、だれをもそしらず、争わず、柔和で、すべての人に優しい態度を示す者とならせなさい。


神様の教えや守りは天から降ってくるのではなく、人間関係を通して与えられるので、特に上に立つ人のためには特別に祈るようにと聖書は何度も教えています。上の人が崩れるとその関係者みんなが困るからですそして、その人に従うようにと聖書は教えます。


(1テモテ2:1)

すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。


(ローマ13:1)

人はみな、上に立つ権威に従うべきです神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられたものです


(1ペテロ2:13

人の立てたすべての制度に、主のゆえに従いなさい。


新しい生き方は誰に対しても礼儀正しく親切にして良いことを行う生き方です。そう教えなさい、と聖書は勧めています。議論や派閥争いはムダなものです


(8-9節)

これは信頼できることばですから、私は、あなたがこれらのことについて、確信をもって話すように願っています。それは、神を信じている人々が、良いわざに励むことを心がけるようになるためですこれらのことは良いことであって、人々に有益なことですしかし、愚かな議論、系図、口論、律法についての論争などを避けなさい。それらは無益で、むだなものです


文句ばかり言っていた僕らは神様に選ばれ、神様の子どもとして新しく生まれました。

新しい生き方が始まっています。僕らは良いわざを励むように変えられます。反抗し、批判することが良いと思っていた昔の悪いクセを捨てて、今日も新しい自分にされて行きますように。「それは、神を信じている人々が、良いわざに励むことを心がけるようになるためですこれらのことは良いことであって、人々に有益なことです。」


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