2023年1月11日水曜日

ルカ8.40-56

 僕らは聖書の病気が癒されたとか、死人が復活した、という話を聞いて「奇跡」だと思います。でも、神の国では奇跡ではなく普通のことですイエス様がこの世界に降りてきてくださり、教えてくださったことは「神の国」です。神の国には死はなく、病気もありません。悪も死の一掃される神の世界が近づいたことを知らせるためにイエス様は来てくださいました。


イエス様が僕らに一番願っておられるのは「信じる」ことです僕らが考える常識を信じるのではなく、イエス様が教えてくださる神の国を「信じる」ことです信じる人を神様は喜び、信じることはその人を救います。

12年間出血が止まらない女性はイエス様にそっと触れました。理由は「この方の服にさわればきっと治る」と信じたからです。(マルコ5.28)イエス様もその人に「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。」と言ってくださいました。(48)


(43-48)

そこに、十二年の間、長血をわずらい、医者たちに財産すべてを費やしたのに、だれにも治してもらえなかった女の人がいた。

彼女はイエスのうしろから近づいて、その衣の房に触れた。すると、ただちに出血が止まった。(…中略…)イエスは言われた。「だれかがわたしにさわりました。わたし自身、自分から力が出て行くのを感じました。」

彼女は隠しきれないと知って、震えながら進み出て御前にひれ伏し、イエスにさわった理由と、ただちに癒やされた次第を、すべての民の前で話した。イエスは彼女に言われた。「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。」


この女性は12年間も苦しんできました。当時出血が止まらない女性は「汚れた人」と見なされていました。自分は汚れた女、と思い、また汚れが伝染しないように人々から隔離されてきた女性です病気と貧困と孤独の人生でした。でも、彼女はイエス様は癒してくださるし、神の国では病は癒されるという信仰を持っていました。それは思い込みではなく、事実ですこの癒しは神の国を地上でも見せてくださるためのものでした。


イエス様が地上でしてくださったことは神の国の現れです

イエス様は先にヤイロという会堂の指導者の娘さんが死にかけているので助けてほしい、とお願いされていました。エス様が長血の女と向き合っている間に、ヤイロの娘さんが死亡しました。僕らから見たら、「急いでいる時に急に長血の病の女が割り込んできて、イエス様が対応している間に死んでしまった」となりますが、イエス様は時間に追われていないし、縛られていません。イエス様は時間を超えたお方ですイエス様にとっては死は終わりではありません。


(49-55)

イエスがまだ話しておられるとき、会堂司の家から人が来て言った。「お嬢さんは亡くなりました。もう、先生を煩わすことはありません。これを聞いて、イエスは答えられた。「恐れないで、ただ信じなさい。そうすれば、娘は救われます。」(…中略…)

人々はみな、少女のために泣き悲しんでいた。しかし、イエスは言われた。「泣かなくてよい。死んだのではなく、眠っているのです。」

人々は、少女が死んだことを知っていたので、イエスをあざ笑った。

しかし、イエスは少女の手を取って叫ばれた。「子よ、起きなさい。」

すると少女の霊が戻って、少女はただちに起き上がった。それでイエスは、その子に食べ物を与えるように命じられた。


神の国には死はなく、病気もありません。悪も死の一掃される神の世界が近づいたことを知らせるためにイエス様は来てくださいました。イエス様が僕らに一番願っておられるのは「信じる」ことです教会は2000年間「体のよみがえり」「永遠の命を信じます」と告白してきました。僕らも信じて告白しましょう。神の国は死も病もありません。イエス様は信じることを喜んでくださいます。「恐れないで、ただ信じなさい。そうすれば、娘は救われます。」と言ってくださいます。ハレルヤ!

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