2023年2月1日水曜日

1サムエル16章

 人はうわべを見ますが、神様は心を見る方です

サウル王は神様から退けられ、神様は新しい王様を預言者サムエルに任命させます。ですが、サムエルが「この人だ!」と思うのと神様が選んだ人は違いました。


(1節)

1主はサムエルに言われた。「(…中略…)さあ、わたしはあなたをベツレヘム人エッサイのところに遣わす。彼の息子たちの中に、わたしのために王を見出したから。」


(6-7節)

6彼らが来たとき、サムエルはエリアブを見て、「きっと、主の前にいるこの者が、主に油を注がれる者だ」と思った。7主はサムエルに言われた。「彼の容貌や背の高さを見てはならない。わたしは彼を退けている。人が見るようには見ないからだ。人はうわべを見るが、主は心を見る。」


エッサイの長男エリアブは背が高く容姿も良くて、預言者サムエルは「この者が主に油を注がれる者だ!」と思いました。ですが、神様は彼を選んでいませんでした。次の17章を読むと、長男エアリブは怒りっぽく、神様への信頼もなく、弟をバカにするような心だとわかります。神様は見ておられるのは「心」です次々とエッサイの息子たちが連れてこられましたが、神様が選んでおられる王はその中にはいませんでした。


(8-11節)

8エッサイはアビナダブを呼んで、サムエルの前に進ませた。サムエルは「この者も主は選んでおられない」と言った。9エッサイはシャンマを進ませたが、サムエルは「この者も主は選んでおられない」と言った。10エッサイは七人の息子をサムエルの前に進ませたが、サムエルはエッサイに言った。「主はこの者たちを選んでおられない。」11サムエルはエッサイに言った。「子どもたちはこれで全部ですか。」エッサイは言った。「まだ末の子が残っています。今、羊の番をしています。」


神様に選ばれたのは末っ子のダビデでした。彼は他の兄弟たちが預言者に呼ばている大事な日に、「あいつは関係ない」と思われて、羊の番のために野に追いやられ、軽く見られていた弟ですしかし、神様は「心」をご覧になっておられました。


(12-13節)

12エッサイは人を遣わして、彼を連れて来させた。彼は血色が良く、目が美しく、姿も立派だった。主は言われた。「さあ、彼に油を注げ。この者がその人だ。」


次の章を見ると、ダビデはいつも羊を守るためにライオンや熊と戦った良い羊飼いです。そして「これは主の力による」と思っている人です誰も見ていない地味な仕事の中でも、主と共に歩み、主に信頼して生きていたことがわかります。そして羊が助け出された時には神様に感謝していることがわかります。神様は彼の心を見ておられました。

僕らも周りの人たちから評価されず軽くあしらわれているかもしれません。でも、主は僕らの心を見ておられます。僕らはうわべばかりを意識しがちです。主が求めておられるのは「心」です


ダビデは神様に選ばれましたが、しばらくは公表されることはありませんでした。同時期に神様から退けられたサウル王が悪い霊に悩まされるようになりました。その時に王様のために琴を弾いて心を和らげるために召されたのがダビデでした。ダビデは次期の王様に選ばれていながら、最初は誰にも知られず、王様のための琴を弾き、道具を持つ従者でした。


(14-16節)

14さて、主の霊はサウルを離れ去り、主からの、わざわいの霊が彼をおびえさせた。15サウルの家来たちは彼に言った。「ご覧ください。わざわいをもたらす、神の霊が王をおびえさせています。16わが君。どうか御前におりますこの家来どもに命じて、上手に竪琴を弾く者を探させてください。わざわいをもたらす、神の霊が王に臨むとき、その者が竪琴を手にして弾くと、王は良くなられるでしょう。」

(23節)

23神の霊がサウルに臨むたびに、ダビデは竪琴を手に取って弾いた。するとサウルは元気を回復して、良くなり、わざわいの霊は彼を離れ去った。


ダビデの琴の演奏も「心」があったことがわかります。もちろん琴の演奏は上手だったようですが、それ以上に神様への感謝と賛美という心がありました。神様への感謝と賛美がある時に悪い霊は逃げ去ります。人はうわべの演奏を聞きますが、神様は心を聞く方です心は神様にさらけ出されています。


(ヘブル 4:13)

造られたもので、神の前で隠れおおせるものは何一つなく、神の目には、すべてが裸であり、さらけ出されています。私たちはこの神に対して弁明をするのです


僕らの生活が、人に評価されなくても、人に見られなくても、隠れたところで見ておられる神様の前で生きるものでありますように。心が神様を見上げていますように。感謝と賛美に満ちる者でありますように。


(詩篇 103:2) 

わがたましいよ。主をほめたたえよ。

主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。

0 件のコメント:

コメントを投稿