2023年2月15日水曜日

創世記19.12-22

 創世記19.12-22


イエス様は「あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。」とおっしゃいますが、(マタイ6.24)僕らはいつも両方を欲しがります。「自分の財産全部を捨てないでは、わたしの弟子になることはできません。」とも言われますが、(ルカ14.33)僕らはいつも両者の間で迷います。


罪と暴力と肉欲にまみれたソドムと言う町を神様は滅ぼされました。これは僕らへの警告です。この世の欲と神様と両方に仕えることはできません。その直前に、神様はそこに住んでいたロトにすぐに脱出するように言われます。ところが、ロトはその町に多くの家畜や財産を持っていたし、それぞれ家庭を持っている娘たちもいました。ロトは婿たちにこの町が滅ぼされることを伝えますが、彼らは冗談だと思って信じません。



(12-14)

12,その人たちはロトに言った。「ほかにだれか、ここに身内の者がいますか。あなたの婿や、あなたの息子、娘、またこの町にいる身内の者をみな、この場所から連れ出しなさい。

13,私たちは、この場所を滅ぼそうとしています。彼らの叫びが主の前に大きいので、主はこの町を滅ぼそうと、私たちを遣わされたのです。」

14,そこで、ロトは出て行き、娘たちを妻にしていた婿たちに告げた。「立って、この場所から出て行きなさい。主がこの町を滅ぼそうとしておられるから。」しかし、彼の婿たちには、それは悪い冗談のように思われた。



ロト自身も脱出するのをためらいます。多くの家畜も家も娘たちも置いて出発する決心はできませんでした。ためらうロトと妻、そして未婚の2人の娘に対して、神様は手を掴んで強制的に脱出させます。「これは、彼に対する主のあわれみによること」です。(16)



(15-17)

15,夜が明けるころ、御使いたちはロトをせき立てて言った。「さあ立って、あなたの妻と、ここにいる二人の娘を連れて行きなさい。そうでないと、あなたはこの町の咎のために滅ぼし尽くされてしまいます。」

16,彼はためらっていた。するとその人たちは、彼の手と彼の妻の手と、二人の娘の手をつかんだ。これは、彼に対する主のあわれみによることである。その人たちは彼を連れ出し、町の外で一息つかせた。

17,彼らを外に連れ出したとき、その一人が言った。「いのちがけで逃げなさい。うしろを振り返ってはいけない。この低地のどこにも立ち止まってはならない。山に逃げなさい。そうでないと滅ぼされてしまうから。」



いつまでも二心でグズグズしているのは僕らの姿そのものです。でも、イエス様はそんな僕らを見放さず、見捨てず、手をつかんで滅びから救い出してくださいました。これは「あわれみ」です。僕らの決心とか、頑張りとか、そのようなものではありません。この後神さまはロトに「いのちがけで逃げなさい」とおっしゃいます。戻ることはできません。もし戻るなら滅ぼされます。同じことが今後も起こります。イエス様は言われました。



(ルカ17:29-31)

ロトがソドムから出て行くと、その日に、火と硫黄が天から降って、すべての人を滅ぼしてしまいました。人の子の現われる日にも、全くそのとおりです。その日には、屋上にいる者は家に家財があっても、取り出しに降りてはいけません。同じように、畑にいる者も家に帰ってはいけません。



今日も身軽にしていましょう。イエス様に言われたことは従いましょう。ここまで手をつかまれて導かれて来たのは「あわれみ」です。「世と世の欲は滅び去ります。しかし、神のみこころを行なう者は、いつまでもながらえます。」(1ヨハネ2:17僕らは救われただけでなく、神様から栄冠をいただくことになっています。(ピリピ3.14)だから振りかえらず、神様に感謝しながら、将来の希望を見上げながら忍耐しましょう。今までも、これからも憐れみは尽きることがありません!

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