２コリント８章

 イエス様は全ての富と権力と栄光と賛美を持っている方だし、それを受けるにふさわしい王様であり、神様です。でも、そのイエス様が全部を捨てて、富を捨て、権力を捨て、栄光を捨て、賛美されることを捨て、僕らのために命を捨て、与え尽くして愛してくださいました。

（1ヨハネ 3:16）

キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。それによって私たちに愛がわかったのです。

クリスチャンとは、全てを捨てて愛してくださったイエス様を知って感謝する人です。そして、イエス様を信じて繋がった僕らは、少しでもそのイエス様の姿に習うことに喜びと感じるようになります。

パウロはその実例を書いています。テサロニケやピリピの町にいたクリスチャンたちは、自分たちも貧しいけども、困っているエルサレムの教会の仲間たちを支えるためにお金を送ることに喜びを感じていました。

1 さて、兄弟たち。私たちは、マケドニヤの諸教会（ピリピやテサロニケの町の教会）に与えられた神の恵みを、あなたがたに知らせようと思います。

2 苦しみゆえの激しい試練の中にあっても、彼らの満ちあふれる喜びは、その極度の貧しさにもかかわらず、あふれ出て、その惜しみなく施す富となったのです。

3 私はあかしします。彼らは自ら進んで、力に応じ、いや力以上にささげ、

4 聖徒たちをささえる交わりの恵みにあずかりたいと、熱心に私たちに願ったのです。

彼らが貧しくても献金したのは、お金をささげたのではなくて、自分の人生を神様にささげたからでした。彼らは自分たちも貧しく、苦しみを受けていました。でも、それはイエス様がそのようにして愛してくださったことを思い出し、イエス様につながり、イエス様に似たものとされることの喜びです。

5 そして、私たちの期待以上に、神のみこころに従って、まず自分自身を主にささげ、また、私たちにもゆだねてくれました。

9 あなたがたは、私たちの主イエス・キリストの恵みを知っています。すなわち、主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられました。それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるためです。

そのようにしてください、と聖書はすすめます。愛することはイエス様のために、そして相手のために自分を失うことです。そしてもし、何かを与えても、それを失うことはありません。

11 ですから、今、それをし遂げなさい。喜んでしようと思ったのですから、持っている物で、それをし遂げることができるはずです。

（ルカ 9:24）

自分のいのちを救おうと思う者は、それを失い、わたしのために自分のいのちを失う者は、それを救うのです。

（マルコ 10:29-30）

イエスは言われた。「まことに、あなたがたに告げます。わたしのために、また福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子、畑を捨てた者で、その百倍を受けない者はありません。今のこの時代には、家、兄弟、姉妹、母、子、畑を迫害の中で受け、後の世では永遠のいのちを受けます。

僕らが預かってる時間もお金も力もことばも知識も神様と隣人を愛するためのものです。神様は僕らが預かっているわずかなものを使って人々を愛し助け養おうとしてくださっています。

12 もし熱意があるならば、持たない物によってではなく、持っている程度に応じて、それは受納されるのです。

13 私はこのことによって、他の人々には楽をさせ、あなたがたには苦労をさせようとしているのではなく、平等を図っているのです。

14 今あなたがたの余裕が彼らの欠乏を補うなら、彼らの余裕もまた、あなたがたの欠乏を補うことになるのです。こうして、平等になるのです。

15 「多く集めた者も余るところがなく、少し集めた者も足りないところがなかった。」と書いてあるとおりです。

僕らのものは神様のものです。神様は僕らのものを使って人々を愛し養ってくださいます。僕らの持ち物は必要以上に貯金できたり余ったりすることはありません。神様がちょうどよく用いてくださるからです。そしてまた、僕らは足りないことがありません。神様が与えてくださるからです。

ささげることは喜びです。イエス様とつながり、イエス様のお仕事に参加できることは喜びです。僕らのものは全部イエス様のものです。貧しくされても大丈夫です。倒れそうでも倒れません。主は貧しさの中でも喜びと確信を与え続けてくださいます。ハレルヤ！