2023年3月1日水曜日

創世記39章

創世記39章
僕らの人生には誰かに嫌われたり何かを奪われたりすることがあります。でも、神様との関係は誰にも奪われることはありません。ヨセフは兄弟に憎まれて奴隷にされてエジプトに売られましたが、神様が一緒にいてくださいました。
ヨセフは自分が神様から与えられた将来の姿を信じていました。彼は夢の中で兄弟たちが自分を拝む日が来ることを知らされています。それを確信している彼はどんな状況でも希望をもって行動することができました。僕らも同じです。僕らの状況が悪くても、一緒にいてくださる神様は僕らに良いものを与え祝福しようとしてくださる神様です。
2 主がヨセフとともにおられたので、彼は幸運な人となり、そのエジプト人の主人の家にいた。
3 彼の主人は、主が彼とともにおられ、主が彼のすることすべてを成功させてくださるのを見た。
4 それでヨセフは主人にことのほか愛され、主人は彼を側近の者とし、その家を管理させ、彼の全財産をヨセフの手にゆだねた。
5 主人が彼に、その家と全財産とを管理させた時から、主はヨセフのゆえに、このエジプト人の家を、祝福された。それで主の祝福が、家や野にある、全財産の上にあった。
6 彼はヨセフの手に全財産をゆだね、自分の食べる食物以外には、何も気を使わなかった。
ヨセフが売られ奴隷にされた家は「パロの廷臣で侍従長」の家です。つまり、王様の従者たちの中で一番偉い人です。でもヨセフの目標はそのご主人に気に入られることではありません。神様に誠実に仕えることです。その結果、神様はヨセフを喜び祝福してくださいます。ヨセフへの祝福は主人の家全体に広がりました。
神様を信頼し神様を第一とする人は祝福されます。どんなに状況が悪くなっても、たとえ兄弟から妬まれて捨てられることがあっても神様はその人と共にいてくださいます。
そんなヨセフに主人の奥さんは誘惑します。何度も何度も「私と寝ておくれ」と誘惑してきます。でも、ヨセフは丁寧に断り続けます。理由はご主人を裏切ることはできないこと、そして神様を裏切ることはできないからです。
6 ヨセフは体格も良く、美男子であった。
7 これらのことの後、主人の妻はヨセフに目をつけて、「私と寝ておくれ。」と言った。
8 しかし、彼は拒んで主人の妻に言った。「ご覧ください。私の主人は、家の中のことは何でも私に任せ、気を使わず、全財産を私の手にゆだねられました。
9 (…中略…)どうして、そのような大きな悪事をして、私は神に罪を犯すことができましょうか。」
ヨセフは神様との関係を壊す女性に近づきませんでした。神様との関係はヨセフにとっては命そのものです。神様との関係を壊す人を警戒して遠ざけていました。ところがある日、断るヨセフに奥さんは無理やり迫ります。するとヨセフはとっさに外に逃げます。
10 それでも彼女は毎日、ヨセフに言い寄ったが、彼は、聞き入れず、彼女のそばに寝ることも、彼女といっしょにいることもしなかった。
11 ある日のこと、彼が仕事をしようとして家にはいると、家の中には、家の者どもがひとりもそこにいなかった。
12 それで彼女はヨセフの上着をつかんで、「私と寝ておくれ。」と言った。しかしヨセフはその上着を彼女の手に残し、逃げて外へ出た。
誘惑や悪から逃げ去ることは賢い選択です。どんなに高価なものであっても、どんなに大事な立場であってもそれが悪なら捨て、避け、逃げるべきです。イエス様もそのように言われました。
(新約聖書マタイ 5:29-30)
もし、右の目が、あなたをつまずかせるなら、えぐり出して、捨ててしまいなさい。からだの一部を失っても、からだ全体ゲヘナ(死後、永遠の苦しむところ)に投げ込まれるよりは、よいからです。
もし、右の手があなたをつまずかせるなら、切って、捨ててしまいなさい。からだの一部を失っても、からだ全体ゲヘナに落ちるよりは、よいからです。
逃げることは大事です。さらに安全な道は神様が与えてくださった自分の妻や自分の夫を誰よりも大切にすることです。ヨセフを誘惑する奥さんは夫のことを悪く言っていました。ヨセフが奥さんから逃げた時、この奥さんは家の従業員全員にご主人の悪口を言います。
14 彼女は、その家の者どもを呼び寄せ、彼らにこう言った。「ご覧。主人は私たちをもてあそぶためにヘブル人を私たちのところに連れ込んだのです。
大事にすべき夫や妻を優先しないときに、夫婦関係は壊れ、心は他の人に移っていきます。この奥さんはいつもご主人を悪者にして攻撃しています。
17 こうして彼女は主人に、このように告げて言った。「あなたが私たちのところに連れて来られたヘブル人の奴隷は、私にいたずらをしようとして私のところにはいって来ました。
この女性は夫が悪い、ヨセフが悪いと言い続けます。これが人間の罪の本性です。いつも悪いのは他人です。本来大事にすべき人を大事にしない時にすべてのことが狂っていきます。
一方、誘惑から逃げたヨセフは奥さんに恨まれ嫌われ、ありもしないことで犯人扱いされて投獄されます。それでもヨセフと神様との関係は強くなり、彼は神様に喜ばれ祝福されます。
20 ヨセフの主人は彼を捕え、王の囚人が監禁されている監獄に彼を入れた。こうして彼は監獄にいた。
21 しかし、主はヨセフとともにおられ、彼に恵みを施し、監獄の長の心にかなうようにされた。
22 それで監獄の長は、その監獄にいるすべての囚人をヨセフの手にゆだねた。ヨセフはそこでなされるすべてのことを管理するようになった。
23 監獄の長は、ヨセフの手に任せたことについては何も干渉しなかった。それは主が彼とともにおられ、彼が何をしても、主がそれを成功させてくださったからである。
僕らは弱いものです。だからこそ、神様との関係を何よりも優先する必要があります。そして、与えられた夫や妻との関係を誰よりも優先する必要があります。神様はヨセフを祝福してくださいました。どんなに悪い状況になっても、神様は彼を祝福し続けてくださいました。
僕らが判断に迷う時、答えは明快です。
どちらが神様と親しくなる道か、それで答えはわかります。
たとえ立場が悪くなっても、神様に喜ばれる方が正解であり祝福の道です。
神様との関係を第一としましょう。どんなに状況が悪くても祝福されます。神様こそ、僕らの祝福の源、命の源、すべての源です。ハレルヤ!

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