詩篇44篇
苦しくて悲しい時、「神様助けて!」と叫ぶのは大事なことです。ところが、助けがないように感じて「いつまでですか?!助けてくださらないのですか?!」と思う時もあります。そんな時にどう祈るか、詩篇は祈りのお手本です。
その順番は ①感謝 ②賛美 ③嘆き ④願い です。
まずは、①感謝です。神様がしてくださった愛と恵みの数々を思い出して、それをちゃんと口にして感謝することです。
(1節から3節)
1,神よ私たちはこの耳で聞きました。先祖たちが語ってくれました。あなたが彼らの時代昔になさったみわざを。
2,あなたは御手をもって異邦の民を追い払いそこに先祖たちを植えられました。もろもろの国民にわざわいを下しそこに先祖たちを送り込まれました。
3,自分の剣によって彼らは地を得たのではなく自分の腕が彼らを救ったのでもありません。ただあなたの右の手あなたの御腕あなたの御顔の光がそうしたのです。あなたが彼らを愛されたからです。
神様がしてくださった一つ一つを思い出してそれを告白しましょう。感謝することは僕らの力となり希望となります。
そして、②賛美です。これからも自分ではなく神様に頼り、神様によって敵に勝利することを宣言します。力は神様のもの、勝利と栄光は神様のものです。
(4節から8節)
4,神よあなたこそ私の王です。ヤコブの勝利を命じてください。
5,あなたによって私たちは敵を押し返し御名によって向かい立つ者どもを踏みつけます。
6,私の弓に私は頼りません。私の剣も私を救いません。
7,しかしあなたは私たちを敵から救い私たちを憎む者どもを辱められます。
8,神にあって私たちはいつも誇ります。あなたの御名をとこしえにほめたたえます。セラ
感謝と賛美があって、その次に③嘆きです。現状の悲しみを神様にありのままに報告します。まるで、神様によって苦しめられているかのように感じることを正直に告白します。ごまかさず、隠さず、心の全部を告白です。
(9節から16節)
9,それなのにあなたは私たちを退け卑しめられました。あなたはもはや私たちの軍勢とともに出陣なさいません。
10,あなたは私たちを敵から退かせ私たちを憎む者どもは思うままに略奪しました。
11,あなたは私たちを餌食となる羊のようにし国々の間に散らされました。
12,ご自分の民を安く売り渡しその代価で何の利益も得ませんでした。
13,あなたは私たちを隣人のそしりの的とし周りの者の嘲りとし笑いぐさとされます。
14,私たちを国々の間で物笑いの種としもろもろの民の間で笑いものとされるのです。
15,私の前には絶えず辱めがあり恥が私の顔をおおってしまいました。
16,それはそしる者とののしる者の声のゆえ敵と復讐する者のゆえでした。
まずは感謝と賛美、その次に自分の苦しみをそのまま言うことです。そして最後に④願いです。
(23節から26節)
23,起きてください。主よなぜ眠っておられるのですか。目を覚ましてください。いつまでも拒まないでください。
24,なぜ御顔を隠されるのですか。私たちの苦しみと虐げをお忘れになるのですか。
25,私たちのたましいはちりに伏し私たちの腹は地についています。
26,立ち上がって私たちをお助けください。御恵みのゆえに私たちを贖い出してください。
まずは神様がしてくださった恵みの数々を思い出して言い表しましょう。まずは感謝、まずは賛美です。そして、正直に嘆きましょう。そして願いましょう。祈りは聞かれます。僕らはイエス様の名前によって求めます。そして、求めたことは必ず与えられます。(マタイ7.7)
祈りは聖霊との共同作業です。祈りは神様との交わりです。祈りによって物事は動きます。祈りは神様のご計画が進むための大事なプロセスです。神様は祈りを待っておられるかのようです。今日も祈りましょう。感謝しましょう。正直に告白しましょう。願いましょう!ハレルヤ!
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