出エジプト13.11-16

 出エジプト13.11-16

子どもの頃、指導者の教えを聞いて「うわーこの人、口だけだ…」と思ったものです。神様のことを他の人に伝える1番の方法は態度です。人間のコミュニケーションのうち、言葉によるコミュニケーションは20パーセント以下で、80パーセント以上は相手の態度や表情やから受け取るそうです。神様を恐れ、感謝し、優先し、従い、ささげる態度は子どもたちに一番伝わります。お父さんが1番大事なものを神様にささげることは子どもたちへの最高の教育です。当時、家畜を大事に育て、待ちに待った最初の赤ちゃんを産んだ時、お父さんはそれを神様のためのささげて殺します。一番一番大事で、1番喜びであるはずものを神様のために殺してしまうことはどんなメッセージよりもインパクトがあります。

（11節から12節）

主が、あなたとあなたの父祖たちに誓われたとおりに、あなたをカナン人の地に導き、そこをあなたに与えられるとき、

最初に胎を開くものはみな、主のものとして献げなければならない。家畜から生まれ、あなたのものとなるすべての初子のうち、雄は主のものである。

なんと、最初に生まれた人間も神様にささげます。しかし、その子は殺さないで、代わりに動物を殺すことでその子が神様のものであることを表します。

（13節）

ただし、ろばの初子はみな、羊で贖わなければならない。もし贖わないなら、首を折らなければならない。また、あなたの子どもたちのうち、男子の初子はみな、贖わなければならない。

エジプトの全世帯の長子が神様の怒りで殺された日に、自分たちだけは裁かれることなく殺されることもなく救われました。これからも自分たちは神様に選ばれた大事な家族です。長男をささげることは、自分たち全てが神様のものであることのしるしです。卒業証書が読まれるのは最初の人だけで、次の人から「以下同文」と言われます。読まれなくても全員同じく卒業生です。同じように、ささげられたのは最初の息子だけでも、弟たちも妹たちもみんな同じくささげられた人です。

（14節から16節）

14,後になって、あなたの息子があなたに『これは、どういうことですか』と尋ねるときは、こう言いなさい。『主が力強い御手によって、私たちを奴隷の家、エジプトから導き出された。

15,ファラオが頑なになって、私たちを解放しなかったとき、主はエジプトの地の長子をみな、人の長子から家畜の初子に至るまで殺された。それゆえ私は、最初に胎を開く雄をみな、いけにえとして主に献げ、私の子どもたちの長子をみな贖うのだ。』

16,このことは手の上のしるしとなり、あなたの額の上の記章となる。それは主が力強い御手によって、私たちをエジプトから導き出されたからである。」

イエス様こそ僕らの「長子」です。イエス様が全てをささげ、いのちを献げてくださいました。イエス様は神様の愛する子であり、神様のものです。そして、僕らはイエス様につながる弟たち妹たちとしてイエス様に似てきます。ささげることは失うことではなく、イエス様と同じように全ての栄光が与えられます。「御子のかたちと同じ姿にあらかじめ定められたのです。それは、多くの兄弟たちの中で御子が長子となるためです。」（ローマ8.29）

イエス様が全てを捨てて神様に従った十字架の姿は僕らにとって最高の教育です。イエス様は全てを失ったように見えて全てを持っておられる権威者です。そして僕らもイエス様と同じように神様のものです。神様に全てを明け渡すことは僕らにあたられた祝福をますます明確にしてくれます。

家計の中で神様への献金を最優先することは、すべてのお金が神様のものだと表しています。一番集中力のある良い時間を神様にささげる事は全ての時間が神様のものだと表しています。これが次の世代に伝わるメッセージです。自分にとっても、次の世代にとって「このことは手の上のしるしとなり、あなたの額の上の記章となる。」（16）とあります。今日もまず自分をささげましょう。すべては神様のものです。僕らは主のものです。所有物も、お金も、体も全部神様のものです。それは失うことではなく、ますます豊かに与えられ祝福されることです。神様にささげることは、僕らが思う以上に素晴らしい未来を表すことです。今日も全部神様のものです。ハレルヤ！